推しって奇跡だと思った

わたしには数年に渡り、熱意を持って推し続けられる『推し』がいます。でもそれって、すぐ出逢えるものじゃないんだな、奇跡だったんだな、と思った話です。

仮にその推しを、推しAとしましょう。わたしの中では推しAがトップに君臨していて、その下を二番手三番手…のような感じで全く別ジャンルの推したちがいます。決してこれは、推しを順位付けしているわけではなく、あくまでわたしの中での優先度具合です。それぞれが素晴らしいし、それぞれが大好きです。しかし、推しA以外の方たちは、申し訳ないですがかなり現場数を絞っていて、オンラインのものや、予定が空いている時だけ参加していたりする、所謂超ライト層です。

最近、その中でもとある方にどハマりしていました。彼女を推しBとします。顔も声も歌もダンスも全部がわたしのタイプすぎる方です。推しAを超えることはなくても、Aと他の方の間くらいには位置しそうだなと、薄々感じていました。

でも、そうはなりませんでした。
なぜかというと、彼女の方針がわたしの思っているものとは異なったからです。彼女の志望はあくまで女優で、アイドル期間以外は舞台などに出演されています。もちろん、それ自体が悪いわけではありません。ただわたしは、アイドルが好きなんです。アイドルに夢を見て、元気を貰って、助けられて、そうやって生きてきました。だからちょっと、わたしが好きなものとは違っていたのです。

もちろんわたしはただのオタク。しかも最近推しBを知ったばかり。彼女の方針に指図するつもりは毛頭ありません。ただ、これは熱意を持って推せないな、と気付いてしまいました。
わたしが熱意を持って推しAを推せているのは、推しAの方針とわたしの求めるものが、たまたま一致していて、彼女の活動のほとんどのものを、わたし自身が納得して、楽しんで応援できている。そうだったからだと気付きました。

以前わたしは、どうしてこんなに推しのことが好きなんだろうと考えたことがあります。そのときは分かりませんでしたが、違う世界を垣間見て、ようやく気付きました。なにもかも好きな方でも、活動方針が好みのものでなければ、沼にどハマりはしないんだと痛感しました。

つまりは…推しAと出逢えたこと、やっぱり奇跡すぎる!ということです。すげーよ。
推しB含め他の子たちからも、毎日たくさんの元気を貰っているけれど、格が違いました。

図らずとも、自分の中での答え合わせができてスッキリしました。という話でした。