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解けてくると面白い日本文明の歴史‼️#003

第一章 
世界の神話のベースは日本

1-3  日本創生の神々

 日本神話には多くの神々が登場する。
ここでは、原初の神々を紹介する。

造化三神
 ・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)  
   至高の神
 ・高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
   天の生産・生成の「創造」の神
 ・神産巣日神(かみむすひのかみ)
   地の生産・生成の「創造」の神

別天津神
 ・宇摩志阿斯訶備比古遅神
(うましあしかびひこぢのかみ)活力の神
 ・天之常立神(あめのとこたちのかみ)
   天の永久性を象徴する神

神世七代
 古事記では、別天津神の後に十二柱七代の神を神世七代
 日本書紀の本書では、天地開闢の最初に現れた十一柱七代の神を神世七代としている。
 ① 国之常立神(くにのとこたちのかみ)
  日本書記では、最初に現れた神

 ②豊雲野神(とよぐもぬのかみ)
  雲を神格化した神

 ③宇比地邇神(うひぢにのかみ)
  須比智邇神(すひぢにのかみ)
 神名の「ウ」は泥(古語で「うき」)
    「ス」は沙(砂)の意味
   地と智を示す初の男女神

 ④角杙神(つぬぐいのかみ)
  活杙神(いくぐいのかみ)
 クイ(クヒ)は「芽ぐむ」などの「クム」で、「角ぐむ」は角のように芽が出はじめる意
「活ぐむ」は生育しはじめるの意
  泥土が段々固り、生物が発成し育つことができる環境になったことを示す神名

 ⑤意富斗能地神(おおとのぢのかみ)
  大斗乃弁神(おおとのべのかみ)
 神名は大地が完全に凝固した時を神格化
「地」は男性、「弁」は女性の意味

 ⑥淤母陀琉神(おもだるのかみ)
  阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)
 オモダルは「完成した」の意
 アヤカシコネはそれを「あやにかしこし」と
 美称したもの。人体の完備を神格化した神

 ⑦伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
  伊邪那美神(いざなみのかみ)
  日本列島、八洲を創り多くの神々を産む神

 神世七代のイザナギ、イザナミまでは、主に空間=宇宙や地球(大地や天空)が創造され、空間と人体のベースが作成された後に、様々な自然現象や植物界・鉱物界など様々な仕組みが生まれていく。

原初の神々の系譜

神々の系図
日本の神々の系図は、様々な古文献に出てくる。基本的な系図は下記になる。

 ・古事記、日本書記、ホツマツタエなど古文献毎に少しづつ違いがある。
 ・神々の名前
 ・男神、女神が逆転している。
 ・親子関係が兄弟である場合もある。
 古文献により、少しずつ違いがある。その理由などについては、今回は扱わないが読み進めていく間に何故?古文献によって違うのか解ってくると歴史の面白さが解ってくる。

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