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プラチナ帯でも戦える! マスターデュエルでのインフェルノイドについて

・はじめに

みなさんこんにちは!
ふっちと申します。

今回は先日導入されたマスターデュエルでの
「インフェルノイド」というテーマについて、
少し解説させて頂こうかと思ってます。
私自身、OCGの方でもこのテーマを長く愛用していますので、
この記事を読んでインフェルノイドについて
少しでも興味を持って頂ければ嬉しいです。

・テーマ解説


「インフェルノイド」はOCGでは2014年に登場し、一部を除き以下の共通効果を持つテーマとなります。

"
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、 自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター(1〜3)体を 除外した場合のみ手札(・墓地)から特殊召喚できる。
(1): 各モンスターの固有効果
(2):(1ターン/相手ターン)に1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、 相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを除外する。 (この効果は相手ターンでも発動できる。)
"

モンスターは、
下級(レベル1〜4):
召喚コスト1体
手札からのみ特殊召喚可(自分のターンのみ)
墓地除外効果は相手ターンのみ
上級(レベル5〜8)、最上級(9〜10):
召喚コスト2(3)体
手札・墓地から特殊召喚可(自分のターンのみ)
墓地除外効果は自分・相手のターンどちらでもでも可(上級)
融合モンスター(レベル11)

で構成されており、効果の条件も少し異なります。
また、特殊召喚については自分の場のモンスターのレベル・ランクの制限があり、通常は何体も出せない仕様になっています。
しかし、リンク召喚については制限の適用外であるため、近年はより展開がしやすくなっています。
魔法・罠については「煉獄の~」と名の付いた専用カードがあり、インフェルノイドの展開のサポートとなるカードが多いです。

マスターデュエルでは「生命の制御システム」
というシークレットパックにピックアップテーマとして収録されています。


・デッキ構築について

デッキレシピ

現在の構築

このデッキの戦い方(コンセプト)

ここではモンゲ推理(芝刈り)を用いた墓地肥やし型について解説します。
前述のテーマ解説の通り、「インフェルノイド」モンスターの召喚にはコスト(別のインフェルノイド)が必要なため、そのコストをどう用意するかが重要になります。

墓地肥やし型はその名の通り、デッキから墓地へ送る効果を持つ「モンスターゲート」や「名推理」、「隣の芝刈り」で墓地にインフェルノイドを落とし、コストを墓地から支払う事で強力な効果を持ったインフェルノイドを何度も召喚して場を制圧して行くデッキとなります。
また、「煉獄の虚夢」のデッキ融合によるティエラの召喚、「煉獄の狂宴」によるデッキからの特殊召喚などの展開ギミックも組み込んでおり、相手の妨害を上回る多段階での攻めが可能となっています。
次項からは採用カードについて解説します。

モンスター(下級インフェルノイド)

インフェルノイド・デカトロン(☆1)
デッキの核。
召喚時にデッキから好きなインフェルノイドを落とし、レベル変動と効果コピー。
通常召喚可能なのでモンゲ推理で出てきます。
チューナーというのも優秀です。
素引きも強いので3枚入れてます。

インフェルノイド・シャイターン(☆1)
ターン1でセットカードをデッキバウンス。(相手はそのカードを発動不可)
効果を使った後にリンクリボーやサクリファイス・アニマになれるのは優秀です。
エルドリッチ相手にはめちゃくちゃ強いです。

インフェルノイド・ベルゼブル(☆2)
ターン1で相手の表側カードをバウンス。
破壊ではないので耐性持ちモンスターの除去ができ優秀です。
勅命や魔封じの芳香などの使われるとキツイ永続罠を戻して無力化できるのが強いです。

インフェルノイド・アスタロス(☆4)
ターン1で相手の魔法罠カードを破壊。
表裏問わずに使えるのは強いです。
攻撃力が割とあるのも助かります。
レベル4なのでエクシーズ召喚の素材としても使いやすいです。

モンスター(上級インフェルノイド)

インフェルノイド・ベルフェゴル(☆6)
攻撃時に相手のエクストラデッキを除外。
相手依存なのが惜しいです。
他の上級ノイドよりは効果は見劣りしますが、
後述の煉獄の狂宴で貴重な☆6枠なので入れてます。

インフェルノイド・ヴァエル(☆7)
デッキの核パート2。
相手モンスターと戦闘を行った後に発動でき、フィールドのカードを一枚除外できます。
しかも…対象を取りません!
戦闘さえ行えばいいので、エルドリッチなどの守備力の高いモンスターやペンデュラムモンスターに対しても有効です。

インフェルノイド・アドラメレク(☆8)
相手モンスターを破壊し墓地に送れたらもう一回攻撃できる。
打点も高いのでワンキルのお供として優秀です。

モンスター(最上級インフェルノイド)

インフェルノイド・リリス(☆9)
デッキの核パート3。
召喚時にお互いの魔法罠全破壊。
ターン1でモンスター効果無効にできる効果持ち。(相手ターンも使用可)
コストが3枚だけあって効果は優秀です。
罠デッキ相手に強いのはもちろんですが、このデッキが苦手としている灰流うららを牽制できるのが強みです。
デカトロンのコピー先でも良く使います。

インフェルノイド・ネヘモス(☆10)
デッキの核パート4。
召喚時にこのカード以外のモンスターを破壊。
ターン1で魔法罠を無効にし除外できる効果持ち(相手ターンにも使用可)
どれだけモンスターを並べられても一枚で解決できるのが優秀です。
魔法罠無効も発動したカードを除外するため、そのカードを再利用しづらくさせるのは強みです。

モンスター(インフェルノイド以外)

※この部分は個人の好みが出るので参考程度でお願いします。

PSYフレームセット(γ、ドライバー)
このデッキの弱点である灰流うららを無効にできるカード。
相手のターンにも使えるので一度きりの妨害としても使える。
ちなみにγは通常召喚できないのでモンゲ推理に引っかかりません。

クイーン、ラヴァゴーレム(壊獣枠)
ドライトロンのデクレアラーなどの処理するのが大変なモンスターを1枚で解決できるカード。
クイーンはレアリティも低いので助かります。
URの生成に余裕があれば、どちらかを禁じられた一滴にするのがおすすめです。

シラユキ
月の書効果持ちのモンスター。
モンゲ推理で超えた墓地の魔法罠をコストにできるので優秀です。
打点も高いので上級ノイドと並べて、シラユキが攻撃した後にノイド効果でリリースして相手の墓地除外、その後シラユキ効果…みたいな事ができます。

インフェルノイド専用魔法・罠

煉獄の虚夢
デッキの核パート5。
後述のインフェルノイド・ティエラを出すための融合カード。
相手にのみエクストラから出たモンスターがいる時にデッキから6体まで素材にできる。
今の環境でエクストラを使わないデッキは少ないので、高い確率でデッキ融合できます。
一つ目の効果も実は優秀で、レベルを1にすることで何体も上級ノイドを特殊召喚して最後に虚夢を破壊してワンキルというのもできます。

煉獄の狂宴(通常罠)
煉獄カードをコストに、レベルがちょうど8になるように3体までデッキからインフェルノイドを特殊召喚できる。
召喚条件は無視できるのでデカトロン以外も出せます。
基本的にはベルフェゴル×1、デカトロン×2で出してデカトロン効果でリリスかネヘモスコピーして2妨害を作ります。
組み合わせは自由なので場面に応じて好きなノイドを出せるのが強いです。
この狂宴を使うのに特化した構築もあります。

煉獄の消華(永続魔法)
ターン1で手札コストと引き換えに「煉獄」カードをサーチできる。
虚夢と狂宴の2択がほとんどです。
サーチ効果を使った後はインフェルノイド以外は召喚できなくなるので注意です。
2つ目の除外効果も忘れられがちですが、意外と使う場面がきます。

汎用魔法・罠

※墓地肥やしカード以外については割と自由です。

墓地肥やしカード(推理、モンゲ、芝刈り)
このデッキの核パート6。
モンゲ推理はデカトロン、ドライバー、シラユキが捲れるまで墓地を肥やせる。
推理は相手依存ですが、エルドリッチと勘違いして☆10宣言が多くなってきてるのでデカトロンが出やすくなってます。
芝刈りは相手次第ですが15〜25枚は墓地に送れる最強カードです。

ドローカード(強貪、強金)
相手の妨害を踏み越える札を揃える役割もありますが、墓地肥やしカードの前にこれらを発動し、灰流うららの的をずらす役割もあります。
この枠は金満で謙虚な壺でもありかなと思います。
金謙ではなく強金を採用しているのは、
・ダメージ半減が無いのでワンキルしやすい
・エクストラが飛んでもワンキルできる
・エルドリッチも採用しているため、うららの 的になりやすい
などが挙げられます。

墓穴の指名者
うらら回避カード。
あれば強いですが、URなのでランクマ序盤はなくても困らないです。

ワンフォーワン、ライスト、シャドウディストピア
展開補助カード。
ライストはどのデッキに対しても強いのでおすすめです。
ディストピアはノイドの効果のリリースコストを相手に押し付けられるので強いです。
ワンフォーワンはデカトロンを出せるので優秀ですが、URなので後からでも大丈夫です。

エクストラデッキ

※エクストラも自由なので参考程度です。

インフェルノイド・ティエラ
煉獄の虚夢で出すカードです。
素材にしたインフェルノイドの種類によって効果が増えますが、基本は5種類を狙いますので、成功時にお互いにエクストラデッキ3枚墓地送り+デッキトップ3枚墓地があると思って下さい。
レベルの関係でそのままだと後続が出せないので、ヌトスを墓地に送ってティエラ破壊もしくはグラビティコントローラーをリンク召喚して解消していきます。

ヌトス、グラビティコントローラー
ティエラ用。ヌトスはティエラ効果で複数落とせば相手のカードも割れるので余裕があれば2枚目もありです。

リンクリボー、ハリファイバー、フェニックス、ユニコーン、アークロード、アクセスコード
ここはゴールドランクくらいまでには揃えておいたら安心です。
妨害の超えやすさ、ワンキルのしやすさが段違いです。

ドリトル・キメラ、ヒータ、ヴァレルソード
優先度は上記よりは低いですが、エクストラにあったら便利です。
ドリトル・キメラは打点の底上げ
ヒータは相手のうらら拾ってリンク数稼ぎ
ヴァレルソードはワンキル範囲の拡大
などの役割で入れてます。

デッキ構築内容の変遷(稼働当初〜現在)

私も現在無課金で進めていますので、参考程度にデッキ内容の変遷を紹介します。

稼働当初〜シルバーランクくらいまで

60枚デッキを目指していたのですが、ポイントが足りないと判断し、序盤は40枚でモンゲ推理のみで構築しました。モンゲ推理以外は「生命の制御システム」のピックアップである程度揃
います。リンク体についてはリンクリボー及び、レアリティが低いプロキシードラゴン(リンク2)を生成し、他は初期リンクデッキのものを流用しています。
シルバーランクくらいまではこれで余裕でした。

シルバーランクからプラチナランクまで

途中でもらえるジェムが1000貯まるごとにパックを購入し、不要カードをポイントにして必要カードに換えました。
ランクが上がるごとに手札誘発が増えてきたので、γ墓穴を入れてます。
エクストラデッキについても虚夢を打てるデッキが増えてきたのでティエラを追加し、優先度が高いものからどんどん追加しました。

今後はURのポイントが貯まれば一滴や無限泡影を交換して入れたいなと考えてます。

・対人戦解説

ここまで構築について解説をしましたので、
ここからは対人戦について解説します。

後攻時の目指す盤面

基本的には後攻を選択しますので、こちらがほとんどかと思います。
私の場合は墓地や手札のインフェルノイドの枚数等によりますが、以下の盤面を目指します。

具体的には、
・リンクモンスター
ヴァレソ、アクセス、アークロード、キメラ

・インフェルノイド
ヴァエルorアドラメレクとリリス
が理想です。
リリスを立てておけばメイン終了時のニビルやバトルフェイズ中のγをケアしつつ勝ちまで持っていくことができます。
ヴァレルソードであれば素の総打点で8000を超えるので、無限泡影やヴェーラーなども無視できます。

先攻時の目指す盤面

先攻を渡された場合は相手も後手特化のデッキである確率が高いです。
あまり強くはないですが以下の盤面を目指します。

具体的には、
リリス守備 or デカトロン(リリスコピー)

消華 狂宴
が理想です。
消華は素引きが求められるため、引けたらラッキー程度です。
手札があまりよくなければ、何もせずにターンエンドもありです。

対戦時に意識していること

マスターデュエルのランク戦において、
インフェルノイドを使っている時に意識していることを解説します。

うららをチェックは入念に
このデッキはうららの打ちどころによってはそのまま負けに繋がりかねません。
墓地肥やしカードと一緒に壺やデカトロンを引いているならば、壺発動やデカトロン召喚を優先しましょう。
何か発動できるカードがある場合は相手の思考タイミングが発生するので、そのアクションにより手札誘発の有無などが予想しやすくなります。

伏せがある場合は動く前にできる限り除去
相手に伏せがある状況で手札にアスタロスなどの伏せに触れるカードがある場合は積極的に使いましょう。
勅命やマクロコスモスなどのリスクを事前にケアして安全に本命を通すのが無難です。
手札のノイドを除外しなければならない状況でも私は使ってます。

壊獣の出す位置はエクストラモンスターゾーンの前に
アークロードのリンク先になるので実質攻撃力0として扱えるようになりワンキルがしやすくなります。

墓地にデカトロンや同名カードをなるべく残さない
墓穴の指名者がキツイ場面があるのでなるべく残さないようにしてます。

ワンキルできそうなら増殖するGはツッパ
シングル戦なので割り切りましょう。
リリスの存在によりニビルを超えてのキルも割とできます。

・環境デッキに対する対戦考察

環境デッキとの対戦時のポイントを解説します。

対エルドリッチ

伏せ割りは入念に行いましょう。
守備で出したエルドリッチにはヴァエルの効果が有効なので、反射ダメージを気にせずに攻撃しましょう。
スキルドレインはフィールド上のみ無効にするので、上級ノイドやリンクリボーの効果でリリースしてあげれば効果は通ります。

対ドライトロン

クイーンやラヴァゴーレムを引いていれば一発で突破できます。
シェアが増えてくるなら禁じられた一滴や冥王結界波なども追加しましょう。

対電脳堺

VFDの効果が通ってしまうとほぼ負けです(笑)
γやディストピアで突破できる可能性はありますが…

対鉄獣戦線(LL含む)

エクストラモンスターが立つので、虚夢による展開を狙いましょう。
純構築であれば伏せの除去は意識しましょう。
LLに対しては結界像をすぐ処理できるかが勝負になります。

対環境中堅デッキ

閃刀やドラゴンメイド、魔術師などには有利に立ち回れます。
ライストを強く打てるデッキが多いです。
1:1交換を意識し、最後に本命を通すように組み立てを考えましょう。

・おわりに

ここまで記事を読んで頂きありがとうございます。
マスターデュエルにおいて久しぶりにインフェルノイドを使ってみて、改めてこのデッキの面白さに触れることができました。
この記事を読んで構築や立ち回りについてご質問がありましたら、twitterのアカウント(@usedbook0677)にまでご連絡下さい。

最後に、マスターデュエルのフレンドを絶賛募集しております。
リプレイ動画も随時公開していく予定ですので、よろしければ登録をお願いします。










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