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Dream Diary XX

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むかし付けていた夢日記を元に、テキトーにでっち上げ加工をしたもの。
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#宇宙

マラソンコースの下見の夢《Dream Diary 01》

xxxx年4月24日(x)  私は自宅のある町から山を二つ三つ越えた隣りの町に来ていた。今から家路に就くところだ。帰り道は近々参加するマラソンのコースと同じなので、下見にちょうど良いと思いながら、両側に家の続く海岸沿いの道を歩いて行く。海上遠くで小さな島や岩礁が、ハクセキレイのような鳴き声を上げて泳ぎ回っている。誰かが私と一緒に歩いているが、それが誰なのかは分からない。男性なのか女性なのかも、顔がぼやけていてはっきりしない。前方左手に熟成醤油ラーメンの看板が見えてきた。あれ

同級生S君の夢《Dream Diary 32》

xxxx年/05/27(x)  大型の宇宙船の船内で、大勢の女性達が沢山のお菓子と一緒に無重力遊泳をしていた。プカプカ浮かぶスイーツの中を、フワフワと上下左右に進んだり、斜め方向にクルクル飛び回ったりして、彼女達は皆何かが始まるのを待っていた。私も無重力遊泳をしながら、小学校時代の同級生のS君を探していた。色とりどりのスイーツをかき分けて、私は数人の女性にS君を見掛けなかったか尋ねてみた。彼女らは皆エクスタシーに達した表情をしていたが、S君の名前を聞くと急に顔をしかめたり、

二人の母の夢《Dream Diary 21》

xxxx年05月14日(x)  母は五十代ぐらいだろうか。白っぽい視野の向こう側に、まだしっかりしていた頃の母が立っていた。こちら側にいる私と姉に微笑み掛けている。母は二人いた。一人は存在がはっきりしていて、もう一人は影が薄く、非存在という言葉が似合っていた。母は私と姉に向かって何か三文字の言葉を言ったのだが、何という言葉だったのか思い出せない。その言葉を二人の母のどちらが言ったのだろう。二人が同時に言ったのだろうか。夢の世界に厳密な同時ということはあるのか? 現実世界です