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Levisの現状


お久しぶりのブログになります。

STAFFの「まつやん」です。


原点回帰でまたこの空間を大切にしていきたいと思い始めた最近の自分です。笑


大学生の方は夏休み前の課題提出のレポートシーズンという方もちらほら。私も今一度、童心に帰り『好き』を本気でレポートのようにお伝え出来たらと思っております。笑

是非、お付き合いください。


さて、早速ですが、世の中的には『盛夏』シーズン真っ只中で暑さのピークを迎えている頃かと思いますがアパレル業界はこんき衣替えのシーズンでもあります。

弊社の古着部門も先日から秋物提案が始まっており、ガラッと店頭が生まれ変わっております。


そんなアイテムたちの中から、今回ピックアップするのは古着の醍醐味ともいえる【Levis】デニムになります。その今期分が出揃いましたのでまずはご報告とともにブログを再開させてみました。



ザッとご紹介していきます。

当店では、【501】ストレート、【505】テーパード、【550】ワイドテーパード、【517】フレアなどをベースに基本的には、主に4つの型に絞って提案しております。



基本的には90年代のUSA製【501】がベースになっているのですが、【501】に関しては90年代でUSA製が廃止してしまうため、評価が必然的に高くなっております。

シルエットも、一番シンプルでクセのないストレートシルエットがゆえに人気のある型番といえるのではないでしょうか。

私自身、1番好きな型番です。


当店は商品をアメリカでの買値に応じてプライスを設定し、ご提案しております。【501】に関しては物によりますが、90sのUSA製だと平均して15000円前後でご提供させて頂いております。年々希少度が上がり続けているのが現状です。


そんな中、以前はUSA製にこだわりつつ、ご提案をしておりましたが、近年のUSA製の価格高騰により、そんな事を言っている間も無く球数も減り、今やサイズバランスを意識した仕入れ方に移行してきております。



さらに弊社は『IORI』というレディースの系列店舗を構えているため、ウエストサイズの小さい個体もご用意しております。Utahで買い物される小柄なお客様にも対応しております。

お客様の体型に合ったサイズをご提案させて頂きますので是非、ご興味があれば店頭スタッフまでお声がけください。




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さて、前置きはこれくらいにしてここからが本題です。笑


今回、私としては、【Levis】の現状をみなさんに知って頂きたく、ブログを書いております。


したがって、ここからは中々お目にかかることが出来ない【ヴィンテージデニム】をご紹介していきます。



60's Levis501 "bigE"denim pants. (W29,W28)




当店では、5年ぶりぐらいの入荷です。

ここ数年で、めっぽう球数が少なくなってきているのが70年代以前(bigE以前)のモデルになります。



それもそのはず、弊社は主にレギュラー古着(近年物)を基本ベースに古着を展開しておりますので、ここまでのレベルのヴィンテージになるともうほとんど入荷してこないと思って良いレベルになってしまいます。


ヴィンテージの物を1本買い付けるとするなら近年物を10本仕入れられるほどです。それもそのはず、501は既に古着の中でも確固たる地位を築いたモデルであり、Levisの中でも一番歴史のある物になります。

私からすると、今や知らない人はいないのではないかと思うくらいで、古着好きなら一度は通る道といっても過言ではありません。


そんな時代を生きたスペシャルな一本がこちらなわけです。





穿くと如実になるサイドの赤耳のアタリの出方、このディティールと特有の味はヴィンテージデニムならでは。

このデニムもまた、良いアタリが出ております。綺麗に出ているものは同じbigEでも5本に1本くらいだと思います。

せっかくのセルビッチデニムですからこの点、見た目重視の今の時代には大きく評価されるに値するポイントなのではないでしょうか。





次にヴィンテージの醍醐味という点に焦点を当てるとやはり「色落ち」になるかと思います。

色落ちが進行してデニム生地が退色のコントラストを作り、縦方向に線状になることを、一般的に『縦落ち』と呼びます。

今回ご紹介している501 bigE の縦落ち



縦落ちは、ヴィンテージデニムの特徴という認識が定着していると思いますが、赤耳モデル(70年代後半)以降の501のデニム生地は、縦落ちしないと言われております。比較してみると一目瞭然で、綺麗な縦落ちを楽しみたい方は、60年代のbigEモデルは間違いないとも言えます。

90sモデルは比較的まだらな色落ち感


そもそも古いモデルは、ただ年代が古いから価値があるというわけではございません。

具体的に紐解いていくと、古いモデルには近年物にはない染めの工程で全く違った染め方をしております。

1978年以前のヴィンテージデニムは天然インディゴを使い、染め上げられています。現代になるとだんだん硫化染料を取り入れるようになり、色落ちの仕方に違いが出るようになります。78年以降になると染め方が変わるわけなのですが、古いモデルと比較してみると色落ちの仕方は全く違ってきます。

上が90s USA製 , 下が60s bigE 



そんな501ですが、年代判別の時点でお悩みの方も多いかと思いますので、"bigE"の詳細をBASEに掲載しておきますので、是非参考にしてみてください。

1.紙パッチ



2.両面BigE赤タブ(不均等V)



3.赤耳



4.バックポケット裏シングルステッチ



5.ボタン裏刻印“2”

※トップボタン裏の刻印が2なので、66前期以前のBig E ということがこちらから判別できます。





6.トップボタン脇は平行ステッチ


7. 足長『R』1969年以前確定



めんどくさいと思う方もいると思いますが、色々あるわけなんです...笑




165cm 54kg 着用



実寸 : W29 , L28 (パッチサイズ表記は欠損)

ウエスト : 74cm
股上 : 33cm
股下 : 73cm
ワタリ幅 : 30cm
裾幅 : 20cm



¥80000+tax 



BASEオンラインストアには

8/11(木)12:00より販売開始致します。



ご不明点ございましたら、

執筆者のInstagramアカウントまでご連絡ください。


以上、まつやんでした。

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