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めちゃ創作全般しまくり高校

某サーバーのアドベントカレンダー用記事です。
去年は静観するのみでしたが、やりたすぎる;;と思ったのでnoteに新規登録して書きました。


今日(12/19)のテーマは創作全般なので、私の通っている高校、めちゃ創作全般しまくり高校、所謂美術科高校の日常あるあるについて書いてみます。

某サーバーには美術系の人がそこそこ多そうなので、あるある〜と思いながら読んでいただけると幸いです。

全然関係ない人はほーんって思ってください。




・怖い陽キャ的ポジションの人が1人もいない

陽キャと隠キャどちらとも話せるなんか皆からゆるーく好かれてるポジションだった人の集まりみたいな感じなので、中学で上手く生きれなかった人のコミュニケーションのリハビリとしてとっても良い環境だと思う。


・先生の服が可愛い

変な動物がプリントされてるTシャツ、考える人のピアス、フェリシモの傘


・結局偏差値の高い進学校に通い勉強は学校で済ませ美術予備校に通っている人が受験で一番強いことに早い段階で気づき、どうしようもなくなる。

https://www.minkou.jp/university/school/graduate/20240/

66 64 72!?!?
因みに豊多摩高校は宮崎駿の出身高校

美大、最近は学力も重視してきている傾向があるのに美術科高校は座学科目が軒並み削られてるの終わりすぎている。数1は一年半かけてやっと終わった。美術科に通っても結局美術予備校には通わないといけない(美術科の先生は美大受験のプロではないため)上に、座学科目の塾にも行かなくてはいけなかった場合時間的にも金銭的にもしんどい。学校で勉強を大方終わらせておいたほうがコスパがいい。

美大の合格実績を調べると、意外と上位進学校が多い事に気付く。でも自分で選んだ進路だからしょうがないです🥲自習します🥲


・石膏像、一番最初はラボルトを描きがち

ラボちゃん

高校一年で最初に描く石膏像はラボルトがち。これは美大予備校とかでも同じかも。あとラボルトのことラボちゃんって言いがち。


・石炭の芯を抜く作業ずっとよく分からないがち

あのふさふさした部分は何?力づくでやっても抜けなくない?


・全員の絵を見る機会がたくさんあるから、どんどん皆のことが好きになっていく

絵画や立体、皆の完成品を月に2回くらいのペースで見ているとだんだんこの絵誰のっぽいなーというのが分かってくる。

デッサンにしても、おもしろいデッサンをする人や、可愛いデッサンをする人、タッチが癖な人、選ぶモチーフに毎回すごくこだわりを感じる人、ずーーーーーーーっと見てると全部愛しく見えてきてこんな素敵な作品を生み出せる感性、人柄自体全部好きだなぁってなってくる。絵を描く行為って自分の内面をさらけ出す行為に似ている気がするので、クラスメイトの意外な一面を感じて惚れそうになる。好きです


・twitterに出てくる天才高校生!とかは上澄みで、実際は各地に発掘されていない天才高校生がいるんだなぁと気付く

SNSに実年齢とともに投稿したら6万いいねはいくだろ みたいな意味の分からない天才が学年に一人くらいはいがち


・ほのぼのした友達ができる

この前は公園でかけっこをしたりかくれんぼをしたりして最高だった。原宿に行かなくても、カラオケが得意じゃなくても、インスタ映えしてなくても、許される空間。ぬるま湯ぬくぬく。


・座学教科の先生に、ことあるごとに普通科と比較される

やめてー


・3時間くらい通しで箱椅子に座りモチーフと紙を交互に睨めっこする時の、腰!!!!

(美術出版エデュケーショナル)

デッサン自体は楽しいから好きだけど、純粋に腰がしんどい。

デッサンや絵画は硬い箱椅子でやるべきっていうのどうにかならないんですか?動きやすいとかあるんだろうけどさー!!腰壊れるって!!


・ずっと皆に嫉妬してるし、ずっと辛い けど楽しい

人と比べての才能とか努力量の違いとか向き不向きとか全てにずっと晒されている感覚がある。なぜなら、勉強は成績結果やテストの点数が出て初めて比較できるけど、絵は書いている間中ずっと見えちゃうから。どうしてモチーフがそんな風に見えるのかとか理解できなさすぎてずっと憧れる。

でも楽しい!人の綺麗な絵を見るのは楽しい!私の失敗したデッサンは見ないで!!


・関東圏の美大、国公立は最高峰の藝大しかないの、厳

https://hataraku.vivivit.com/design-knowledge/artuniversity_tuition201811/

学費〜〜〜〜〜〜〜実力〜〜〜〜〜〜

(一般大学の一学部としてなら筑波大学もあるけど、美大ではない)


・男子が怖くない

高校生の男子って大きくて怒鳴ってて怖くないですか!?!?実際に怖い人ではないんだろうけど 美術科の男子は怖い雰囲気の人が少ない 何故


・非常勤の先生がすごい

先生の作った作品は息を呑むほどすごいし、調べると界隈では有名な人だったりする。自分の好きな事を仕事にできている人が多くて尊敬する!


・講評会の地獄の空気

全員のデッサンを一列に並べ、先生達が1時間くらいかけてデッサンを移動させながら順位を決めていく。
先生達が自分のデッサンに触れた瞬間の心臓の音!!!!並べてみたらなんか皆のより薄くね?って思ったときの絶望感!!!!
でも講評が一番ためになる。
自分の絵に何が足りないのか、上位の人と比べて何がおかしいのか、強みは何か、など。必死にメモする。

メモ
出オチをめざすな

1位になったときは本当に嬉しい!
おしゃれでセンスがあるね!って言われた時と、いつも人を褒めない先生に良いね!って微笑まれたときの喜びはすごい。スキップして下校したい。


・都会の美術科高校コンプがすごい

人によるけど あんなの大学じゃん!受験で勝てる気がしないよ!!設備とカリキュラムの充実度!!!羨ましすぎる!!!という気持ちが少し


・進学校コンプ

元々中学で勉強そこそこできた人なんかは、結構このコンプがある。(らしい)

少し偏差値を下げて入ってきているので、座学授業が遅すぎてきついらしい。自習は得意じゃなかったけど、ハイスピードの授業についていけてたから偏差値が高かったみたいな人は尚更。

どんな進路を選んでも、もしこっちを選んでたら…って感じるから辛いよね


・油絵は手と腕に、日本画は爪の間に、デザインは指先に、彫刻は全身に汚れを纏う

油絵の汚れは青春感があって羨ましい


・夜の校舎や、廃工場、夕日、全部写真撮る

私達は資料に餓えている


・美術科内での最初の自己紹介、困りがち

得意なことは絵を描くことです!なんて口が滑っても言えない


・AIイラストについて議論する授業

タイムリー


・アイディア、構図、根本的なコンセプトはすごく大事で、それが良ければ技術が足りなくても勝てる時があるんだなと気付く。

そうはいっても単純な技術力はアイディアが出なかったときの救世主になってくれるので大事!


・水張り!!構図!!接地面!!床の影!!光源!!固有色!!粗密!!

常套句


・予備校遠すぎる

本当に無い



長くなっちゃった!

美術科高校に通っていて思うことは、創作において指導者の与える影響は凄く大きいな〜ということです。良い指導者がつけばその人の作品は短期間で見違えるほど良いものになります。逆も然りですが、特に高校生という未熟な年齢なら尚更。


作品を良くしていくには客観的かつ相対的な指摘が凄く大切です。あとは褒め。


自分の作品が大人に認められる機会があることは凄く良いことだと思います。この方向性で良いんだ!私、ここが強みなんだ!ということが分かるの、大事〜!


絵を描くことなんて一人でもできるし、将来の幅を狭めるような選択だったかもしれないけど、私は美術科に行ったことについて後悔していません。それくらい、皆で創作活動に取り組むことは楽しいし、学びがあると思っています。大学進学への不安は莫大だけど!


あまり創作と関係ない話になってしまいましたが、創作全般を行う美術科での経験について大人になってしまう前に書いておきたいと思っていたので、良かったです。
書いてみて分かったけど、私文章書くの下手すぎかも!!よみづれ〜〜〜〜


某サーバーに美大の人いたら受験経験談とか書いてほし〜🥲結構いそう読みたい🥲🥲🥲


おわり!






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