【Story-telling】〜情報拠点・成長拠点としてのUT-BASE〜
こんにちは。東京大学文科一類2年の長尾 すみれです。
今回はUT-BASEの中で活動している私の言葉で、皆さんにUT-BASEをもっと身近に感じてもらえたらとても嬉しいなと思いこの記事を執筆させていただきます。どうぞ最後までお付き合いください!
現在UT-BASEでやっていること
私のUT-BASE内での活動内容を読んだら、きっと皆さんは少し驚かれると思います。
主に私が取り組んでいるのは①UT-BASE高校生向け企画と②UT-BASE Englishです。「えっ、何それ?」と思った方も多いかもしれませんが、そうなんです。UT-BASEって高校生や英語話者向けにも幅広く活動しているんです。少し順を追ってこれらの企画について紹介させてください!
①UT-BASE 高校生向け企画
皆さんが高校生の時、東大にどのようなイメージを持っていたでしょうか?
もちろん、「第一志望は◯れない」と思っていた方も多いかもしれませんが、一方で「東大なんて自分には...」あるいは「東大って変人が多い」なんてことを思っていた方もいるかもしれません。
UT-BASE高校生向け企画は「東大をもっと身近に。もっと素敵に。」をビジョンに掲げ、より多種多様な人が東大に溢れる「挑戦・熱中・学び」の機会に期待を膨らませ、その後思い描いた大学生活を送れるように日々活動しています。
例えば、高校生向けサイト(https://ut-base.info/highschools)は「東大生活のいろは」から「東大生インタビュー」などの記事がとても充実していますし、UT-BASE高校生向けLINE(https://lin.ee/1nZmsZ7)では高校生向けに奨学金や入試関連のお役立ち情報や、東大や東大の学生団体が主催する高校生向けのイベントなどを2週間に一度まとめて配信しています。高校生の皆さんや、お知り合いに東大を考えている方がいらっしゃる方は、ぜひご活用・おすすめしてくださると嬉しいです!!
②UT-BASE English
実は、UT-BASEは英語版ホームページも展開しています(https://ut-base.info/article_categories/20)。
東大生間の情報格差を問題意識とするUT-BASEですが、その対象は一般の東大生にとどまらず、留学生やPEAK生など、特に情報を必要としているのに適切なフォローが受けられていない彼ら彼女らにも向けられています。
例えば、履修の手引きが英語で書かれていなかったり、学内の施設の使い方がわからなかったり、英語話者が入りやすいサークルがわからなかったり...と一般の学生が一見気がつきにくいところにもできるだけ目を配って記事を更新しています。ニーズの把握は一般の学生である私には難しい部分ではありますが、PEAK生など国際的な背景を持つUT-BASEメンバーと一緒に活動する中で発見できることがたくさんありました。
逆に、留学生やPEAK生だけではなく私のような一般学生にアプローチすることも重要だと思います。東京大学ではPEAK生や留学生の受け入れが活発に行われていますが、実際に彼ら彼女らと交流をする機会はかなり限られていると思います。学内においてお互いに刺激し合う関係をより多く、より多様な人と構築できるキャンパスを目指して、現在一般学生向けの記事も執筆中です。
UT-BASE Englishは随時新たな記事を更新予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください!!
自分にとっての「挑戦・熱中・学び」とUT-Basecamp
さて、このようにUT-BASEのメンバーとして活動している私ですが、UT-BASEとの出会いは1年生の秋に遡ります。
それまで受動的にしか勉強できていなかった自分に嫌気がさして、何か変わりたい!と思いUT-BasecampというUT-BASEが主催していた自主ゼミ(https://ut-base.info/study_groups/3)に思い切って参加しました。
各分野の最先端の講師を交えた知的好奇心あふれるディスカッションはさることながら、ゼミの時間やそれ以外でも自分の興味分野の勉強を本気で楽しんで邁進するゼミ生たちとの交流も大変刺激的でした。
東大に入って初めて「えいやっ」と挑戦した経験の先に、こんなにも熱中できる学びの場があるのかと感じました。
1期では新たな環境に飛び込むことに対する戸惑いも感じましたが、続けて参加した2期ではゼミ生とともにジェンダー学勉強会を主催するなど積極的に勉強ができたと思います!そこで得られた学友たちとの出会いもかけがいのないものでした。
このUT-Basecampでの経験を通じて、ゼミ外の勉強への姿勢も大きく変化しました。自分から大学のホームページやお知らせに注目して、学術プログラムなどの学習機会を利用したり、さまざまな授業の内容を自分の中で結びつけたりして学ぶことができるようになりました。これもひとえに、UT-Basecampでの経験によって勉強に関する「挑戦」へのハードルが低くなったからだと思います。
実体験を活かして自分ができることを探す
このように、UT-Basecampがきっかけで大学生活が知的好奇心に満ち始めた私ですが、ふと「私はBasecampに入って少しずつ大学生活が楽しくなってきたけど、ほかの人ってどうなんだろう?1年生の頃の私のように悩んでいる人がきっといるはず」と感じるようになりました。
そんな中、2年生の夏にUT-Basecampで出会って仲良くさせてもらっていた友人から「UT-BASEで一緒に活動してみない?」と声をかけてもらいました。
自分の感じる問題意識とUT-BASEの問題意識が情報格差という点で一致していることに加え、「あんなに素敵なゼミを主催していた団体で、ゼミの運営のみなさんと一緒に活動できるんだ!」と自分の成長のきっかけになるだろうと思って入会を決意しました。
今はその中で特に深刻な高校生間、一般生と留学生・PEAK生間の情報格差にアプローチできるよう、記事やウェブサイト更新だけではなく、メンバーとさまざまな方法を模索する日々が続いています...!
UT-BASEに入ってみて
UT-BASEですることって単なるボランティア活動?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、メンバーになった今、私にとってUT-BASEはとても重要な成長拠点です。
UT-BASE内での活動には、例えばプログラミングのように目に見えて技術を習得できるようなものもありますが、自分の成長が数字や実績として実感できないようなものも多いと思います。しかし、だからこそ重要なスキルや貴重な人間関係があると思います。
例えば「どうすればメンバー全員が継続的に楽しく活動できるのだろう?」「イベント成功のために必要なチームワークってどうやって構築できるんだろう?」「ユーザーのニーズってどうすれば知ることができるんだろう?」特定の答えが無いような問いに対して全メンバーで試行錯誤して答えを探る過程はきっと将来も活きてくる貴重な経験だと信じています。
UT-BASEを情報拠点として利用することで学びの機会を得るだけではなく、今度はUT-BASEの中で活動することで成長拠点としてもUT-BASEで学びの機会を得ている私が断言できるのは、UT-BASEは皆さんの「挑戦・熱中・学び」を全力で応援してくれるということです。
少しでも「何か変わりたい」と思っている皆さんへ。
UT-BASEの情報やイベントを覗いてみてください!きっと皆さんをワクワクさせてくれる何かが随所に転がっているはずです。
そしてもしUT-BASEで一緒に活動したいと思ってくれる方がいれば、ぜひ一緒に活動してUT-BASEでたくさんのワクワクを感じて成長しませんか?
これからのUT-BASEの発展と東大内のさらなるワクワクを願って。
—---------