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うさぎの爪が折れたらどうしたらいい?処置方法などを解説します


うさぎの爪は意外と簡単に折れてしまいます。
元気のいいうさぎなら、ソファーやちょっとした段差の上から飛び降りた時に、着地に失敗した瞬間にポキっといくことも少なくありません。
今回はうさぎの爪が折れた時の処置方法と、爪のケアについてお話します。

うさぎの爪は折れ方によって対処方法が違う

うさぎの爪は長いのと、意外にも脆いので折れやすくなっています。
折れ方によって処置の仕方が変わりますので、基本的な方法を紹介します。
まず爪の折れ方には2パターンあり、先だけが折れた場合と根元辺りからポキっとなった場合。
爪先が折れただけなら放置しておいても大丈夫ですが、根元辺りから折れてしまうと出血してしまうので止血し、出血が酷いようなら病院へ連れていく必要があります。
病院へ連れていく前に、うさぎを捕まえて出血している爪をティッシュなどで止血します。
それだけで止血できないようなら止血剤を使ってください。

心配なら念のために病院へ連れていくのもあり

折れた爪の止血が止まっても心配だと思うのなら、病院へ連れていきましょう。
健康チェックも兼ねて行うのがいいですね。
また止血ができても、折れた部分が化膿して感染症などになってしまうこともあります。
というのも、うさぎは傷口を治そうと舐めてしまうので、そこから傷が膿んでしまうことがあるのです。
普段からグルーミングを良くする動物なので、爪が治るまで抗生剤を服用させるといいでしょう。
ちなみに薬は通販でも購入できるので、病院へ連れていきたくない飼い主さんやうさぎの飼育に慣れている人は、医師の診断や処方なしに薬を買う人もいます。
しかし、飼育に慣れていない人が薬の選定を誤ると、状態を悪化させてしまう可能性がありますから、かかりつけ医の処方をおすすめします。


うさぎの爪が折れない環境作りやケアが重要

うさぎの爪が折れないようにするには、普段から安全に遊べる環境を整えてあげることや爪のケアをすることが重要です。

定期的に爪を切る

基本的なことですが、爪切りを定期的に行ってください。
うさぎの爪もどんどん伸びますから、放置しておけばそれだけ折れやすくなります。
人間の爪も長いと折れやすくなるのと同じです。
飼い主さんに爪切りをさせてくれないのなら、病院へ行って切ってもらいましょう。
うさぎの爪は血管に繋がっているので、爪切りの最中にうさぎが暴れてしまうと、うっかり血管のある根元まで切ってしまい、出血事故になります。
かなり痛いようなので、処置が済んでも暫く拒食などになってしまう子もいます。
うさぎの爪切りは約500円〜1000円でやってもらえる良心的な病院もありますので、探しておきましょう。

高いところにジャンプできないようにする

爪が折れるアクシデントは、うさぎが高いところへジャンプした時や降りて着地に失敗した時です。
特にへやんぽ中に飼い主さんが目を離した隙に起こりやすいので、家事や仕事で家を空ける時はサークルを作って安全対策を行いましょう。

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これはサークルの1例ですが、お部屋が広いならもっと大きいサークルで遊ぶ場所を作ってあげてもOKです。
ジャンプして飛び出さない対策も同時にしておくと、さらに安心できるでしょう。

まとめ


うさぎの爪は人間が思っているほど強いものではないことが分かりました。
人間と同じように爪を伸ばしたままだと折れてしまうので、日頃から爪切りをしてあげることが大切です。
飼い主さんが爪切りが難しいのなら獣医師に切ってもらうのがおすすめ。
また爪を切っていても、ジャンプした時に折れてしまうこともありますから、飼い主さんの目が届かない時は、サークルを設置するなどし事故防止につとめましょう。

講師:ヤグルマ キク
うさぎから爬虫類、両生類まで飼育放棄された生き物からペットショップで乱暴に扱われていたエキゾチックアニマルを専門に保護活動をしている。
これまでに、うさぎ3羽、両生類3種類、爬虫類3種類の保護、飼育を経験。
うさぎを含めたエキゾチックアニマルの「生涯飼育推進」「虐待反対活動」を行っている。
うさぎの飼育にお困りの方へお役に立てる情報を発


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