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"I have a crush on UT-BASE" 岡本琳南がUT-BASEに惚れた理由。

<出逢い>

「てことで、UT-BASE入らない?」
クシャッとした笑顔が印象的な(代表)とあどけなフェイスの(自称ビジュアル担当)に見つめられ、私は「はい」と答えた。

当時はベクトルが違いすぎる10人のメンバーを抱えた他の団体の運営に忙殺され、大好きなチェロを弾いていたオーケストラサークルを辞めるくらいには、時間的・精神的ゆとりもなかった。
それでも二つ返事をした私は、既にこの団体に心奪われていたんだと思う。


岡本琳南、19歳。
海と山に囲まれた神奈川県横須賀市に生まれ、カニさんやカエルさんと遊んですくすく育った。
UT-BASEでは、理念の共有、LINEでの発信、新しく提携するイベントや団体の提案、企業との渉外、一緒に活動したいメンバー探しなどを幅広く担当している。


正直なところ、UT-BASEへの第一印象はあまりよくなかった。団体が当時打ち出していた”まじめサークル”というキャッチフフレーズに、”まじめ”ってなんやねん!と思っていたからだ。


創設時の、UT-BASEホームページ(一部)がこちら。

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新しいことを学び、気づきを得ることに面白さを感じていた私。その姿勢はしばしば”真面目”と形容された。私にとってそれは、規範意識の強さや融通のきかないつまらなさ、を表現する言葉のように思われた。枠にはめられたように感じ、窮屈だったのだ。今思えば、”真面目”という言葉で自分らしさを規定していたのは自分自身だったのかもしれないのだけど…

私が"まじめサークル"という言葉に持つ違和感を伝えると、代表とビジュアル担当(自称)は、私の問いに真剣に向き合ってくれた。”まじめサークル”という言葉を選んで定義するまでに時間をかけて話し合ったこと、団体がビジョンとして掲げる学びは、"まじめ"という言葉に縛られていないことが伝わった。

彼らは"東大を世界一の学び場にする"というミッションを本気で成し遂げようとしているのだ。

強烈なエネルギーを感じ、この人たちと同じ場所を目指したい、そう思った。
そして、冒頭の会話に戻るのである。

<すごいな、この団体>


こうしてUT-BASEの一員となった私は、こんなに運営の上手い団体があるものかと感嘆した。

私は昨年、大学1年生の10名で構成される国際交流団体(HCAP Tokyo)の現役期として活動していた。コロナで渡航は中止、モチベを失いフェードアウトする人もいた。
団体運営の難しさを痛感していたからこそ、学ぶこともたくさんあった。

例えば、毎週メンバー(20名以上!)が代表とマンツーマンで話す1on1制度。新しいプロジェクトを提案するメンバーもいれば、私のように推しのk-popアイドルについて延々と語る輩もいる。(推しはIZ*ONEのキム・チェウォンちゃん)忙しくてなかなか活動できず、UT-BASEでの自分の存在意義を見失った時も、1on1で代表が私の些細な貢献に気づき、励ましてくれたことが心の支えになった。

活動に関する話し合いでは、学年やメンバー歴に忖度なく本音をぶつける。「ここは私の価値観にこう抵触するので、こういうやり方をするのであれば私はUT-BASEから去ります!」というかなり過激な台詞にも、真正面から向き合ってくれる。

何より、団体のミッション・ビジョン・バリューを全員が共有していること。毎週のミーティングでは、必ずこの3つを確認している。リンゲルマン効果(社会的手抜き)がミーティングのスライドに載る団体はここくらいなんじゃないかと思う。

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<私が”UT-BASE”で活動する理由>


「UT-BASEってボランティアなんでしょ?よくやるよね・・・!」
「大学時代を他の人のために費やせることがすごいわ〜。まさに奉仕の精神を持った人の集まりって感じ」
他者からはそう言われることが多いが、私はUT-BASEの活動を通じて"奉仕をしている"と思ったことは一度もない。
“挑戦・熱中・学びに満ちた東大生活を”ビジョンに掲げるからには、私もそのような学生生活を送っていたい。
そこで、私がなぜ、”UT-BASE”で活動するのかを綴ろうと思う。

1.今から3年後の「ありたい自分」の達成に必要な環境を提供する場である

好奇心旺盛な私には常にやりたいことがたくさんあり、有限な時間と格闘している。
生まれてこの方、楽しそう!面白そう!と思ったことは何でも挑戦して手広く活動してきた。
その結果、余裕がなくなって、活動の意義を見失ってしまう場面が幾度となくあった。
その際に不可欠だったのは、自分を客観的に分析して物事に優先順位をつけることだ。

私は、
①「こうありたい自分」のモデル像を5年刻みで描く
②その時々で想定される自分とのギャップを埋めるために必要なアクションを洗い出す
③なるべく多くのアクションを実現できる理想的な場を探す
という作業を繰り返して、その時の自分にとっての”much betterな解”を選択してきた。

もちろん、それが上手く作用しない時もたくさんある。
例えば中高時代に嗜んでいたチェロ。大学時代でもオケで演奏することを楽しみたかったが、一旦離れる判断をした。


UT-BASEは、「誠実・素直・豊かである」という3年後のありたい自分を叶えるために必要な、以下の環境を提供してくれる。
未来展望
ー目指す未来に向けてどんな努力が必要かを分析し、努力する状態
経験
ー刺激的な環境に身を置いて成長し続ける
ー自分で設定した目標に対してフィードバックをもらいながら達成に向かう
周囲の環境
ー刺激や気づきを与えてくれる存在がいる
ー悩んでいる時に真摯に話を聞いてくれる存在がいる
周囲への自分
ー気づきを与えられる存在であるよう努力する
ー悩んでいる人に対して真摯に傾聴するよう努力する

2.生涯の目標達成を東京大学という場所で行える場である
私の生涯の目標は、
「一人でも多くの人が、開かれた選択肢の前に立ち、自己実現に向かう社会づくりに関わっていること」だ。

小学生のときユニセフハウスに訪問して、紛争で日々の暮らしがままならなかったり、貧困で学校に通えなかったりする人がいることを知った。私は、人間として最低限度の生活を営むことのできない環境に問題意識を抱き、小学校の卒業文集で「国連の職員になって人権を守るんじゃ!」と宣言するくらいには確固たる意志を持っていた。人権擁護に対する想いは今でも健在で、国際人権NGOでインターンとして法的・政治的観点から人権状況を追っている。

高校2年時には、フィリピンの所謂「貧困地区」で暮らす人々に聞き取りをして回った。貧困で苦しむイメージとは裏腹に、皆幸せそうで現状に満足していた。出会う人それぞれがあったかくて、魅力的で、たくさんのパワーをもらった。あれ、私何しにきたんだっけ?「ボランティアで貧困を解決するんだ!!」と意気込んでいた私は、どんな課題が存在するのかわからなくなってしまった。
ある日、子どもたちに将来の夢を聞いて回ると、医者・教師・警察など、特定の仕事ばかりが挙がった。理由を聞くと、「お給料がいいから!」「偉い人になりたい!」とのこと。彼らの知る職業が少ない上に、収入など別の要因に妨げられて、本来やりたいことを選ぶ環境とはかけ離れているのではないか。描ける夢のレパートリーが限られていることそのものが、ここに存在する課題のひとつだと気がついた。

東大に入学したことで、この課題は貧困地区特有なのではないと実感した。
私の出身校・横浜市立南高校からの東大入学者はそう多くなく(同期は7名)、大学生活に関する情報を得るのは困難だった。
救いだったのは、数少ない高校の先輩と、推薦入学で知り合った推薦生の同期・先輩の存在だ。ゼミ・学生団体の活動から大学生としての心得まで、本質的な情報を教えてくださったおかげで、様々な選択肢を比較・検討することができた。私自身、意思決定プロセスの最初の段階である、「できるだけ多くの選択肢を用意すること」の必要性をまざまざと感じたのである。
正しい知識をまっとうに伝え、東大生の意思決定・生活を支えるメディアー
UT-BASEの目指す姿は、私の生涯の目標を、東大という場所で実現させようとしている。

3.結局は、説明できない「好き」なんだ
ここまで語ったことを全部すっ飛ばしても、私はUT-BASEと、そこに関わる人たちが大好きだ。

ディズニーのカチューシャかぶって部門ミーティングしたり、
自作の教科書使ってPython教えてくれたり、
ミーティング中にミーティングしてること忘れて寝ちゃったり・・・
UT-BASEのメンバーは、個性的でちょっと、いやかなり突き抜けてるけど、みんな素敵な人たちだ。


それぞれ活動のきっかけも活動する理由もバラバラだけど、”東大を世界一の学び場にする”ために各々がやりたいことをやっている。

私はここで”東大を世界一の学び場にする”ためにやり遂げたいことがある。
そう感じるから、私はUT-BASEの一員として活動している。

<あなたも恋に、落ちるかも?>


最後に、現在UT-BASEでは一緒に”東大を世界一の学び場にする”仲間を探しています。
あなたは、どんな自分でありたいですか?どんな場所で、どんな大学生活を送りたいですか?そのために、今、何をしたいですか?

その時に、UT-BASEという選択肢を小さくても頭の中に浮かべて欲しいのです。

UT-BASEってクセのある人多くて怖そう…と思ったそこのあなた。
安心してください、怖くないですよ!

いやいや、”東大を世界一の学び場に”できるん?と半信半疑のあなた。
メンバーそれぞれが、どんな思いを持って活動しているかを共有します。
(今後のnoteも乞うご期待!)

今は忙しくて、余裕がない…というそこのあなた。
大丈夫。多くのメンバーのGoogle Calendarは凄まじい様相を呈していますし、関わり方はそれぞれです。
おやすみ期間をもらって「旅に出ます。探さないでください。」というと、本当に探されません。

ちょっとでもUT-BASEいいな、と思ったあなたの
春はもうすぐそこ。

ぜひ、こちらのフォームから説明会にお申し込みください。

皆さんにお会いできることを、心より楽しみにしています。


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