うさぎの病院について【事前に確認することが大切！】

いつも元気で癒しの存在、うさぎ。ただし、生き物である以上、人間と同じように体調が悪くなったり怪我をしてしまうこともあります。そんなとき病院につれていくことが多いと思いますが、どこに連れていけばよいかわからない人も多いはず。

 

今回は、うさぎを病院に連れて行く際の注意ポイントと、病院のほかに対応してくれる施設を、体験談を交えてご紹介します。

 

動物病院はできるだけ小動物専門のところへ

犬猫動物病院だと嫌がられたり断られる場合もある

 

動物病院は、犬猫を中心としている施設が多いので、連れて行く際には事前に確認をしましょう。また曜日によって小動物担当の獣医さんがいない病院もあるので、HPなどで「小動物OK」と記載があっても電話で確認することをおすすめします。

 

これは私の体験談ですが、家から徒歩1分の動物病院に、爪切りをしてもらうため連れていったことがあります。すぐ近くなので「無理ならまた来ます」と申し出たところ、最初は快く受け入れてくれました。

 

ただ、実際爪切りが始まると、小動物に慣れていない獣医さんたちだったようでした。診察室からは、うさぎが大暴れしている音と、獣医さんたちがイライラしている様子が……。

 

終わった後には、
「うちの獣医が、おたくのうさぎの爪でひっかかれて怪我したんですよね。あまり爪が長くなってからは、連れて来ないでもらえますか」
と言われてしまいました……。

申し訳ない気持ちと、うさぎ自身もかなり怖かったようで帰ってからしばらく震えていたので、もうその病院には行きにくくなってしまいました。

 

それ以降、爪切りに関しては、車で20分ほどかかるショッピングモールに入っているうさぎ専門店に行っています。

 

少し遠い場所ではありますが、スタッフの皆さんは本当に優しくて、うさぎ自身も緊張はしているもののおとなしくしている様子です。グルーミングもしてくれるし、預ける方も安心できるのですごく助かっています。

 

うさぎの扱いが慣れている獣医さんだと飼い主も安心できる

 

爪切りやグルーミングはうさぎ専門店で行なってくれますが、やはりいざというときのためにかかりつけの病院は探しておくのが大切です。

ポイントとしては、小動物を取り扱ってくれる動物病院かどうか。具合が悪いときにすぐ連れていけるよう、できるだけ近い場所が好ましいです。

 

また、獣医師がきちんと治療方針を説明してくれるかや、そもそもうさぎの扱いに慣れているかどうかもチェックしておきましょう。慣れていない獣医さんだと、複数人で保定したり、最初から怖がって診察台に乗せずに床で診察したりする獣医さんもいます。

 

おとなしいうさぎであれば平気かもしれませんが、暴れやすかったり抱っこが苦手だったりすると、余計に逃げたくなってしまいます。口コミなどを参考にして、最適な病院を普段から見つけておくのがおすすめです。

 

病院が見つかったらするべきこと

 

定期的に健康診断に行くのがオススメ

 

人間もそうですが、うさぎも健康診断は非常に大切です。特に、うさぎなどの小動物は定期的な健康診断をおすすめします。

 

理由は、うさぎの本能にあります。自然界では、弱っている動物は捕食者に狙われやすくなってしまうので、病気や怪我をしていても、健気にできるだけ元気なふりをするからです。普段から健康診断や爪切りで通院をしていると、気づかなかった病気や症状に早期発見、対応できます。

 

また、毎日うさぎと遊んだり眺めたりしながら、少しでも違和感を感じたら様子をうかがっておくのもポイントです。ちょっと機嫌が悪かっただけ、ということもありますが、いつも食べるごはんやおやつを残したり、息遣いや表情なども観察しておくと、異変に気づきやすくなります。

病院に行く際の準備や持ち物

最後に、病院に連れて行く際のポイントについて解説します。

 

まずは、事前に連絡をしましょう。そのときに必要な持ち物を指示されるかもしれないので、メモの用意も必要。体調が悪い場合は、ジッパー付きの袋にうんちを入れて持参しましょう。

 

連れて行くのは、できるだけいつもお世話をしている人が同行するのがポイント。また、体調が悪くなって苦しんでいるうさぎを見ると、混乱してしまう飼い主さんもいると思いますが、落ち着いて、具体的に説明するように心がけましょう。

 

飼育ノートを普段から記録している場合は、持参して獣医さんに見せると症状がわかりやすいのでおすすめです。

まとめ

 

大切なうさぎにずっと健康でいてほしいと願うのはあたりまえのこと。ただしいつ病気になるかわからないのも現実。いざというときのために、かかりつけの病院を見つけておくのがポイントです。ぜひ、うさぎに慣れている獣医さんに出会って、うさぎも飼い主さんも安心して通えるようになりましょう。

講師：N.KUDO

ネザーランドドワーフ(オス)を飼っているフリーランスです。今まではモルモット、パンダマウスなども飼っていました。小動物が大好きです。好きな漫画家さんはズバリ「井口病院」さん。井口病院さんの描くうさぎたちにいつもメロメロです。うさ飼いさんたちがもっとうさぎを好きに、また、飼ったことない人にもっとうさぎを知ってもらえるように、うさぎの魅力を伝える記事をお届けします。