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庵野秀明氏 と パワードスーツ、ガイナックス と スタジオぬえ


庵野秀明氏といえばエヴァンゲリオン、シン・ゴジラ、最近だと「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」だが、2021年10月6日の読売新聞朝刊に庵野氏に関する懐かしい記事が掲載されていた。

記事自体は国立新美術館(東京・六本木)で開催されている

「庵野秀明展 HIDEAKI ANNO EXHIBITION」

にまつわるものだが、記事の中で紹介されていた氏の過去の作品はどれも筆者が知っているものばかり。というか、当時(1980年代)のアニメファンなら知っていて当たり前。


下手な鉄砲&じょうぶなタイヤ!(ペーパーアニメ)



DAICONⅢ 

女の子のモデルは言うまでもなく「カリ城」のクラリス。他にもゴジラ、ガメラ、イデオン、ガンダム、バルタン星人、スターウォーズ、ヤマト、エンタープライズなどアニメ・特撮・SFファンにとってはたまらないキャラばかり登場する。

緑色のロボット(1:05~)を知らない人がいると思うので、簡単な解説。

これはロボットではなく「パワードスーツ」と呼ばれる「兵士が着る強化防護服」で、ロバート・A・ハインライン氏のSF小説「宇宙の戦士」が出典。

小説の原題は「Starship Troopers」。同じタイトルで映画化もされているが、パワードスーツはパート3まで登場しない。


原作は「兵士の成長を描いた小説」として評価が高くパワードスーツは脇役に過ぎないが、日本ではパワードスーツのデザイン先行で人気に火が付いたという経緯がある。

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 (左)日本版小説の表紙   (右)アメリカ版小説の表紙  


このパワードスーツはモビルスーツ(ガンダム)の原型とも言われており、日本では「宇宙の戦士」がハインライン氏の代表作として有名だが、海外のSFファンの間ではタイムトラベルを題材にした「夏への扉」(The Door into Summer)の方が人気がある。

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image:ロボットニュース


パワードスーツ。赤く塗ったらガンキャノン?




DAICONⅣ


DAICON FILM(ダイコン)は、1981年から1985年にかけて活動したアニメ・特撮を中心とする自主映画の同人制作集団で、アニメ制作会社ガイナックスの母体。詳細はWikipediaでどうぞ。


庵野氏に思い入れはないが、才能にあふれた人物だと思う。


比較すること自体おかしいのだが、個人的にはガイナックスよりもパワードスーツのデザインを手掛けた「スタジオぬえ」の方が好き。wikipediaの下の方に「ぬえ」の関わったアニメ一覧があるが、ほとんど見ている。


「スタジオぬえ」といったらやっぱこれ。サンライズ作品だが、いろいろな意味で「ぬえ」の貢献度は大きい。





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