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カワウソ展示施設_環境水族館 アクアマリンふくしま

ふと、書きたくなったのでアクアマリンふくしまについて感じた事を書いてみようと思う。


環境水族館 アクアマリンふくしま

東北地方最大の水族館です。
ここのカワウソ展示施設、「カワウソのふち」が本当に素晴らしいのです。

まず外観
外観はコンクリート打ちっぱなしでとても無機質な印象です。

カワウソのふち 外観


中に入ると目の前には、大きな池?プールとその向こうに植栽の植った陸地。
日本の里山の景色を切り取ってもってきたかのようでした。

カワウソのふち 内部の展示場

観覧側には屋根があり雨天でも傘をささずに快適に観察できます。
(雨でガラスが濡れるので、よく見えるのかどうかは不明ですが)

水草をかき分けて泳ぐカワウソ

水の中は水草が生えており、そこをかきわけてカワウソたちが泳いでいます。

水草を掘るカワウソ

また遊びなのか、水槽の中を泳いでいる魚を捕まえるためなのかは不明ですが、水草を掘る姿も見れます。
ただし、水草を掘られ過ぎると水が濁って見づらくなります...。なので、ほどほどでお願い🥺

ユーラシアカワウソは夜行性なので昼間はあまり起きてきませんが、餌の時間近くなると、飼育員が来るのを待ち構えているカワウソを見る事ができます。

とにかく飼育員の来る方向をみてました
飼育員さんまだ?といいたげ

また、陸地の植栽の木に登る事があるようで、夜行性で起きている時間が少ないながらも多くの行動を見る事ができます。

また観覧側もコンクリートうちっぱなしの壁面にあまり面積をとらない掲示物がありましたが、掲示物はカワウソ展示場に、背を向けて読む場所が大半でした。
何よりも感動したのが、観覧側の無機質さと展示場の自然豊かさの対比でした。

無機質な場所にいるからこそ、目の前の自然豊かな展示場にしか目がいかない。
そして目線の先には雑音になるものが一切なく、カワウソの生活する場をそのまま見て感じられる。

来館者は少なくないですが、多くもないので比較的ゆったり見れます。
また長椅子が2脚?3脚?置いてありましたが、そこに座ってぼーっとカワウソの営みを眺める贅沢な時間。

夕方にはわちゃちゃ遊び出すところが見れました。これもゆっくり椅子に座って微かに聞こえる鳴き声に耳を澄ましてました。本当贅沢な時間でしたね。

テンションあがってはしゃいで戯れ合うカワウソたち

とにかく設計者?飼育者?水族館?のこだわりが感じられ、観覧側の見やすさにも配慮され、綿密に作り上げられた素晴らしい展示でした。

カワウソ展示は個人的にいくつかのパターンがあると感じていますが、没入感がありながらもあちらとこちらが決して交わることのない事が感じられてとても好きな展示場でした。


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