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「あはれ」と「をかし」
ともに平安時代のの文学精神を示すことばである。
「あはれ」は同情、愛情、慈悲、感興などしみじみと身にしみる感情を表すことばで、人間の運命や境遇、世間や世態をながめることによって催される感懐である。
これを、平安時代最高の精神としてとりあげたのは本居宣長で、特に『源氏物語』については、
「おほよそこの物語五十四帖は、もののあはれをしるといふ一言にてつきぬべし」
と評価している。
これに対し、「をかし」は物を深く賞美することを表すことばで、「あはれ」よりは明るい情趣を主としており、どちらかというとほほえましい風景に接したときの心情を示すことばである。
『源氏物語』が「あはれ」の文学と言われているのに対して、『枕草子』は「をかし」の文学とも言われている。
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