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通院やうさんぽに!うさぎ用キャリーバッグの種類を解説


うさぎを外に連れ出す場合は、犬や猫とは異なりそのまま抱きかかえるのが難しいことが多いでしょう。そんなときに必要なのが、キャリーバッグです。
素材の違いや開け口の場所の違いなど、いくつか種類があるので、自分のうさぎの特徴にあったものを選びましょう。

 

うさぎ用キャリーバッグの種類

 

キャリーバッグにはいくつか素材や種類があります。それぞれの特徴を解説します。

 

素材

布やプラスチックなど、素材によって特徴があります。

布製

布製のキャリーバッグは、可愛らしいデザインと軽量性に優れているのが特徴。うさぎの性別や性格に似合うカラーやデザインを選べば、お出かけがさらに楽しくなります。サイドにポケットが付いているタイプもあるので、餌や小物を収納することも可能。

フタの部分がメッシュタイプになっていれば、移動中にうさぎの様子を確認しやすいのもポイントです。

ただし、布などをかじってしまううさぎだと、間違って布を食べてしまう危険があるので、使用を控えるか、使用する場合は短時間で済ませるようにしましょう。

プラスチック製

丈夫で軽い設計のプラスチック製キャリーバッグ。バッグの中でうさぎが移動しても安定して持ち運びやすいのが特徴です。もし汚れた場合も、簡単に拭いたり洗い流したりすることができるので、手入れが簡単なのもポイント。

うさぎは床がつるつるするのを嫌がることが多いので、すのこを敷いたり、チモシーを敷き詰めたりして、安心させてあげるのがおすすめです。

開け口

キャリーバッグによって、開け口のついている場所が異なります。

サイドタイプ

横から入れることができるタイプ。だっこが苦手なうさぎをキャリーに入れるとき、おやつなどで誘導しやすいので便利です。扉を閉じるときに体や足が挟まらないよう注意しましょう。

一方、怖がってキャリー内の奥に引きこもってしまった場合は、うさぎを出しにくいというデメリットもあります。怯えている状態でキャリーに手を入れると、齧られてしまう場合もあるので注意が必要です。

上部タイプ

開け口が上部についているタイプは、だっこができるうさぎなら安全に入れられるのでオススメです。また、病院などで獣医やスタッフが抱きかかえやすいのも魅力。
ただし、うさぎを入れてフタを閉じるまでにジャンプして逃げ出さないように注意しましょう。ジッパータイプのフタだと閉じるまでに時間がかかるので、ワンタッチタイプがオススメです。

サイドと上部の両方タイプ

私の家で使っているのがこのタイプ。入れるときはおやつで誘導して横から入れ、病院では上から抱きかかえてもらいます。自宅に戻ったときはサイドの扉を開けておけば、自然と自分で出てくるので便利です。
扉は取り外しができるので、普段はキャリーに慣れさせるために扉を取ってうさんぽスペース内に置いています。

キャリーへの入れ方のコツ

うさぎをキャリーに入れる時は、怖がらせないことが重要です。うさぎが納得してキャリーに入っていけるように促しましょう。

まずはケージから出して、サークルの中にうさぎとキャリーを入れたり、部屋の隅に囲ったりと、狭い範囲でキャリーに慣れさせると良いでしょう。その後、徐々に範囲を狭めていき、自然とキャリーに入っていくのを待ちます。このとき、キャリーの中におやつなどを入れておけばよりスムーズに入ってくれるようになります。

ちなみに私の家では、以前はキャリーを見るだけで逃げ出して大変でした。そのため、いまでは普段からキャリーの中におやつを入れたりチモシーを入れたりして、慣れさせるようにしています。
警戒心が強いので、あまり焦らせてキャリーに入れようとすると、今でもハードな戦いが繰り広げられます。グルーミングなど予約の時間が決まっている場合は、時間に余裕を持ってキャリーの準備をすることをオススメします。

まとめ

大事なうさぎを安全に運ぶ、キャリーバッグ。かわいいものや軽いものだけでなく、うさぎや飼い主にとって使いやすいものを選んで、せっかくのお出かけを楽しめるようにしましょう。

講師:N.KUDO

ネザーランドドワーフ(オス)を飼っているフリーランスです。今まではモルモット、パンダマウスなども飼っていました。小動物が大好きです。好きな漫画家さんはズバリ「井口病院」さん。井口病院さんの描くうさぎたちにいつもメロメロです。うさ飼いさんたちがもっとうさぎを好きに、また、飼ったことない人にもっとうさぎを知ってもらえるように、うさぎの魅力を伝える記事をお届けします。

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