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クリーンエネルギー「エネルギア・ガンクス」 ~既得権者は邪魔するな!~

ネットで見つけたのだが、「エネルギア・ガンクス」(energia gunx) という新エネルギーがある。南アフリカの Stellenbosch University(ステレンボッシュ大学)の研究室が開発したもので、ガソリンのような液体で燃やしても二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーらしい。


ちなみにステレンボッシュ大学は

QS World University Rankings ・・・482位
CWURの大学ランキング・・・429位
・US.News社の世界大学ランキングBest Global Universities ・・・321位

と決して上位ではないが、アフリカではTOP3に入る大学である。



参考資料

US.News社による世界大学ランキング(2020)

1位 ハーバード大学 (米)
2位 マサチューセッツ工科大学 (米)
3位 スタンフォード大学 (米)
4位 カリフォルニア大学バークレー校 (米)
5位 オックスフォード大学 (英)
6位 コロンビア大学 (米)
7位 カリフォルニア工科大学 (米)
8位 ワシントン大学 (米)
9位 ケンブリッジ大学 (英)
10位 ジョンズ・ホプキンズ大学 (米)

73位 東京大学
125位 京都大学
252位 大阪大学
269位 東北大学



「エネルギア・ガンクス」(以下EG)に関してはほとんど情報公開されていないが、現在はステレンボッシュ大学とアメリカの MIT(マサチューセッツ工科大学)の Whitman Richards教授が共同研究をすすめている。

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Whitman Richards (wikipediaより)


筆者がネットで調べた情報を要約すると、EGの特徴は

・発熱量はガソリンの2~3倍
・燃焼温度が低い(ガソリンの半分程度 約800度)
・燃焼時に酸素を必要としない(二酸化炭素を排出しない)
・石炭、石油から簡単に合成できる

EGは400気圧まで加圧しないと燃焼しないので現時点でガソリンの代替とはならないが、EG合成時に使用する鉱物・添加物を変えれば10気圧程度まで下げられることが実証されている。

ガソリンのように手軽に使えて、なおかつ二酸化炭素を排出しない夢のクリーンエネルギーなのだが、残念ながら合成に恐ろしくコストがかかる。現時点(要400気圧)でもリッターあたり2000ドル、添加物を変えた要10気圧版ともなると1万ドルは下らない。

なんでもEG合成には「数種類のレアメタル」(物質名は非公開)が多量に必要で、それがコストを押し上げているとのこと。

今はこの「レアメタル」の代替物を探している状態で、もし安価な物質が見つかれば研究者曰く、「ガソリンよりも安く販売することも夢ではない」。

こんな素晴らしいクリーンエネルギーなのに、研究資金が集まらない。国からの補助金もゼロ。おそらく既存のエネルギー業界からなんらかの圧力がかかっているのだろう。

EGに関して調べているうちに、「ガイアエナジー株式会社」が日本で発売していた自動車向け代替ガソリン高濃度アルコール燃料「ガイアックス(GAIAX)」のことを思い出した。

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response より


夢の新燃料といわれながらも、様々な理由により2003年(平成15年)に販売を終了している。

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みんからより


果たしてEGはガイアックスと同じ運命をたどるのだろうか?既存の巨大エネルギー産業界を敵に回し、EGは夢の新エネルギーとして日の目を見ることはあるのだろうか?

我々一般庶民やマスメディアに出来ることといえば、大手エネルギー企業がEG研究開発の邪魔をしていないかどうか監視することぐらいであろう。

自国産業発展のため、ガソリン車廃止・完全EV化を勧めたい国が圧力をかけ、化石燃料使用による環境破壊を名目に法的規制をかけてくる可能性もあるので注意しなければならない。



投資家の皆さんへ


EG開発は現在進行形だが、開発資金を集めるために米国ではクラウドファンディングやエンジェルと呼ばれる民間投資家による出資を募っている。信じられないが事業成功時のリターンは300%。100万円投資すれば300万円が戻ってくる。(ただし新エネルギー完成時のみ) さすがにハイリスク・ハイリターンのお国柄である。

完成・未完成にかかわらず105%のリターン(出資額+5%)が保障された「10年限定貯蓄型出資」というのもあるが、こちらは年利にすれば0.5%なので高利回りとはいえない。

投資家のみなさんに是非、お願いしたい。どうせお金儲けするなら、EGに投資しませんか?興味のある方はここをクリック。ただし自己責任で・・・





詐欺師はこうやって人を騙す。ここに登場する団体・人名等はすべて実在する本物だが、EGに関してはすべて筆者の創作。ステレンボッシュ大学もMITもEGには一切関与していない。大手エネルギー企業が他人の研究の妨害をしているという事実も存在しない。

Whitman Richards氏も実在する人物だが、MITの認知科学およびメディア芸術科学の名誉教授で、2016年に死去している。勝手に名前を利用してしまったことをここに謝罪し、ご冥福をお祈りする。


筆者はコストと時間をかけていないのでこの程度のレベルだが、本物の詐欺師は数千万、数億円を騙し取るためなら数十、数百万円の投資を惜しまない。

立派なニセサイトを立ち上げ、多くの科学的事実の中に「小さな嘘」を埋め込んで他人を騙す。

科学的知識を持ち合わせていない人を騙すために有名人を利用する。著名な大学教授や研究者に「正規の寄付」をして一緒に並んだ写真を撮影し、それをサイトに掲載する。

一流スポーツ選手や芸能人のスポンサーになり、雑誌の対談等を通じて「著名人からも信頼されています」という「架空のステータス」を作り出し、それらの画像・動画を使って詐欺商品を宣伝する。


みなさん、詐欺にはくれぐれもご注意を。


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