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【自主ゼミ】産学官共創学習ゼミ第二回実施 2023/10/9

 産学官共創学習ゼミの第二回を10/9に実施しました!
 デリゼミは、「社会課題解決に資する人材・リーダーの育成」を理念に、多種多様な職業で生かすことができる課題解決能力を学び、実践するゼミです。10/4に初回ガイダンスに関する記事がnoteにあがっていますので、どんなゼミか詳しく知りたい方は是非ご覧ください!

 さて、今回のゼミの講師は初回に引き続き井野孝紀さんでした。テーマは、「将来どんな社会課題を取り組むテーマにすればいいのか、問いの見つけ方、アイディアの発想の仕方」でした。
 まず、井野さんは「突き抜けるまで問い続けろ」という本をもとに、「重要なことは、正しい答えを見つける事ではない、正しい問いを探すことである」というメッセージを伝えてくださいました。私たちはどうしても解決策が見つけやすい問いに拘泥しがちですが、社会にインパクトを与えるためには、自分が持つ問いに対して常に「それは世界を変える問いか?」と考え続けることが大切だという事です。
 またそのような問いが見つかったら、「なぜまだその問い(課題)が世の中に存在するのだろうか」と考えることで解決の糸口を探ることが出来るそうです。
 更に、「START UP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか」という本をもとに思いついたアイディアを客観的に評価する方法も教えて頂きました。例えば、「 自分がワクワクして、自分がやる理由がある」、 「誰の、何の課題を解決するかが明確である」を含め8つの基準点が紹介されました。私は今まで、自分が良いなと思うアイディアを思いついたら、そのことに満足してしまい、それを客観的に評価するという視点が欠けていたので、非常に勉強になりました。

 また、講義の後半では、ケーススタディに取り組みました。一つ目のケースは、「ジョイフルやコメリなどの競合がいるなか、郊外のカインズの売り上げを1.5倍にするには?」でした。恥ずかしながら、私は初めまったくわかりませんでした…。というのも、前回のケーススタディで学んだ、「使用者の像を具体化する」というステップを飛ばしてしまっていたからです。今回のケースは、「使用者の像を具体化する」を行う事で、競合はコメリやジョイフルだけではなく、実は消費者の意思決定の分岐は別のところにあるのではないかということに気が付ける仕組みになっていたのです!井野さんの解説を伺って「なるほど、そうだった!!」と霧が晴れるような気持ちがしました。
 二つ目のケースは「駅チカの1000円カットを行うQBハウスの利益を上げるには?」でした。今度は具体像を描くぞと思って一生懸命考えました。すると連想法的に自分が最初は思いもしなかったようなアイディアが浮かんできて、最初のカインズのケースより具体的な解決策を思いつくことが出来ました!そのうえで井野さんの解説を伺ったのですが、今回のケーススタディのポイントは、「ターゲットとする対象の優先順位を考える」というものでした。これは、自分がケースについて考えているときには欠けていた視点だったので、なるほどと非常に納得しました。

 今回のゼミで手に入れた教えは、「問いを考える姿勢」「アイディアを評価する視点」「消費者の意思決定の分岐は何処かを考える」「ターゲットの優先順位をつける」でした。このゼミでは、毎回新しいことを学ぶことが出来るうえ、ゼミの中で実際にそれを使える場面が用意されているので、自分が一歩ずつ成長していける感覚があり、非常に楽しいです。是非みなさんもこのゼミに参加して、一緒に楽しく学びましょう!


運営メンバーはみんなで集まって受けました。みんな思い思いの場所で受けています。ソファーもクッションもふわふわで居心地がよかったです。


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