中絶について考えてみる
少し暗い話になるかもしれませんが
命と向き合う大切なことなので
わたしが今
感じた思いを書きとめておきます。
私が勤務する病院は
出産数も多いですが、外来で日帰りの中絶手術も行っています。
初期の中絶から中期の中絶まで
私は外来勤務で、妊娠中ですが、
最近はスタッフも少ないためか
中絶する患者さんの担当が多いです。
日帰り手術のフロアは
一人で担当するので、中絶や流産の方がいて
わたしでいいのかな、、
お腹を目立たないように素早く対応しなきゃとか
色々考えてしまっていました。
中絶に関しては一人一人
いろんな意見があると思います。
わたしは、
中絶に賛成とか反対とかは全くなくて
命を産む、産まないを選択する時
どれだけ真剣に命と向き合ったか
そこが大切なことだと思います。
以前胎内記憶の本を読んでいた時
必ず赤ちゃんに中絶する選択をするにしても
しっかり話をしてあげてくださいって
書いてあったのをみて
まだまだ小さな命のはじまりかもしれないけど、しっかり向き合って話をしてあげる
ひとつの命として
尊重してもらうことをしてもらったことが
赤ちゃんが空に帰っていく時、
とっても必要なことかなと感じました。
私は今、妊娠中で
患者さんに話しかけたりするのは
凄く勇気がいるし
色々な事情があって
中絶を選択した方に対して
話しをたりすることはほとんどありません。
だから必ず
入室される前
部屋に術衣とスリッパを準備する時は
手術が無事に終わりますように手を合わせます
入室案内する時は、
どうか赤ちゃんが
納得してくれますようにと願います
手術後には
必ず患者さんに
気持ちを込めて
「お疲れ様でした」
とだけ伝えます。
部屋を出られたあとは
必ず部屋の窓をあけて
赤ちゃんが気持ちよく
空へ帰っていけますように
空を見上げて願います。
中絶は女性にだけ
悲しみが残ることがほとんどだと思います。
悲しかった命の思い出を残す女性を
ひとりでも減らしたい!
私は、関わった患者さんに
少しでもなにか
感じて欲しいと思って
精一杯に関わらせてもらおうと思います。
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