遠野妖物語14

ヒトが畏れを抱くとき、その対象を神と崇め不安を祈りにすり替える。真に神でなかろうと関係ない。そのようなヒトを我は愛してやまぬ。五感を持ちながらもそのほとんどを眠らせたまま、ちまちまと生きる。そんな彼らと戯れるのも一興。その小さな部屋で愛していると囁いてやるのだ。

原文:柳田国男『遠野物語』十四 http://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/52504_49667.html

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