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第15話 なぜ儲かるのか

皆さん、こんにちは。

今日は半日お休みだったので、積読してた本を沢山読みまくってました。その中になぜか、読んだことのある本も何冊か紛れ込んでいて、その中の1冊が山田真哉さん著の「さおだけ屋はなぜ儲かるのか」があって懐かしいなぁと思い、もう1回読んでみることにしました。

話の内容を簡単にお話しすると、
外を歩いていると、どこかからその姿は見えないのに「さおやー、さーおだけー」と連呼しながらゆっくりと通り過ぎる声がよくします。その声はさおだけ屋です。大体の場合、さおだけ屋の声は呼び止められたりして留まったりすることも無く、常に流れていくだけです。つまりほとんど売上はないのかと思ってしまいます。

このさおだけ屋のその今日の売り上げは実際どのくらいなのでしょうか。ガソリン代を費用として消費しながら朝から一日中、車を走らせても1本も売れなかったら、どうななってしまうのか。皆すこし気になっていながらも自宅のさおだけは壊れることもないので、さおだけ屋を呼んで竿をかって話したりする機会は多くないでしょう。しかし、さおだけ屋はときどき家の近所にやってきてその声が聞こえてくる。これってかなり不思議ですよね。
なぜか、竿だけやはずっと潰れていないのです。
というお話です。

この、さおだけ屋はなぜ潰れないのか』がベストセラーになったのも、私みたいにたしかになぁという、不思議に思う気持ちが膨らんだ人がその理由を知りたいと、つまりさおだけ屋商法には何か秘密の裏ワザがあって、実はあの商売は儲かっているんじゃないか、その秘密が解き明かされるんじゃないか、と期待した読者が沢山いたということです。

以下ネタバレになりますが、有名なベストセラーで古い本なのでご紹介します。

結論はこんな感じでした。「さおだけ屋」という単体の商売では儲かっていないということです。商売で利益を出すには、売上を上げるか費用を削減するか、の2点に集約さます。例えば、さおだけ屋を呼び止めて実際に買う人達は、物干し竿が2本で1000円といっても、その1000円では終わりません。さおだけ販売に便乗して、物干しの修理までやってしまうケースもあります。更にセットで小物とかも売って様々な方法で売上を上げています。

そして、実はさおだけ屋の正体は金物屋で「さおだけ屋」用に“物干し竿だけを仕入れているのではなく、車の走行も配達のついでだったりするからガソリン代など余分な費用は発生していないのです。商売の、売上は高く、費用はなるべく低くという理論にかなっており、結果的に店は潰れないというわけです。

以上が本の内容でした。5年ぶりくらいに読んだので本の細かい内容を覚えておらず新鮮な気持ちで読めたので面白かったです。
昔はよく分かっていなかった単語や理論が今では理解することができたので、むしろ1度目に読んだ時よりも楽しめたかもしれません。

しかし、最近ではマンションが立ち並ぶような都心では竿竹やのようなお店はさすがに消え去りました。
私は個人的に、移動販売が好きなので、少し悲しいです。
小さい頃は移動販売しているパン屋とかアイスクリーム屋とかを追っかけて遊んでいた記憶があります。
なぜか、楽しいライブ感が楽しいんですよね。
更に言えば時代の流れ的にもこれからは、ecサイトでの販売とかの方がメインになっていくでしょうし、そっちの方が効率がいいのは明らかです。

こういった、よく考えたら昔はあったのによく考えたら、今は全くありえないよなってことを見かける度に歳をこんなにとったのかとマジでびびります、、。


あとがき

老害への第1歩…


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