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【私のハッシュタグが映えなくて】承認欲求と私らしさ【レビュー】

今回レビューする作品は京セラと大今良時とバンダイナムコフィルムワークス(旧サンライズ)とのコラボ第2弾のオリジナルショートアニメを紹介します。

【あらすじ】

20XX年。若者を中心に、自分の周りに空中ディスプレイでハッシュタグを映し出し、自己表現することが日常となっている時代。
中でも「レアタグ」と呼ばれ、
社会的評価によって得られる
特別なタグがあった。

周りと比べ自分に自信の持てない
ユメは、「レアタグ」を目当てにアイデア
コンテストに出場するものの、
なかなか上手くいかない。
そんなとき、ユメとその弟のやりとりを見て、
いつもと違う彼女の一面に気付いた
大学生のミノル。
彼の一言がユメの背中を押し、
アイデアが動き始める。


今作の世界観は近未来を背景に物語が描かれているが技術が進歩すればするほどこういった周りからの評価が可視化するようになり、ユメみたいな自分に自信が持てない子ほど便利になっていく反面、周りと自分の評価の差に比られてしまう世界というのはなんとも非常に息苦しい事か……

確かに技術の進歩で街も住みやすく豊かになっていくが今のこの時代でもTwitterを初めとした様々なSNSでの承認欲求が満たされない私なのにこの作品のような時代になったらますます精神を病みそうになる……

ユメは大学の先輩のミノルと話をしている最中に弟からテレビ電話がかかり、母親の為に誕生日ケーキを用意したがトラブルでぐしゃぐしゃになってしまった しかしお菓子作りが得意なユメはその趣味と自分の器用さを生かして遠隔操作で誕生日ケーキをリメイクする。その生き生きとしたユメを見て「自信が無いなんて嘘だろう?」と言われる。ユメは病弱な弟のような子供達の為に役立てるような医療技術システムを考えた。

大事な弟、周りの人の助けになれるようにユメは自分の考えた医療技術システムを次世代産業アイデアコンテストに応募するが後日結果発表を見たユメの医療技術システムは残念ながら落ちてしまう…… しかしこれを次のアイデアを生み出そうとまた弟達の為にまた頑張ろうとするユメであった。

私的には前回の第一弾の「あなたを一言で表してください」より今回の方がストーリーや作画のクオリティもあってこちらの方が好きであった。

因みに余談だが今回の主人公・ユメ役の声優が早見沙織であり、聲の形では西宮硝子役も演じているのだ。(大今良時が早見沙織好きなのかな?)
どちらも3分弱のショートアニメなのでサクッと見れます。

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