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メッセージボートと夢の話

https://twitter.com/usapyon_tja/status/1776964322683740195?t=zurCwXtksAMd7nyC-WJewA&s=19

花笑む日々の真っ最中、私の仕事の忙しさも、本番真っ只中でした。
大好きな空の世界に、大好きな日々がやってきたのに、脳みそはクタクタで、夜入っても早々に眠ってしまい、深夜や早朝に目が覚めて、何も考えれないまま眠って……の繰り返し。毎日雷と駆け回り、ともだちと葉っぱの上でのんびりしていた初週が嘘のよう。ギリ意識を持っていた平日のある晩も、雨で死にかけの星を半分寝ながら助けていたために私が散りました。トホホ~

よく、一緒に眠ってくれる星がいます。それでやっぱり、よく眠る場所もあります。脳みそはクタクタ、迷惑かけそうで飛ぶに飛べず、それでも遠く隣で眠れたら、とその場所に来て眠っていました。
ある晩、その星の名前がついた、大きなメッセージボートがそこに浮かんでいました。その子らしい、やさしい言葉が書かれていて、少しだけ泣いて、ボートを見ながら眠りました。

その晩、行けていなかった草原連峰にいて、夢の中で目が覚めました。敷かれていた座布団の持ち主をさがして少し歩くと、ちょうど物陰にその子が眠っていたのです。背中になんにもしょってなかったから、ああまたこっそり優しくしてくれて、それでまた、ちょっと離れたとこで一緒に眠ってくれたんだな、と。隣に座り直して、ありがとうね、と言ってまた眠って、今度こそ夢から覚めました。
その子のメッセージボートは、夢の中で私を乗せて、一緒に眠らせてくれたのでした。

この絵は、夢の海を渡ってくれた舟と、その舟を造った星に感謝を込めて。





自分のSkyの絵をとても大衆向けではないと自覚しています。「どういうことかわからない」と言われたこともあります。そりゃあそう~~~他人が他人に向けて書いたラブレターのようなものです。『うつくしさの例え先や思い出の詳細はわからなくても、愛はまちがいない・素敵だと思ってくれたらよい。そして届け先の人だけが、自分へのラブレターだと気づけば、よりよいな』
いつも、わざわざ絵の説明はしません。だけど今回は、こんな素敵なことがあったんだと、ちょっと伝えたくなったのでお話ししました。

こんなとこまで読んでくれた人、ありがとうございます。
おやすみなさい、よい夜を、よい夢を祈っています。

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