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うしをいのお気に入り記事

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#COMEMO

世界電子政府ランキングを正しく理解して考えなければならないこと4

第4回目ということで、引き続き国連UNDESAが発表した世界電子政府ランキングについて書いていきたい思います。これで最終回となります。 ▼第1回目、第2回目、第3回目のnoteはこちら▼ 第1回目第2回目 改めてE-Government Surveyとは国連の経済社会局(UNDESA)が、2年ごとに行っている国連加盟国の政府電子化を、いくつかの指標を用いて調査している報告書になります。 EGDI(E-Government Development Index)と呼ばれる

自治体システム統一の実現可能性はあるのか

菅首相は自治体ごとで異なる行政システムを2025年末までに統一するよう指示した、と先日大きく報じられていましたが、実際に実現可能性があるのかどうか、考えてみたいと思います。 まず自治体行政システムとは何か自治体行政システムには、大きく3つの基幹業務システムが存在しています。 ①住民記録  住民票の管理や発行などの処理を行うシステム。住民基本台帳システムと呼ばれることもあり、住基システムや住記システムと略されることもある。 ②税務  住民税や固定資産税、法人住民税など自治体

「退職金制度 見直し重要」【日経新聞連動テーマ企画】ご意見まとめました!

「勤続20年の壁」。同じ会社に正社員として20年以上勤務すると、退職金が税優遇される……。そんな制度があるのをご存じでしたか。日経朝刊21日付「働き方イノベーション」面は、そんな終身雇用を前提とした税制の存在と、それにメスを入れようとする政府・与党の動きを紹介しています。 退職金への課税は、勤続年数が長くなるともらったお金から差し引ける控除額が増え、税負担をさらに軽くする。終身雇用に有利な仕組みになっている。具体的には退職金を一時金で受け取ると、そこから「退職所得控除」を差