引きこもりと鬱

木曜日は通院日だった。
主治医と「トランジスタと真空管」の話や音楽の話をした。
一番のテーマは「家にいると気が狂う」だったと思う。

確かに家に一人でいると気が狂う

ご存知の方は多いだろうが数か月前まで同居人がいた、今思えばハラハラドキドキで、且つ幸せな時間が多かった。

その後そこを離れ、一人暮らしをしている。個人事業主なので在宅で作業ができる。これが良くない。勤務先は家なので外に出る機会が殆どない。
自炊もしないのでスーパーに行くこともない。諸々出禁なので誰かと会うこともない。

同居生活から一気に孤独に転落した。

良く「おかしくなったからニートなった」みたいな話を聞く。逆だと思う「家にずっといるから気が狂う→鬱が発症・悪化する」
これが正しい気がする。主治医とも同じ話をした。

通勤は大事

いってらっしゃいとただいま、おかえりのコミュニケーションを常々欲している。家は休むところ、仕事は別の場所で。各々違うコミュニケーションがあるだろうが、現状家に常に誰かがいるわけでもないし、仕事は一人でできてしまう。なので誰とも話さないし出かけない日々が続く。
症状が悪くなると目の焦点が合わなくなったりいろいろ自律神経系に影響が出る。

無論、家でギターを弾くのも楽しいのだがやはり誰かとバンド構成でやりたい。

要は外に出れば良いのだが、外に出る用事がない。金もない。近場に友達もいない。
要するに鬱の要件は殆ど満たしてしまっている。

これを回避するには新しいコミュニティを見つけたり新しい仕事をするしかないのだが、いかんせん一人じゃ何もできなくなってしまった。要介護状態である。
ここまで来ると行政・医療アクセスも自力ではままならない。

やはり人間は好きな人と一緒に住むことによって人間らしさを獲得していく。そう感じた数ヶ月であった。
今年中は生きられるだろうか。あまり生きたくもない。ひとりは孤独だからね。

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