推しサッカー選手

 国内外を問わず、プロサッカーのリーグに所属する攻撃的なポジションの選手は1シーズンに10以上のゴールを奪うと一定の評価を受けます。ゴールという分かりやすい結果を残すことで記録にも印象にも残ります。日本のプロサッカーリーグであるJリーグにおいても2桁得点を目標の1つとしている選手も多くいます。11月28日時点で残り1試合を残してはいますが、JリーグのトップカテゴリーであるJ1で今季2桁得点を達成している選手は12人だけです(シーズン途中に海外に移籍した選手もこの人数に含めています)。そのうち日本人は6名であることを考えると、どれだけ難しい目標であるかが分かりますよね。

 この偉業を10代のうちに成し遂げた日本人が2人います。1人は元日本代表の城彰二選手。アトランタ五輪で日本代表がブラジル代表に勝利した時の試合(この番狂わせをマイアミの奇跡と呼びます)で活躍しました。また、日本が初めてワールドカップに出場したフランス大会でもレギュラーメンバーとして出場しており、日本サッカー界を牽引してきた存在です。そんな城選手以来、27年ぶりに2桁得点を達成したのが、僕がこれから紹介する鹿島アントラーズに所属している荒木遼太郎選手です。

荒木遼太郎選手について

 サッカーの名門である東福岡高校から鹿島アントラーズに入団した昨シーズンから出場機会をもらい、今季に入ってから完全なブレイクを果たしました。んじゃあ何がすげーんだって話になりますよね。偉そうに色々と語れるような人間じゃないんでもっと詳しい人とかはそこじゃねーよって思うかもしれませんが、個人的にプレーを見ていて感じるのはボールタッチの正確さとスペースを見つける技術が長けているのかなと。

ボールタッチの正確さ

 ボールタッチとはボールを操る感覚のようなもので、自分が思った通りにボールを扱うことが出来るかという技術になります。簡単に言いましたがとても奥が深いもんなんです。パスを受けた時に相手が足を出せないところにボールを置いたり、ドリブルを仕掛ける時に相手のタイミングをズラして抜いていくといったことを可能にするのは一長一短では身につくものではないです。よくネットニュースで解説者たちが「荒木選手のボールタッチは昔の香川真司選手を見ているようだ」と言っているのを目にするのですが、香川選手は歴代の日本選手の中でもボールタッチが上手い選手だったので、いかに荒木選手のテクニックが評価されているのかが分かります。

スペースを見つける技術

 視野の広さとも言い換えができます。スペースがあるというのはそれだけ相手が周りにいないため、自分たちがそのスペースに入り込んでボールをもらうことが出来れば余裕をもって自由にプレーをすることができます。荒木選手はボールを持っていない時にスペースに入り込んで味方からボールを受け、そこから前を向いて相手の嫌がるスペースにパスを供給するなんてことを簡単にこなします。

 こんな感じで荒木選手の魅力を紹介しました。最後に1つ伝えたいことがありまして、サッカーが上手いだけではなくて荒木選手めっちゃイケメンなんですよ。著作権の関係等でここに画像を貼るのは控えますが、ぜひ1度検索してみてください。上手くてかっこいい荒木選手が今後も活躍を重ね、同い年である久保建英選手にも引けを取らないような将来の日本サッカー界の顔となってもらえることを期待するばかりです。みなさんも少しでも興味を持っていただけたのであれば、実際の試合や動画サイトにあるプレー動画を見てもらったり、名前だけでも覚えてもらえると嬉しいです。

 今回は毛色を変えて趣味のお話をさせていただきました。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?