何も知らない僕がアベンジャーズの展開を予想してみた

アベンジャーズ、観たいです。
とても観たいのですが、「まだ観てない」という状況も愛おしく保存すべきと思いましたので、
まったくアベンジャーズを知らない私が、アベンジャーズシリーズの展開を予想していきたいと思います。

アベンジャーズの展開を予想をする上での前提

まず、アベンジャーズが3作品まであり、3作品目でいったんの区切りがついた、ということは知っています(区切りってなんだ)

さらに、アベンジャーズには過去のマーベル作品のキャラが登場している為、その作品を履修している必要がある、ということも知っています。

さらにその作品を観るには順番が決められているらしい。
そうなると、少なからず、アベンジャーズをこれから実際に観ようとすると、作品の順番は先にネタバレ的に知ってしまいます。なので作品の順番、という点からもしっかり予想していこうと思います。

一般的に言われている観るべき順番は以下。

アイアンマン(2008年公開)
インクレディブル・ハルク(2008年公開)
アイアンマン2(2010年公開)
マイティ・ソー(2011年公開)
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年公開)
アベンジャーズ(2013年公開)

アイアンマン3(2013年公開)
マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年公開)
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年公開)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年公開)
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年公開)

アントマン(2015年公開)
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年公開)
ドクター・ストレンジ(2017年公開)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ―:リミックス(2017年公開)
スパイダーマン・ホームカミング(2017年公開)
マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017年公開)
ブラックパンサー(2018年公開)
アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー(2018年公開)

アントマン&ワスプ (2018年公開)
キャプテンマーベル(2019年公開)
アベンジャーズ エンドゲーム(2019年公開)

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年公開)

この時点でアベンジャーズは3作品でなく4作品ある、ということが明らかになりました。びっくりした。
ファンの中ではアベンジャーズシリーズの各作品の間のことをフェイズ、と呼ぶらしいので、フェイズ毎に予想していきたいと思います。あと、断片的に入っている情報(予告でたまにみたりした)があるので、そこも最大限生かしていきます。

では、スタート。

フェイズ1:アベンジャーズまで

ます、アベンジャーズってなんだ。

「復讐者たち」というのが直訳でしょうか。

ということは、話のストーリーラインとしては、何か甚大な被害を与えた敵に対して、立ち向かう、という内容でしょう。なので、超強くてやばいやつが、地球に対して何かしらの攻撃を仕掛けてくるのが始まり。その舞台はアメリカと予想。なぜならキャプテンアメリカが「ファーストアベンジャー」だから。キャプアメ単体で敵に立ち向かうがてんでダメ。抵抗むなしく世界に大きな被害が出てしまう。やばい!とおもったキャプアメ勢は他のヒーローの力も借りないと、ということで、たくさんのヒーローを集め始める。現れたのは、以下の3人。

質実剛健、鉄の意思を持つ男、アイアンマン(鉄の男だから)。

恐ろしい緑色の怪物、ハルク(見た目だけは知っている)

超筋肉の持ち主、ソー(マイティ=巨大な、強大な、だから巨人かとも思ったが、巨人はいなかったはず)

この3人とキャプアメはチームを組み、

「俺たちはヒーローなんかじゃない。この被害を事前に防げなかった。復讐者、アベンジャーズさ!」

的なかっこいい台詞を言いながら、敵に立ち向かう。

アイアンマンが手から出るブースターで空を飛び回り相手をかく乱。キャプアメがお得意の盾で敵の攻撃を防ぎつつ、ハルクがソーを上空に投げ飛ばす。ソーは自由落下により加速度的にあがった威力と、持ち前の筋力を活かし、お得意のハンマー(ソーにしか持てない、という設定は聞いたことがあるので、きっとすごい重い)で脳天にアタック。見事敵を討ち果たすのだ。

アベンジャーズはとても王道的な、最初は敵にやられるけど最終的にはみんなの力で敵を倒す、という展開なのだと予想しました。

フェイズ2:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンまで

ウルトロンの時代、が来るんでしょうね。このタイミングで。アベンジャーズは敵を打倒する集団なので、
新たな敵、ウルトロンを打倒する話でしょう。しかし、フェイズ2まではかなり世界に混乱が起こっているような感じがします。
なんせ、「ガーディアンズオブギャラクシー」が出ますからね。銀河の守護者ですよ。
今までは地球単位だったのが、銀河までウルトロンの手が回っているらしい。どうやら相当強力な敵の様です。
なので、フェイズ2の展開は、おそらく修行編。更なる強大な敵に対して彼らアベンジャーズが強くなっていく話だと思います。
アイアンマン3。アベンジャーズとして活躍した鉄の意思を持つ男が、本当の平和とはなにか、己の力のあり方とは、的な悩みを持ち始めるうち、彼なりのヒーロー像をみつけ、名実ともにアイアンマンになる話でしょう。なんせこの後にアイアンマン4がないので。
アイアンマンのヒーロー像はここで確立するはずです。
また、ソーはダークワールド(=暗い世界)で視覚に頼らない、五感をフルに使う戦闘方法を身に着け、
キャプアメは北アメリカ、アラスカで冬の寒さに強い戦士(ウィンターソルジャー)になる。

筋力・精神共にアベンジャーズが充実している時、ついにウルトロンも動き出す。

まず、銀河の警備を行っている守護者たちが、「ウルトロン」というやばいやつが動き出したことを察知。なんとかウルトロンを倒そうと善戦し、彼らの居住地から追い出す、という話が「ガーディアンズオブギャラクシー」で描かれる。
まず、映画として「ガーディアンオブギャラクシー」単体で成立させるには、やはり彼らの活躍を描かないと、成り立たない。なのでこの映画の立ち位置はウルトロンの強さを描きつつ、ガーディアン達の活躍も描く必要がある。かなり難しい物語になるでしょう。

そしていよいよ時代の寵児、ウルトロンが地球にその覇を唱えんとやってくる。
しかし、地球には我らがアベンジャーズがいる。しかもパワーアップ済み。地球にやってきたウルトロン相手に苦戦するも、最終決戦の地、アラスカにてその雌雄は決される。アラスカには街灯もなく、真っ暗闇。見えるのは満点の星空のみ。ウルトロンは高らかに叫ぶ。

「みよ!この星々を!銀河を!輝くもの、すべてが我が物である!」

ガーディアンに多少やられていていも意に介さない男、それがウルトロン。そんなウルトロンに対し、ソーが仕掛ける。彼は暗闇でも五感を活かし活動ができる。ウルトロンの叫びで相手の場所を特定し、キャプアメに指示を出す。それを察したウルトロンはソーに対して攻撃を仕掛けるも、ソーは開眼した暗闇の目でその攻撃をかわしにかわす。互いの戦力は拮抗。ウルトロンが業を煮やし、特大な攻撃を放とうとした瞬間、ソーが叫ぶ。

「今だ!キャプテン!」

絶対零度のアラスカ、その寒さに打ち勝った男、ウィンターソルジャー・キャプテンアメリカ。彼だからこそできる、捨て身の作戦。キャプアメは氷河の中に身を潜め、攻撃のチャンスをうかがっていたのだ。まさかあんな寒い場所にいるとは。不意をつかれたウルトロンは驚愕。飛んでくるキャプアメのシールドの鈍痛に気を失いながら、ウルトロン氷河の中へ消えていく…

アベンジャーズ エイジオブウルトロンは、このようにして幕を閉じる。

フェイズ3:アベンジャーズ/インフィニティー・ウォーまで

そして次は、インフィニティ―ウォー。「終わらない戦い」と訳すには、「インフィニティ」の持つ意味は強すぎる気がします。「無限の戦い」。ゴールド・レクイエム・エクスペリエンス的なことでしょうか。「終わりがないのが終わり」的な。時空を捻じ曲げて、戦いが支配する世界になっていく、的な。そういう展開なんだろうか。

そして、このフェイズで気になるのは、「シビル・ウォー」。アメリカでいうシビルウォーはきっと、南北戦争のことを指すんだろう。なので、アメリカの分断を描くはずだ。じゃあ、なにが分断されるのか。キャプアメの元で。しかもヒーロー時空において。

ヒーローとは何か、と考えると、自らの正義によって動く、個人、というイメージがある。その正義は強烈で、少しでも方向性が違えば、すぐに対立する。だからきっと、アベンジャーズ内の思想の分断を描くのだろう。

ウルトロンにとどめをさしたキャプアメは「アイアムアメリカ!」と声高に叫び、アメリカ市民も「キャプアメ最高!」という気運が高まってくる。どことなく、浮ついた雰囲気がアベンジャーズを包む。そこで理想的なヒーローとして確立したアイアンマンが、少し調子乗り気味なキャプアメに対してこう諭す。

「まあさ、お前のおかげでウルトロンを倒すことができたのは事実だよ。でも、ソーも頑張ったし、お前だけの力じゃないんだからさ、あんまり言うのも良くないよ」

さすが鉄の男。物腰の柔らかさの中に、しっかり芯をもった言い回し。それに対してキャプアメはこう返す。

「アイアンマン、いいか?力こそ正義、正義こそ力さ。そして今アメリカは私を中心に一体となっている。誰かがこの国の象徴となる必要があるのさ」

キャプアメも己こそがアメリカの精神的な体現、そしてそれが己の使命だと背負う覚悟ができている。

2人の正義が、ぶつかる。アイアンマン派とキャプアメ派にアメリカは分断。そして、和解。和解するんだよきっと、で、少し遺恨が残りながらも、絆が深くなったりするんだろう。

そしてそんな全米を巻き込んだ騒動に発展したアベンジャーズに対して、更なる志願者が集まってくる。

小さくなれる男、アントマン(予告でみた)

様々な薬を開発し、いつもボロボロの白衣を身にまとうマッドサイエンティスト、ドクターストレンジ(奇妙な研究者、という時点でマッドサイエンティストは確定。楽しみ)

家に帰ってきたばかりの蜘蛛男、スパイダーマン(流石に知ってる。観たことないけど。)

その新参者達に「いっちょオラと戦ってみるか!」と超筋肉マイティ・ソーがバトルロイヤルを開催。新参者は先輩の洗礼を受けながら、確実に成長する。

そしてそのバトルロイヤルに触発されたブラックパンサーも参戦。

いよいの戦力万端。どんなことが起きても、アベンジャーズに一部の隙なし。なんでもござれ。

すると、来るのだ。ヤツが。

氷河の中がギンと光る。その瞬間、大瀑布が周囲を覆う。元気玉で倒したかにみえたフリーザの様に、ブチ切れ状態。「今のは痛かったぞー!!」と言わんばかりに、ウルトロンが再び現れる。

ウルトロンは時を操る能力を手に入れ、己の時間を巻き戻し、復活を遂げたのだ。

再び現れたウルトロンにアベンジャーズは大慌て。なんとか倒すも、また復活するウルトロン。終わりのない戦いに、疲弊するアベンジャーズ。

「さあ、ゲームを始めよう。終わりのない、戦争という名のゲームをね。」

ウルトロンがそう言って、インフィニティーウォーという戦争、終わりのないのゲームが始まったところで、きっと映画は終わる。

フェイズ4:アベンジャーズ エンドゲームまで

さて、ここでエンドゲームまで残すのはアントマン&ワスプと、キャプテンマーベル。

なんでこんな大事なタイミングでアントマン?キャプテンマーベルは名前的にすごそうだけど、アントマン?それにワスプ(スズメバチ)?飛べる小さいヒーローでも出てくるのか?小さくなれるやつが、時空を操るウルトロンに勝つ為のキーになるのか?怪しい。現時点では、観なくていいんじゃないかとも思っているが、きっと意味はあるはず。

そう、小さくなれるアントマン。そして現れたワスプ、スズメバチ。つまり、アントマン以外にも小さくなれる者が現れたのだ。ということは、「自分以外も小さくすることができる」という可能性が生まれるんだ。

嘘だ。いやだ。この予想は、嫌だ。でも、今の情報だと、そうするしかない。進める。

ワスプとの戦いの中で、アントマンは「他者を小さくする方法」を手にする。ウルトロンは強大な敵だ。しかし、小さくなればどうだ?その能力も最小化され、脅威とは言えなくなる。(アントマンは小さいのに強い、という触れ込みと矛盾するが、無視する)

ここに光明を見出したアベンジャーズ。あとは、ウルトロンをどう最小化するか、だ。

小さくする方法はきっと、「大きい状態のアントマンが、ウルトロンに触れた状態で、小さくなる」だろう。

そうすれば、ほぼウルトロンを無力化した状態でないと、ウルトロンを小さくすることは無理だ。であれば、割と劇的な戦いを最後に演じられるはず。

しかしあのウルトロンを無力化するには、シビルウォーのシコリがすこし残っているアベンジャーズの連携では無理。

そこで現れるのが、絶対的なヒーロー、キャプテンマーベル。

すごくメタな名前だ。

アイアンマンやキャプアメは納得するかな。

「君たちはマーベル作品群のうちの1人。そのマーベルのキャプテンが私だ」

って言われて、納得するかな。頭おかしいやつだと思わないかな。

きっとキャプテンマーベルは、その在り方自体が「マーベルっぽく」、そしてキャプテンとなり得る器なのだろう。

キャプテンジャンプ、がいれば、「友情・努力・勝利」を体現するようなキャラクター、みたいに。

そんな彼女の指揮のもと、アベンジャーズは「ウルトロンアントマン化作戦」に臨むことになる。

そして、エンドゲーム。キャプテンマーベルの指揮の下、絶妙な連携でウルトロンに挑む、アベンジャーズ。

ハルクがソーを投げ飛ばし、アイアンマンは周りを飛び回る、あの戦いの再現が歴代ファンを唸らせる。

そしてラスト、遂にウルトロンまでたどり着いたアントマンは、ウルトロンの肩に手を掛けて、こう言う。

「きみの起こしたこのゲームはこの時点で、もう終わってる。エンドゲームさ」

小さくなるウルトロン。間髪入れず超筋肉のソーのハンマーが振り下ろされ、ハンマーのシミとなるウルトロン。これで、アベンジャーズの戦いは終わる。世界に真の平和が訪れるのだ。めでたしめでたし

終わりに

以上、アベンジャーズシリーズの展開を予想してみた。ちょっと合ってたらどうしようと思うほど、割と本気で予想した。

これでアベンジャーズを観るのがとても楽しみになってきた。

僕という矮小な存在が想像できるのは、こんなもんだ、ということだ。それを自覚できた。

きっとこれを上回るめくるめく世界が僕を待っているはず。楽しみで仕方ない。

アベンジャーズみたら、しっかりこの記事と照らし合わせて反省しますね。

では、またその時まで。

もしよければ、何卒…