読書記録①「本気になればすべてが変わる」

松岡 修造著
本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント―

熱血と評されがちな松岡修造だが、本著では、自分のことを知り自分の人生を歩くための実践的なアドバイスを、クールな目線で語っている。
帯に書かれた「本気には気持ちだけではなれない術がある!」は、内容を的確に表現している言葉だと思う。
プロアスリートとしての松岡修造に学ぶ「楽しく生きるスキル」が詰まっている。

日記、ストレス&リカバリーシートを書く、できなければ何でも書けるノートを1冊作る。
早速、最初に書かれているこのヒントを実行してみた。
「書く」こと、それも人に見せる必要はなく自分のためだけに書くこと、実践してみるとわかるが、これが驚くほど自分の頭と心が整理されていく。
なんでも書き出してみる。
そうすると、自分は今何が不満で、何をしたくて、何が足りていないか、つまり、「人生」が目に見えてくる。

「わからない」というのは不安なものだ。
自分は何者か、やりたいことは何か。それがわかって初めて「本気で生きる」ことができる。
この本を読み、書かれていることをただなぞっただけでは意味が無い。
自分で考え、自分で動いていくこと。そのためのヒントだけが、この本には書いてある。

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