【Story-telling】UT-BASEとともに築き上げてきた私の“道しるべ”
はじめまして!UT-BASE 4代目の共同代表を務めています、田附 紗夕です。
現在UT-BASEでは、団体のマネジメント、そして広報(LINE・Instagram)、デザイン、ユーザー分析、会計などに幅広く携わっています。
今回の記事はこれまでのStory-tellingと異なり、1年の期間をあけた、2度にわたるインタビューを通して作成しています。1年生だった過去の自分と、2年生の今の自分の視点から振り返り、その時間軸の中で起こった変化に注目しました。
本稿では、
① UT-BASEに出会うまで:UT-BASEの一員になった経緯
② UT-BASEでの「挑戦・熱中・学び」:主な活動内容とそれに対する想い
③ UT-BASEと歩んだ道のり:加入〜2年生〜共同代表になって
④ 1年前の自分と今の自分:これまでを振り返って・今熱中していること
についてお話したいと思います。
UT-BASEに出会うまで
私は元々、経済経営分野のうちブランディングやマーケティングに興味がありました。そのため大学では、消費者の心理やニーズなどを把握する行動経済学を学問的・実践的に学びたいと考えています。(高校生の時からお話を聞いてみたかった、行動経済学を専門分野とされている阿部誠先生に、UT-BASE内の「研究室へ行こう」という企画で訪問できることになりました。とても楽しみにしています!)人間の(消費)行動のうち、数値やデータ以外の要素にも焦点を当て、消費行動を分析してみたいと考え、東大への入学を希望していました。
昨年4月、憧れの東大にとうとう入学した直後のことです。
起業にも関心を寄せていた私は、東大主催のアントレプレナーシップセミナーに参加しました。講演のあとUT-BASEの紹介があり、当時の共同代表が登壇してUT-BASEのmission・vision・value(MVV)や活動内容を説明してくださいました。「入学前から手続き情報やLINEでお世話になったサークルだ〜」と思いながらお二人のお話を聞いていると、「東大生として毎日を有意義に過ごすためにはどうすればいいか」、「大学での『挑戦・熱中・学び』をどう掴んでいくべきか」等…当時の自分に刺さる内容の数々に、終始頷いている自分がいました。腑に落ちた感覚があり、心が動かされたことを覚えています。
その時はまだ、UT-BASEの団体の理念を完全に理解できたわけではありませんでしたが、直感的に自分にあっていると感じました。
「こんな環境で、始まったばかりの大学生活を豊かにしていきたい。」そう思った私は、悩むことなく、講演会が終わるよりも前にメンバー加入フォームを送り、面談を経て、ついにUT-BASEの一員になりました。
いま振り返ると、自分の直感を信じて咄嗟に行動を起こしたこの瞬間こそが、大学生活の核が形成されていく始まりだったと思います。
UT-BASEでの「挑戦・熱中・学び」
セミナーで説明を受ける前までは、UT-BASEが実際入れる団体だとは思っていなかったですし、「LINEでお役立ち情報を配信してくれている学生団体」という程度での認識しかありませんでした。しかしUT-BASEに入ってすぐ、LINEアカウントやウェブサイトの裏側で、多様性あふれるメンバーたちが誠心誠意活動している姿を目の当たりにし、そのマルチな活躍ぶりに憧れの念を抱きました。バックグラウンドも興味分野も全く異なるメンバーそれぞれが、UT-BASEの組織の一員として同じゴールを掲げ、各々の担当部門で活躍している。これまで見たことのないような団結力と組織のあり方に圧倒されました。私にとって、キラキラしているメンバーとの関わりは、毎回刺激的で自分の学びのきっかけとなっています。ここから得られた充実感は、何よりも価値があるものだと考えています。
UT-BASEで担当している仕事は前述した興味分野にも繋がっており、私は「ユーザーに魅力をどう伝えるか」「ユーザーは何を求めているか」を考えることのできる、広報・デザイン部門に入りました。
1年次は、デザインを作ることで精一杯でしたが、今では作成に慣れてきて、デザインに持たせる意図や工夫すべき点まで意識できるようになってきたと思います。
さらに、1年生の途中からは、先輩に助けていただきながら「ユーザー分析」を始めました。4名の東大生に協力していただき、3ヶ月に1回の頻度でインタビューを繰り返し、各回での学びやUT-BASEとの関わりをお聞きしています。インタビュー後はニーズ把握を通し、UT-BASEの進化につなげるべく、課題解決・反映を進めています。
UT-BASE内外で人々がどのように動いているのか、さらにやるべきことはなんなのかを客観的に見られるようになったことが、ユーザー分析を通じて得られた一番の学びだと思います。今後さらに生かしていきたいことは、ユーザー分析の「見える化」です。単に目に見えるユーザーの動きのみならず、人の感じ方までも踏み込んで分析をしていきたいと思っています。学生目線を大切にしている団体として、学生一人一人の声に耳を傾けつつ、UT-BASEとして何をしていきたいかを常に考えながら、試行錯誤し実現に向けて全力を尽くしていきたいと思います。
新たな挑戦としては、先月から、UT-BASEの公式Instagramを開設しました。培ってきた広報・デザインのノウハウを生かしつつ、今まではあまり発信してこなかった”UT-BASEの顔”を発信していこうと考えています。このStory-tellingをはじめ、UT-BASEの多様なコンテンツをわかりやすく配信していきますので、楽しみにしていてください!
UT-BASEと歩んだ道のり
1年生の時は、教えてもらう立場で、学ぶことに精一杯だった気がします。先輩たちに憧れながら、持てる力を発揮する日々で、新しいことに一歩踏み出す楽しさを味わっていました。
2年生になってからは、仕事内容や毎週の全体ミーティングが習慣づいてきて、心に余裕が生まれました。その分、さらなる質の向上を目指しながら邁進しています。自分で考えて提案し実行できることも増え、UT-BASEの一員であるという気持ちが大きくなりました。
そして9月には、あっという間に代替わりの時期を迎え、私は共同代表となりました。
代表を務めようと決心するまでには、自分の中での多くの模索や葛藤がありました。UT-BASEの信頼や心地よさを残しながら、団体内外のニーズに合わせ、絶えずアップデートするために何かできないだろうかと考えている中で、「代表」という形でそれを体現できるとすれば、自分に務まるかは不安だが挑戦してみたいという思いが芽生えてきました。
また、尊敬できる仲間に囲まれた大好きな環境でなら、思い切ってチャレンジできる!そう感じました。
2年生みんなで議論を重ね、今期のMVVを策定し、総会で発表。代替わりを実感すると、ワクワクとソワソワが入り混じったような気持ちになりました。
「UT-BASEってどんな団体なの?」
こう問われる度に、どう表すべきか悩みます。
一言では表せないですが、東大生の「こんなこと知りたい!」「これ気になる!」のひとつのきっかけを提供する団体だと感じています。
価値中立的で抽象的なUT-BASEだから生み出せるもの、UT-BASEにしかできないことをどんどん発見しながら、メンバーと力を合わせて実現していきます。
1年前の自分と今の自分
大学生になって早2年。2年生の授業もなんと残りわずかです。
まさに光のように過ぎていく時間に焦りを感じながらも、日々の新しい学びや挑戦を楽しんでいます。
UT-BASEと共に歩んだこの2年は、授業や課題活動を含め、とても濃密なものになりました。
UT-BASE外では、2つのインターンに熱中し興味を追求しています。
1つはライフスタイル領域のスタートアップ企業での創業インターン、もう1つは教育系の企業でのSNSマーケティングです。
UT-BASEの活動の中で身につけたスキルや大学の授業で得た知識をアウトプットする場ともなっていて、とてもやり甲斐を感じています。
今振り返ると、UT-BASEに入る前までは、他の人に頼らず一人で何かを決めて進めていくことが多かったように思います。しかし、UT-BASEでさまざまな人との関わりを持ち、より複雑で大きな課題を解決していくにあたって、他人との協力や教え合いを通じてこそ得られる価値や学びに改めて気づきました。
UT-BASEに入っていなかったとしたら、今何をしていたのだろう・・
それを想像できないくらい、UT-BASEは今の自分の土台になっていると感じます。
“今ここ”でしか得られない貴重な機会・環境・仲間・時間を大切に、何事にも全力で楽しみながらチャレンジしていく精神を忘れず、かけがえのない大学生活を過ごしていきたいです。