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■【たくさんのうさぎにふれあえる夢の島】大久野島のうさぎに会いに行こう!

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たくさんのうさぎに囲まれてみたい…。そんなうさぎ好きの夢を叶えてくれる島があります。それが、広島県にある大久野島(おおくのしま)です。

●「うさぎの島」とも呼ばれる広島県の小島

大久野島は広島県竹原市に属する周囲約4kmの小さな島です。瀬戸内海国立公園に指定されており、民家はありません。また島で唯一の宿泊施設「休暇村大久野島」では、様々なアクティビティや温泉が楽しめます。休暇村大久野島の敷地内にはキャンプ場も設営されており、手入れも行き届いた芝生サイトで、安心してキャンプを満喫できますよ。

●大久野島への行き方

東京方面から向かう場合は、飛行機でまず広島空港へ。そこから有料リムジンバスで竹原駅へ行き、JRで忠海(ただのうみ)駅へ向かいます。その後忠海港からフェリーに乗れば、約15分でうさぎたちの待つ大久野島へ到着します。
桟橋にフェリーが着いたら、うさぎたちがお迎えに来てくれることもありますよ。すぐに撮影スタートできるよう、カメラやスマホの準備をお忘れなく。ただし、うさぎ達を驚かせないように注意しましょう。

●大久野島の歴史

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うさぎたちが戯れる和やかな雰囲気の大久野島ですが、実は悲しい歴史があります。
瀬戸内海に小さく浮かぶこの島は、第二次世界大戦末期まで旧日本陸軍の毒ガスを作る「毒ガス島」でした。毒ガスを製造していることは軍事秘密事項であったため、一時は大久野島は地図上で白く塗りつぶされ、その存在を消されていました。

終戦と同時に毒ガス製造所も操業を停止し、次々と戦後処理や埋め立てなどが行われましたが、現在も廃墟となって姿を残しています。
日本が加害者であった負の歴史についてもっと詳しく知りたい方は、島内にある大久野島毒ガス資料館などに立ち寄ってみてください。

■大久野島にいるうさぎ達とのふれあい方

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島の周囲は徒歩で1時間ほどでまわれますが、うさぎとふれあったり景色を眺めたりすると意外と時間がかかるので、散策にはレンタサイクルがオススメです。島の北部には急な上り坂もあるので、できれば電動自転車の方が良いかもしれません。
ちなみに島内は自動車走行が基本禁止なので車の心配はないですが、飛び出してくるうさぎにぶつからないよう、スピードの出しすぎには注意しましょう。

大久野島のうさぎたちはあくまで「野生動物」です。エサを与えることは可能ですが、うさぎを飼っている人だったら「うさぎ用ペレット」を持参したり、忠海港周辺のお店で購入したエサや野菜を適量あげるようにしましょう。
人間の食べ物をあげたり、ゴミを散らかしたりすることは厳禁ですが、あげすぎにも注意です。人間のあげたエサで病気になってしまったうさぎもたくさんいます。
食べ残したエサは、そのままにすると島が汚れてしまいますので、責任をもって持ち帰りましょう。

■うさぎ島ではキャンプ泊がオススメ!

宿泊施設の休暇村大久野島では、宿泊キャンプを楽しめます。
グランピングのように豪華ギア一式がそろった「おしゃれテント」(夕食・朝食は休暇村内ビュッフェ)コースや、テントや道具は揃っていて、自分たちでキャンプ飯を楽しむ「てぶらでキャンプ」コース(食材込プランと持込プランの選択あり)、ギアを一式持ち込んでキャンプを満喫する「フリーテントサイト」コースから選択が可能です。丁寧に整備されたサイトで使いやすく、また時々うさぎさんがテント近くにやってくることも。
キャンプをしながら、夕日が沈んでいく景色をうさぎと眺める。それが叶えば、うさぎ好きにとってとても素敵な思い出になりますね。

また、休暇村には珍しく、温泉がついています。宿泊者は5時から24時まで利用可能ですし、キャンプ利用客でも指定時間内であれば利用できます。
天然ラジウム温泉はラドンなどが含まれており、冷え症の改善やお肌がつるつるになるのでオススメです。

■まとめ

世界唯一のラビットアイランドともいわれる大久野島。その歴史は必ずしも明るいものではなく、現在も戦争の跡は残っています。ただし、そこで住むうさぎ達に癒やされることも確かです。日本の歴史を知り、約900羽の幸せに暮すうさぎたちに出会い、キャンプを楽しむ。たくさんの体験ができる大久野島にぜひ行ってみてください。

講師:N.KUDO

ネザーランドドワーフ(オス)を飼っているフリーランスです。今まではモルモット、パンダマウスなども飼っていました。小動物が大好きです。好きな漫画家さんはズバリ「井口病院」さん。井口病院さんの描くうさぎたちにいつもメロメロです。うさ飼いさんたちがもっとうさぎを好きに、また、飼ったことない人にもっとうさぎを知ってもらえるように、うさぎの魅力を伝える記事をお届けします。


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