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UMB NIIGATA

昨日はUMB(Ultimate Mc Battle)の新潟大会でした。

UMBを知らない人にも少し説明すると。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ULTIMATE_MC_BATTLE

全国各地(基本的には全都道府県予選を開催してるが、今年は32箇所の予定みたいです。)で予選を開催し、各地のチャンピオンが年末に相対し戦い、日本一のチャンピオンを決める大会。

現在バトルブームの火付け役的な大会だと俺は思ってます。

色々なMCバトルの大会があるけど、この各地方予選を開催してやるってところを貫き通してる事で、UMBファンも沢山いると思います。

自分も2005年に新潟準予選、山形予選、2006年には本予選を新潟に持ってきて2年連続で優勝して全国決勝大会に出場した。

2005年の新潟が準予選(新潟で勝っても直接決勝には行けず山形でも優勝するしかなかった)だったのも悔しくて、とにかく結果を出す事が全てだった。

山形大会で優勝して強気でライブラの方に『新潟は今後本予選でお願いします』って吉井さんと言ったのを覚えてます。

そこからはNFMのメンバー全員決勝を経験しようと決めて2007年にはTOTOROW,2008年にはSWAMPが新潟を制し、目論み通りNFM全員が決勝へ進出し実績としては満足いくものだった。

決勝の結果は全員知っての通り一回戦負け。

全国のレベルの高さをまざまざと痛感したのも良い経験だ。

そこから俺はUMB新潟には出ていない。

さて置き、復帰したタイミングで去年から新潟大会の司会を務めさせてもらっている。

去年は黒さき海斗が優勝。

俺が昔やっていたバトルイベントにも参加してくれたり、テレビ朝日でやっていた『フリースタイルダンジョン』にも団体戦(俺、魅riン、黒さき海斗)で戦いに行った仲間でもある。

去年は去年で未だに内容も覚えてるぐらいドラマがあるものだった。

そして今年も司会を務めさせてもらった。

エントリー32人はびっしり埋まっていた。

1人あぶれて予選の予選も1試合やったぐらい。

UMB新潟は一時エントリーが16人に満たない時もあった。

それに比べたら32名が埋まり、ほぼ新潟のMC。

新潟の若いラッパー達がサイファーやバトルを頑張っている証拠だと思う。

さて今大会もドラマの連続で、なかなか見応えがあった。

知ってるラッパー同士の対決や、スタイルとスタイルのぶつかり合いや、色々なバトルが見れて本当に良かった。

司会してても楽しくてバトルの最中は態度には出さずに司会に徹していたけども。

準決勝からはもうそれはそれはラッパー達の気持ちのぶつけ合いでした。

自分の若い頃と重なるものがあったよ。

見ててその一生懸命さが眩しくて、その気持ちが羨ましくて、そしてワクワクしながら司会やらせてもらいました。

黒さき兄弟対決や決勝の'黒さき拓海 vs ISO-N'は同い年同士で色々な感情が入り乱れた素晴らしいバトルでした。

正直一般のお客さんが少なく、負けたMC達が客になっていく。

そんなんエントリーしたラッパーだし新潟で頑張ってる奴等なんだから心の底から客としてなんて楽しめないだろうし、でも決めなきゃだから、自分の心の中で苦渋の審査をしながら手を上げていたのは胸が苦しくなったよ。

優勝は'黒さき拓海'です。

去年のチャンピオンの黒さき海斗の弟です。

ずっと弟としてコンプレックスを感じてたのかもしれないけど、今年はしっかり兄を殺しに行ってたし、気持ちで勝ったような気がします。

とにかく年末の決勝も頑張ってもらいたい。

ISO-Nの悔しくて悔しくてたまらない顔も一生忘れないと思う。

とにかく昨日戦った全MCに感謝を送りたい。

昔のギラギラした感じを思い出して、色々なバトルに一人で乗り込んでいった気持ちが蘇ってきて、帰りの車の中でエモくなってフリースタイルしながら帰ったよ。

また俺もバトルしたくなったなあ。

来年もしかしたら出ようかな。てか単純にこいつらと戦ってみたいって思った。

あとUMBだけじゃなく今のバトルシーンには色々大会があり、かなり規模もでかくなってきてます。

有名なラッパーがたくさん出る大会はもちろんレベルが高いし、豪華なメンツにデカイ会場に、色々なコンテンツがあり楽しめると思う。

でも地方予選は地方予選なりのドラマやストーリーが必ずあって、そこには命懸けで斬り合うラッパー達がいる。という事を分かって欲しい。

また書きます。

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