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スマブラサークルの作り方(日本一大きいスマブラサークルの創設から継続)

はじめまして。うたぬと申します。
2021年度が始まりましたね。コロナで大学生の在り方も大きく変わっている中、多くの方から「スマブラサークルを作りたい」「スマブラサークルで人を集めたい」とのお話をいただきます。質問に答えてる中で私の中のスマサー運営像がだんだんと掴めて来たため、今回は文字にしてまとめたいと思います。

はじめに、私が誰なのかをお話しさせていただきます。
立教大学伍年、立教eSports同好会設立元会長、スマサー連合代表、厚スマ代表のうたぬです。
簡単にいうとスマブラサークル関連のイベントを開いている大学生です。
そして立教eSports同好会という、現在日本で一番大きい(であろう)、eSportsサークルを設立し運営した大学生でもあります。

私が開いてきたイベントについても自分語りしたいのですが、
今回は立教eSports同好会が設立され現在に至るまで私が行ってきたこと、その中でも特にサークルの維持、拡大につながったと実感できたことを紹介していきます。サークルを作りたい方、大きくしたい方に少しでも参考になれば幸いです。

まずは簡単に立教eSports同好会の生い立ちを説明します。立教eSports同好会(たてすま)の設立は2017年5月です。
はい。スマブラSPの発売は決まっておりません。スマブラforの後期も後期、大会の頻度が減りはじめスマブラサークルはもちろん、スマ界隈も落ち目を迎えている、そんな時期でした。

そんな時期にサークルを作った私は1年生でした。
はい。入学して1ヶ月です。
周りはサークル選びの話題が常に上がり、複数選んだうちのどのサークルをメインで活動していこうかなぁなんて話が聞こえてくるそんな時期です。

立教eSports同好会創始のメンバーは5月末時点で合計1人でした。
はい、私一人です。
サークル作ったろぜwと手伝ってくれた人たちはみんな他のサークルの居心地がよく、ゴールデンウィーク明けには僕が学内でトレモをするだけのサークルになっていました。

そうです。今の名門立教eSports同好会も、正真正銘、一人で、何もないところから、入学してすぐ、界隈の逆風の中、設立されたのです。

サークルを作りたいけど人がいないという話をよく聞きますが、これからです。本当にこれからです。また、今うまく運営できててもいずれ代表方が苦労する時期が必ずきます。スマブラというコンテンツに依存する我々の宿命です。そんな時に指を咥えてなくなるのを待つのではなくとにかく行動してみてほしいというのが一つ目の教訓です。

さて、本題のスマサーの作り方に入りましょう。纏めるとこんな感じです。

1.定期的な活動をしよう
2.スマブラ以外の活動をしよう
3.書類を作ろう
4.他大と関わろう
5.Twitterを動かそう
6.サークルの指針を立てよう
7.新歓をしよう
8.連合に加盟しよう(宣伝)

1.定期的な活動をしよう。

単純に見えて一番難しく、そして一番重要です。ここでいう「定期的」とは曜日を固定することです。
不定期に活動を行う団体は運営側のモチベーションによって団体のあり方が左右されます。
一方、定期活動の団体は個人に依存することなく活動が行われます。「誰かがスマモチベ無くなった」「主要メンバーが卒業してしまった」で無くなるサークルの多くが不定期に活動を行なっている団体です。

また、後述する帰属意識についても大きな影響を与えます。「カレンダーを見ながら予定を組む時にスマサーのことを考慮する」それが団体に所属する意識であると私は思います。新入生も予定の目処が立てれて参加しやすいですね。

2.スマブラ以外の活動をしよう

意味わからんと思った方が多いと思います。ただ、大学スマサーはスマブラだけでは継続することはできません。

スマブラサークルに入ることで得られるものはなんでしょうか。スマブラが上手くなることでしょうか。実は違います。断言できますがスマブラサークルに参加するだけでスマブラは上手くなりません。もちろんスマブラの上達度に影響を与えないとは言いませんが、スマサーの活動を超えてオフ大会なり対戦会に自主的に参加しなければスマブラは上手くならないのです。
そして、モチベの高い人が多く集まる宅オフや対戦会と比べてしまうとスマサーは圧倒的に質が低いです。

では劣化版対戦会にならないためにどうすればいいのか。
そこにスマサーに人が集まる最大の強みがあります。


ずばり先述した帰属意識です。
ある方は共同体感覚とも言っていました。同じ大学の学友と同じ時間を過ごすこと、キャンパス内に同じ趣味を持つ人間がいること、言い換えるとたくさんありますがつまるところ

「俺らのサークル」という意識です。

一緒に履修して授業を受けたり、3年生が1年生にご飯を奢ったり、学内であったときに挨拶したり、とにかくスマブラを超えた中に存在するのがこの帰属する意識です。

そしてその意識の拡大はスマブラ以外で培われます。例えば立教eSports同好会は年間に「新歓BBQ」「前・後期納会(お疲れ様会)」「忘年会」「カラオケ会」などあり、さらには「運動会」なんてものもあります。オタクが運動するなんて何事だという意見もありましたが、あまりにも好評だったため毎年の恒例イベントになりました。楽しいんです。みんな運動できないから。

(↑開始5分で疲れ死ぬオタクの図)

繰り返しになりますがスマサーはスマブラ以外で他のスマブラ界隈との差別化が行われます。そしてこの差別化に成功したときのサークルの雰囲気が何にも変え難いものになるのです。

3.書類を作ろう

これも大学生特有のものに起因します。つまり卒業です。限られた時間の中で我々はサークルを運営していかなければなりません。そして1年ごとに運営するメンバーは変わっていかなければならないのです。
おすすめはサークルでメールアドレスを作成し、Googleクラウドで書類を管理することです。立教は役員制を設け、役員会議で話し合ったあれこれをここに載せることで後輩らが同じ問題に直面したときにどんな会議があったのか確認を取れるようにしています。2017年から続く会議の資料は50以上も残っています。
サークルは引き継いで繋げて行くことに意味があると思っています。

4.他大と関わろう

私が立教eSports同好会を作り一番最初に声をかけてくれたのは早稲田スマサーの方でした。「当時は一緒にスマブラをしよう」みたいなノリでしたが実は多くのことを学ばせていただきました。そのサークルの活動の仕方や活動場所、サークルの雰囲気などまるで違っていて驚いたことを覚えています。

(↑早稲田スマサーと合同で合宿をしたとき。めちゃめちゃ盛り上がるこれ)


その次に声をかけてくれたのは上智のキシルさんです。まさか今でも一緒にイベントを企画したりする仲になるとは思いませんでしたがひょんなことから得られた交友はかけがえのないものであると最近になり強く実感します。

情報や交流を得られる他に、実はここで得られるのも帰属意識だったりします。他大と交流することで自分らのサークルが自分らのサークルであることを再認識します。ダラダラと身内ノリを続けているサークルは結局仲良い人が集まっているだけに過ぎません。外と積極的に関わることで、内側も団体として強固になると私は思っています。

5.Twitterを動かそう

ここからは人を集める話になります。Twitterは動かしまくってください。特に新歓期間は毎日投稿しましょう。
実際立教スマサーの新歓に来てくれたほとんどの人が「Twitterをみました」と言ってくれます。反応がなくてもめげずに動かすことでこのサークルは活発であると思ってもらえます。

6.サークルの指針を立てよう

スマブラの良いところでもあり難しいところでもあるのがガチ勢からカジュアルまで幅広く点在するところです。そんな中、サークルがどこに向かっているのかしっかりと言語化することはサークルの雰囲気を決める上で必要です。
また、言語化することで新歓期間などサークルに興味がある人に説明できることができます。
参考までに僕が立教eSports同好会で掲げた指針は「ガチ勢へのきっかけとなるサークル」でした。そしてこの指針はいくらでも変わっていいと思っています。その時のサークル員がどこを向いているのか、どの層で構成されているのかを理解した上で、その時その団体特有の指針を設け、共有しましょう。

7.新歓をしよう

新歓をしましょう。これはなにも4月に行われるものだけではありません。「サークルに新しい人が来て欲しい時期」というのを設けて、そして発信しましょう。

(↑2018年度新歓。初めての新歓は10回以上の会議をして準備しました)

例えば私が2年生の6月でスマブラサークルに入りたいとき、普段の活動に飛び込むのは相当な勇気がいります。しかし、サークル側から「今は新規会員を歓迎する期間です」と発信があれば「今なら同じような人もいるし歓迎されるならいこうかな」と少しハードルが下がります。

4月はもちろん9月も学期の替わり目でおすすめです。積極的に新歓期間を設けて、必ず発信しましょう。

7.連合に加盟しよう!!!(宣伝)

そんな私が去年度創設したスマサー連合です。
スマサーに入ることで得られるものがより増えればいいと思い大会や交流会、情報共有を行う場として創設しました。
特に今年度より実施予定のスマサーリーグでは、各スマサーが目標とし、そこに向かって練習して行く表舞台として機能すれば良いなと思っています。
是非ともご加盟ください!

https://universityssbu.wixsite.com/ssbu


以上が私が立教eSports同好会を設立し運営する際に行ったこと、その中でも効果があったと思えたことです。
といっても実はこれ以上のたくさんのことをして来ましたので本当はもっともっと多くの構成要素があって今の立教スマサーが出来上がっているのかもしれません。
ただ、今あげたものは間違いなくサークルを作ったときの根底の部分です。

最後に自分語りになりますが、私の根底は私がスマサーの先輩より言われた言葉です。

「卒業した10年後にまったく知らないやつらがサークル楽しんでたら良くね?」

そんな日を夢見て青春を捧げる大学生活は意外にいいものですよ。

なにか気になることや相談があれば気軽にDMしてください!また、皆様の「俺はこう思う」も是非聞かせてください。

うたぬ

立教eSports同好会
2017年5月設立
部員70名以上
プレスマサーリーグ2位
主なプレイヤー(卒業生も含む)T、じゃがいも
うたぬ
2017年度〜2019年度立教eSports同好会会長
厚木スマブラオフ会代表
スマブラサークル連合代表
スマサー大会合宿企画
スマサー交流会主催
プレスマサーリーグ主催
スマサー対抗戦主催
など

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