![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169935154/rectangle_large_type_2_f69a64e4e3b0b3a318267a596e21ed58.jpeg?width=1200)
Jonathan カードの解析(3) ハードの修理
MC68000 の信号を取り出すアダプタを作って、ロジックアナライザで動作を確認します。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1736770028-64KfVqbZwPYdNvOomAJ5SrWi.jpg?width=1200)
$C0n0 (n は Jonathan のスロット番号 x $10 + $80) に $80 を書き込むと、MPU が動作することがわかりました。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1736770265-E5UpVNvHqSry1zx9tLDfw2j4.jpg?width=1200)
MPU から、ROM への経路をテスタで調べたところ、データ線がどこかで切れているようです。基板をよく観察してみると、クラックが入っているところがありました。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1736770463-L1I4Raqbcpgnhlw73CJHSUyO.jpg?width=1200)
この基板は、6 層と思われますが、この部分を通っている、D1、D3、D14 が断線しているようです。ポリウレタン線でジャンパー接続します。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1736771257-nlamZIcoJkeBjD7i05YHvNxC.jpg?width=1200)
入手したボードには、30 ピンのスロットが 4 列ありました。ここに何が挿さるのか不明でしたが、Facebook の投稿で TM4256FL8 であることが分かりました。
TI のデータシートから、256 KB の DRAM で、30 ピンのシングルインラインパッケージ (SIPP) であることが分かりました。
http://www.bitsavers.org/components/ti/_dataBooks/1989_TI_MOS_Memory_Data_Book.pdf#page=271
SIPP は入手困難なため、30 ピンの SIMM を入手し、L 型のピンヘッダを半田付けして、使用することにします。万力で角度を開き、うまく収まるように調整しました。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1736771334-vZXYeEMfDyC4p7rls21c8Sqn.jpg?width=1200)