20時間でTOEICスコア100上げるために意識した7つのコト

こんにちは、ゆーたろーです。早速の自慢で恐縮ですが、先日受験したTOEICで985点を取得しました(L495/R490)。

「海外駐在してたからスコア取れたんだろう」と思われる方が大半ですよね。確かに海外赴任で英語力が向上したのは紛れもない事実です。ただ、受験2週間前の公式模試問題集でのスコアは740-890でした。TOEIC受験の目的は『錯覚資産であるTOEIC900』を獲得することです (TOEIC900を取得する重要性についてはイシコさんの記事をどうぞ)

問題は決して難しく無い。では、何が足りていないのか?一言で纏めれば「TOEIC用の英語に自分をチューニングする」です。

「TOEICで評価される英語力」と「海外生活や仕事で用いる英語力」にはかなりの乖離があります。TOEICで点数を取るためには、1.英語の基礎力を上げる2.TOEIC用の英語に自分をチューニングする、の2ステップが必要です。普段から英語に全く触れていない人は「1.英語の基礎力」が根本的に足りないのでまずは英語に触れる時間を確保することからです。この点については後日別noteに纏めます。

本noteで焦点をあてるのは「2.TOEIC用の英語に自分をチューニングする」方法です。普段から英語に触れている、仕事でも英語を使っている、けれどもスコア900が超えない方に向けて、自分が実際に行った対策 (不要だった事も含め) 纏めます。TOEIC900を目指す方を対象に書きますが、おそらく現時点で600〜700程度ある人ならこの内容を意識するだけでスコアアップが期待出来るはずです。

が、繰り返しますが、私がやったのは「TOEIC用の英語に自分をチューニングする」で、そのために実際に自分が行ったことを纏めただけです。自分にあった方法を探すのがベストかもしれませんが、参考にしたい方は続きをどうぞ。

1. TOEICの英語のスピードと問題の特徴を把握する (L)

まずはリスニングです。リスニングで最も重要なことは『45分間 最初から最後まで集中力を維持すること』です。リスニングをトレーニングする際には、下記3つのどの力を伸ばすかを考えて意識的に行う必要があります。リスニングで問題を解くためには、 
a. 英語が聞き取れること
b. 聞いた内容が理解出来ること (情景が思い浮かぶこと)
c. その内容に続く内容・返答が予測出来ること 
の3点が重要となります。aとcは公式模試問題集を1.2倍速再生することで鍛えられます。同じ文章を何度も聞くことでこれらはグングン上達します。ただし、同じ文章ばかりを繰り返すとbが伸びません。bのためにも、新しい問題集を解いてください。私は公式模試問題集以外にこれらを使いました。

2. 1.2倍速で練習するけど、時々は1.0倍速でも聞く (L)

1.2倍速再生の重要性を解きましたが、たまには1.0倍速に戻すことも重要です。というのも、1.2倍速再生に慣れすぎると本番の音声が非常に遅く感じます。120km/h の速球に目が慣れたところに100km/h のスローボールが来て空振り、なんて事にならないように、定期的に1.0倍速の速さも確認することをオススメします。

3. 気合を入れるタイミング (L, Part1とPart2)

Part1とPart2では最初の2語が全てと言っても過言では無いです。もちろんその他の情報も大切ですが、それらは何となく聞こえていれば良いのに対して、最初の2語を聞き逃すとほぼ確実に回答出来ません。そのため、その2語を聞き取るために全意識を集中させる必要があります。Part1は「No.1, look at the picture marked number 1 in your your test book. a)...」で最初の選択肢が始まるのに対して、Part2は「No.7」の後にいきなり質問文が始まります。後述しますが、タイミングを意識して集中力を高めそれ以外の箇所はしっかり休みましょう。

4. Part3以降で息切れしないためには?(L)

Part別に問題を解けば特に難しくないのに、Part1から通すと難しく感じませんか?(特にPart3以降) これは英語の持久力が足りていない証拠です。普段日本語で生活する私達にとって、45分間連続して英語を聞き続けることは非常にシンドいはずです。

では、どうするのか??その対策は、Part2でしっかり休憩することです。
Part2のcの選択肢が聞こえた瞬間から次の問題の番号「No. @」が聞こえるまでは頭を完全に休ませます。例えば疑問文の場合、最初の2単語を聞き取る事が出来れば回答は非常に簡単で、a or b を聞いた時点でどれが答えか分かります ( a or b が答えで無ければ c が答えなので)。一応確認のためcの冒頭は聞きますが、一瞬で確認は終えて頭を休ませます。

絶対にやってはいけないのが、c の冒頭を聞いた時点で答えが分からなのに選択肢で悩むことです。それ以上考えても結果は変わりません。次以降の問題に備えましょう。

5. TOEICの文章レベルと問題レベルを把握する (R)

続いてリーディングです。当然過ぎることですが、TOEICの文章レベルと問題レベルを把握することが重要です。

Part5は一部難しい問題があるものの大半は、動詞の変化、前置詞、名詞 or 形容詞を選択するなどで、それほど難しい問題ではありません

Part6とPart7では「難しい文章を理解する」では無く「簡単な文章」を早く読むことが求められます。ここで言う簡単とは「展開が想像しやすい」という事です。「注文したけど一部不備があった」「新しいホテルが建設される事に関する苦情」などです。「展開が想像しやすい」ということは「細部まで読まなくても全文を完全把握出来る」とも言えます。多少つまづく単語があろうともスピーディーに読了して全体把握する事が重要です。

戦略としては、Part5の難問は捨てる、Part6, Part7を完全に読了して把握することで満点を目指す。そのためには、文章を読む速度を上げる必要があります。

6. テキストの選定 (R)

BBC News や Japan times などのニュース系は単語レベルが難しい上に内容把握にも少し時間がかかるため不適です (日本語でも新聞の内容を読むのは少し時間がかかりますよね?)  

私が公式問題集以外に使用したのはDMM英会話のDaily News Article (https://eikaiwa.dmm.com/app/daily-news) です。これぐらいの文章をスラスラ読めれば制限時間内に全ての文章を読めると思います

逆に使う必要の無かったと思う問題集はこちらです (リスニングでは少し参考になりましたが)。

高得点を目指す受験者用の問題集ですが、本番に比較して明らかに難しいです。本番では難問1-2問は捨てれば良いので、難問の僅かな取りこぼしを拾う前に、もう少し簡単な問題で読む速度を上げるトレーニングを行い、確実に満点を取れる方が重要だと思います。

7. Part7のダブル・トリプルの文章は読みやすい字体・形式のものから(R) 

ダブルパッセージやトリプルパッセージは総合すると文章量が多いですが、Part7で満点を取るためには全ての文章を読みます。しかし、無駄なく情報を収集するために1度読んだ内容をきちんと記憶に留める必要があります (2回目を読む時間は無いです)。そのためには、「どんな内容の文章か」を一刻も早く把握し状況を想像することが重要となります。より速やかに全体像を把握する方法として、(1つ目から読むのではなくて) 最も読みやすい自体・形式のパッセージから取り掛かり、まずは1つ全て読むのがオススメです。例えばメールの文章は、自体もきれいな上に形式的な文体となるので要点を捉えやすく、1つ読み終える事で全体の内容を理解できます (例えば、メールの差出人は飛行機に乗ったが荷物が間違って別の場所に行ってしまった等)。逆に広告は最も読みにくいので最後に読みます(広告はどの情報が設問に関わるか分かりづらい上に記憶に残りづらい)。

以上、私がTOEIC900を超えるために意識したことを纏めましたが如何でしたでしょうか?当たり前の事ばかりだったと思いますが、TOEICはこの当たり前をきちんとこなせるかどうかが最大のポイントです。その意識付けのためにこのnoteは有料としています。

このnoteが皆様のスコアアップに繋がれば幸いです。

ゆーたろー

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