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ガリガリ君リッチ             ――画像しりとりはじめました (#13)

(#12)ネコっ可愛がり→「がり」→ガリガリ君リッチ


〽ナポリタン 懐かし響き
 その甘い香りに みんなイチコロ
 ナポリタン 永遠のアイドル
 恋の炎を燃やして 炒めて
 キミに逢いたい 愛しのナポリタン♪
    (トリオ・ザ・シャキーン『愛しのナポリタン』より)

千昌夫「何がポタージュだい!」


……あ、いや、ポタージュじゃなくて、ナポリタンね
まぁ、コーンポタージュ味も確かにビミョーっちゃビミョーだったけど…



ガリガリ君

個人的には、今くらいの時期の冷凍庫には常時2~3本のストックがほしい夏の定番アイテムだ。

スタンダードなガリガリ君 (ソーダ味) は、ザックリ言えばかき氷をアイスキャンディーで包むという形のバータイプのアイスクリーム。
まさに「ガリガリ」という食感が心地よい。

そして、特筆すべきはそのお値段。
1981年当時50円で販売されていたガリガリ君は、消費税導入に伴う値上げを1991年に行い60円になったが、そこからはなんと

25年もの間その価格(60円)をキープした。

前回値上げの要因となった消費税が、さらに二度アップされたのにも関わらず、だ。

しかし、原材料価格や物流費の高騰からほぼ利益が出ないくらいのカツカツの状態を2年ほど迎えるに至り、2016年に「断腸の思いで」さらに10円値上げして70円に。

上記動画は、その値上げに踏み切った時のテレビCM。
画面中央で苦々しい表情を浮かべる社長をはじめ、居並ぶ社員一同黙したまま、バックに流れる高田渡の『値上げ』以外、セリフも音声も一切なっしんぐ。
最後に空撮俯瞰の全体像からの一同の謝罪の一礼。
そしてバックにぽつねんと浮かぶ

60→70

の数字(・_・)💦

まさに苦渋の決断という想いがこめられた渾身の1分間だ。

この一種異様とも思える低価格へのこだわりは、
ガリガリ君は「小学生が気軽に買える
というコンセプトに根ざしている。

素晴らしい、の一語に尽きるではないか。

「小学生が気軽に買える」くらいなので、ありがたいことに大の大人はさらに気軽に買いだめできるのだ♪( ̄∀ ̄)♪
👆なんて卑劣💢

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ガリガリ君のもう一つの特徴は、スタンダードなソーダ、コーラ、グレープフルーツという3つのフレーバーに加え、マンゴー、Wミカン、ゴールデンパイン等々、新たなフレーバーが続々誕生していくところ。
期間限定、季節限定等を含めると、その種類は50種類を優に超える(*1)

*1:その種類は50種類を優に超える:個人的には梨と白いサワーが特に大好き♪ これがコンビニの氷菓ボックスに並ぶのを確認するや、大人げない大人買いで我が家の冷凍庫をガリガリ君が占拠する。

この、シーズンごとに新フレーバーを出す戦略は、ガリガリ君の年間商材化を大きく後押しし、

・ちょっと豪華な具材を入れたガリガリ君リッチ(140円)や、
・小ぶりなガリガリ君が6本入ったBOXタイプの大人なガリガリ君(350円)

等、スタンダードなガリガリ君と差別化した展開も見せている。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

新しいフレーバーに挑戦し続けるという姿勢は、基本的には好評を博することが多いのだが、巷の評価的にも売り上げの数字的にも例外となっとしまったものがある。

それが、2014年に販売されたナポリタン味だ。

アイスキャンディーとナポリタン。

まあ、こうして並べてみたら
「そら、合わんやろ(笑)」
と言いたくなる取り合わせではある。
ただ、世の中には凡そありえないような組み合わせがもたらす奇跡のコラボレーションというものが確かに存在する。

氷菓の世界でのいちご大福なんて、その最たるものだ。

さらに、このナポリタンが世に出る2年前の2012年には、
ガリガリ君リッチコーンポタージュ味という味覚の異種格闘技がすでにマッチアップされている。
しかも、このコーンポタージュ味、味に関しては賛否両論ではあるものの、話題性の上ではネット上でバズりまくり、結果として製造が追いつかず2日で販売停止になるほど――

売れてしまったのだ( ゚Д゚)。


コーンポタージュでいけるならナポリタンもいけるっしょ!(o^-')b♪

開発段階でそんな安直かつ楽観的なムードになってたかどうかは定かではない。
が、とりあえず販売された結果は、当初見込んでいたほど売れることはなく、それどころか

約3億円という大きな損失

を出してしまった。

こんな憂き目にさえ…

ただ、私とて痩せても枯れても一応ガリガリ君フリークを自認する者としての矜持がある。
世間一般の風評とやらだけに迎合するだけで、実証を経ずしてその流れに乗っていいわけがないっ!
――というワケで、私もこのナポリタン味にトライしてみた(o^-')b♪

さて、その感想は……
正直、表現に困るフレーバーだ。

ナポリタンの風味の再現性は決して悪くないと思う。
ただ、その再現性の高さゆえのマイナス要素が大きい気がする。
何て言うか、冷めたパスタが美味しくないのにさらに冷やしてどないすんねん……
ついそうツッコみたくなってしまう部分が大^m^
(※個人の感想です)

これはさすがに別々で食すべき食材だったのではないかなぁ……(^^ゞ💦💦

とはいえ、未知の味という荒野を突き進む赤城乳業新フレーバー担当スタッフのフロンティアスピリッツに対しては、最大級の賛辞を贈りたい。

大丈夫、失敗は成功のマザーだと、あの東京読売巨人軍終身名誉監督も言うておられるではないか。

違う、おまへじゃない

そして、今年も待ってるよ、ガリガリ君の新しいフレーバーを♪\(^o^)/🎉

明日も、なるべく多くの人が、
新たなトライや発見にワクワクできるような一日を送れますよう


■ おまけ

今回の画像しりとり列車 (13両目) の前の車両です。タイトル「ネコっ可愛がり」と下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。


こんなダラダラと長ったらしい記事に最後まで目を通していただき、その忍耐強さと博愛の御心にひたすら感謝☆です ありがとうございます ご覧いただけただけで幸甚この上なっしんぐなので サポートは、私なんかではなくぜひぜひ他の優れたnoteクリエイターさんへプリーズ\(^o^)/♪