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専業主婦でも経済活動をするべきその理由
今日は無料短編noteだ。
以前、「専業主婦は2億円損する」という橘玲さんの本が流行ったことがある。
この本はこれからの時代、「夫一人の稼ぎでは到底やっていけないよ」
という警鐘を鳴らす意味で書かれたのに違いない。
しかし、この本に対し1000件の批判が殺到したらしい。
そのほとんどが専業主婦からの批判である。
「女がそんなに稼げるわけない」
「好きで専業主婦をやっているわけではない」
こんな批判だ。
私も長らく専業主婦をしていたので、批判者の気持ちはよく分かる。
だが、著者に重箱の隅をつつくような批判をしても、現状が変わるわけでもない。
批判する暇があるなら、その時間で経済活動もできるはずだ。
せっかく資本主義の日本に生まれたのだから、自分という一番の資本をピカピカに磨いて成長し、選択肢や行動範囲を広げて欲しい。
早速、本題に移ろう。
専業主婦でも経済活動をした方がいい理由
①人と世の中の流れに敏感になる
ビジネスをやっていると気付くが、自分と他人の興味には乖離(かいり)する点が多い。
自分が売れると思った商品が売れないこともあるし、逆に驚くほど売れることもある。
人がどんな時にお金を払うかということを自分の目で確かめたほうがいい。
マーケティング感覚をビジネス体験で養えると人を見る目も世の中を見る目も大きく変わる。
つまり人生が変わるということだ。
一度もビジネスを経験していなければ多くのことに無知、無関心になりやすい。大事なことに何にも気付けないのはビジネス経験がないに等しいからである。
②自立できる
夫の稼ぎがどんなに良かろうと、これから先は女性も自立必須な世の中になってくる。
鑑定士をやって沢山の人生を見ていると分かるが、本当に人生は何があるか分からない。
何の不自由もない生活から、夫との死別があったり、借金が発生したり、難病になって困っていくいく人を身近で見てきた。
いつ天国が地獄になるかは分からないし、逆も然りだ。
だからこそ、常に人生に危機感を持つことは大事である。
多くの人は自分に自信を持てと簡単にいう。
しかし、自己を深く検証すること、恥をかくこと、自己嫌悪や自己否定することをせずに成長はありえない。
それらの負は厳しい現実と戦う武器を手に入れるチャンスにもなる。
若いうちの苦労は買ってでもせよ
一生晴れた日が延々と続くなんてありえない。必ず雨が降る。
今は雨でも黙々と準備し作業している、そんな人にしか春光(しゅんこう)は射し込まない。
「いつかやるつもり」なんて人も多いが、間違いなく100%実行できない。
今日の努力ができない人が明日頑張れるわけがない。
一生楽な方に流され続け、最後まで心に火が点かぬまま孤独に凍死する。
だから、今日だけ今日だけ頑張るのだ。
明日から頑張ろうはバカ野郎である。
③子どもの教育にもいい
以前、お金を稼ぐから人生が変わるのではなく、お金を稼ぐ仕組みが分かるから人生が変わるよ、と書いたことがある。
つまり、子どもに対しても会社に勤めるだけがお金を稼ぐ方法ではないというロールモデルを身近で示すことができる。
例えば、親がビジネスをすることは不登校を選択した子どもたちにも希望の光になるのではないだろうか。
会社に勤めることだけが人生ではない。選択は自由だ。
自分という「人的資本」、株や債券といった「金融資本」、不動産という「固定資本」、会社経営やフリーランスといった「事業資本」、これらを理解、活用することで一生会社に縛られて働くという固定観念は消えるはずだ。
第一に自己投資によって人的資本を伸ばせれば、後はその他の資本にレバレッジを掛けれるようになる。
金銭的に自由になって初めて本当の自由が掴める。
何より、親が自分の頭で考えることができるようになると、本物の生きる力を見せることができる。
これが私が思う専業主婦でも経済活動をした方がいい理由だ。
自分の人生は自分で切り開くしかないよね。
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