くたばっちまった2023

 仕事柄、時事問題を扱うことが多く、年末には2023年の振り返りをしたわけだが、振り返ると暗い気持ちになる一年だったなあ。毎年のように人災、天災、そして戦争が続き、どこにぶつけていいのかも分からない怒りと悲しみが湧く。それでも何か希望を見出したくなるような知らせがあり、それを頼りに生きているつもりだったが、去年はそれを感じなかった。未来は変わる、そういう希望が見いだせない一年だったと思う。
 自分だけの命だったらそんなこと気にしないさ。最期は土に還るんだか、風になるんだか、千年すればこの命なんて欠片一つ遺すことなく消えるから。しかし、今はもう子どもがいる。守るべき存在がいる。自分よりも遥かに幸せになってほしい、幸せになれる才能があると思う存在がいる。そんな時にクソったれな世界じゃ困るんだよ。
 チバさんもこんな心境だったのかな。GIRL FRIEND、好きなんだよな。さよなら最終兵器も好きだ。シャロンもいいよね。シトロエンの孤独とかも好きなんだ。チバさんなんて、まさしく希望のロックスターなんだ。だから2023年で終わってしまった喪失感を食らってしまったんだろうな。

 尾崎世界観さんが今を静寂がうるさいと綴っていた。喪ったものは大きい。それに対してまだ新しい星を私は見いだせていない。でもそれはきっと空をちゃんと見てないのと同じで、きっと、もう既に燦然と輝く希望がいるはずなんだ。そういう希望を見つけて2024年は輝き出していけるように、今年は出会いを大切にしよう。

 それから、いつか私の子どもたちが誰かにとっての星になりますように。親が可能性を奪うことがないように、見守りたいと思う。

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