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【Story-telling】遊走する

UT-BASEでは多様なバックグラウンドを持ったメンバーが日々活動しています。本稿は普段は見えにくいメンバー個人に着目し、UT-BASEでの活動内容や活動への思いなどを紹介する連載、"Story-telling"の第6段です!

 はじめまして。UT-BASEに所属しております、理科二類2年(→薬学部)の森田と申します。UT-BASEでは現在様々なことをやっており、大凡まとめられないので以下でぬるっと説明させてください。

1.UT-BASEで向き合えた情報格差

 そもそも、自分がUT-BASEに入ったのは、入学してすぐ、具体的には4/17のことでした。先輩に「暇だったら入ってみない?」と声をかけていただいたことがきっかけです。それまで、自分はUT-BASEのような学生団体とは縁がないと思っていましたが、大学に入って新しいことにチャレンジしようという思いからUT-BASEに加入することを決断しました。また、当時のUT-BASEが掲げていた「情報格差の解消」というワードも私の決断に影響を与えていたと思います。私は高校から東京大学に入学する人数がそれなりに多い、いわゆる進学校の出身で、そのため自分自身が情報格差によって苦しめられるということはありませんでした。一方で、情報格差というもの自体に関心は持っており、情報格差の是正を前面に押し出していた当時のUT-BASEに加入することは、自分が情報格差というものについて正面から考えることができる機会を与えてくれました。もちろん、情報格差で苦しめられたひとの思いや考えを100%理解できるようになったとは思っていませんが、自分なりに情報格差について考えを持つことができるようになったと思っています。特に発信については、「持っている情報が0でもだいじょうぶ」なように心がけているつもりです。

2. UT-BASEでやっていること

 UT-BASEに加入した当時は、実はイベント部門に参加していました(多分現メンバーの中で知っている人もかなり少ないと思います(笑))。当日の運営はもちろんのこと、宣伝のための画像作りや、運営のための下準備など様々なことを経験させていただきました。ただ、自分からイベントを企画することがどうも苦手で、次第にイベント部門の活動からフェードアウトしていくことになりました。今となっては後悔していますが。
 そこから、今はUT-BASEの公式TwitterをはじめとするSNS発信(個人的に印象に残っているのは2021年の化学の日にしたこのツイートですね)、質問箱で募集された質問に対する回答文の作成、記事の作成など、いろんな面で他のメンバーをサポートする立場として活動しています。

3. 東大を世界一の学び場に

 ここからは、現在のUT-BASEのMission・Visionについてお話ししたいと思います。Visionというのは活動の先にUT-BASEが見据えているものであり、MissionはVisionを成し遂げるための目標、と私は捉えています。

 私たちのMissionは「東大生の挑戦・熱中・学びの機会を最大化する」であり、Visionは「東大を世界一の学び場にする」です。

 私にとっての世界一の学び場とは「学生各々が自分がやりたいことが何なのかをわかっていて、それに対するサポートを求めたときにいつでも受けられる場所」です。東京大学には前期教養というシステムがあり、様々な学問分野に触れられることが知られていますが、その中から自分が熱意を持って打ち込めることを見つけ出し、さらにそれが促進される場所であってほしいという願いです。
 これはMissionにも通ずるところがあると思います。「挑戦・熱中・学びの機会を最大化する」というのは、学生自身が「最大化できるものを見つける」という要素もありますし、大学として、または環境として「最大化できるようにする」という要素が内包されていると思います。改めて見るととてもいいMisson, Visionしてますよね。


4. 自然科学の世界にリテラルを持ち込みたい

 ここまで、UT-BASEの理念や私がUT-BASEで行ってきたことなどについて話してきましたが、最後に私個人の「挑戦・熱中・学び」で締めさせていただきたいと思います。それは、見出しにある通り「自然科学の世界にリテラルを持ち込む」ということです。

 初めの自己紹介で書いた通り、私は自然科学の人間なので、基本的にはさまざまな現象や自分の考えを数式で表現することが求められています。しかし、同時に私はそれを自然言語でも表現していきたいと思っています。自然科学を数式で語ることで、確かに現象の機構や正しい傾向などは明らかになるかもしれませんが、そこに人間が理解できるような正当な論理を見出すことは難しくなってしまいます。私はそのような、数式で語ることが一般化されているようなものに関してもできる限り自然言語的な説明を加えることにワクワクを感じ、また、自分が大いに学んでいると感じるのもそのような瞬間です。
 UT-BASEで活動していると、自分の考えを言語化しなければならない場面によく遭遇します。特に自分が関わっているSNSは、言語を扱う部門でありながら、その運用には言語化が難しい要素が多分に含まれているという興味深い(?)部門でもあります。そんな中で、日々のミーティングや、Slack(※)での発言を通して自分の考えを言語化するのは、やや言い方は悪いですが、言語化しにくいものを言語化するということへのいいトレーニングになっているなと感じます。

※Slack・・・団体内でコミュニケーションを取り合うために利用しているツール

5.宣伝

 最後になんだ、という話ですが、宣伝をします。
 自然科学が大好きなそこのあなた。学生団体とは縁がないと思っているそこのあなた。私はUT-BASEに、そんなメンバーがもっと増えてほしいなと感じています。学生団体が学生団体らしくあることは(これも言語化が難しい概念ですね)、その団体自体の強靭さには寄与しますが、同時にきめ細かさを失ってしまいます。また、上記したような人でも、UT-BASEでは楽しんで活動できます!怪しいと思うかもしれませんが、これは事実です。もし興味がある方は、お気軽に、本当にお気軽に以下のフォームから応募して、優しいメンバーの皆さんとおしゃべりしてみてください。
 今後も、UT-BASEをご贔屓に、よろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。
UT-BASEでは随時メンバーを募集しております。UT-BASEで「こんな課題に取り組んでみたい」「この活動に関わりたい」「この活動について思うところがある」という方は、ぜひこちらのフォームからご連絡ください。オンラインで気軽にお話しする機会を設けられたらと思います。お話しできることを楽しみにしています!


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