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うさぎが縁起物って知ってた?うさぎモチーフの持つ意味とは

日本には古くより「縁起物」という概念が存在します.
有名なものではおせちの各料理や、「福」と「不・苦労」の意味を持つため縁起が良いとされるふくろうの置物、「無事帰る」という願いが込められたカエルのお守りなどが縁起物の代表です。

 

日本人は古来より言葉の響きを非常に大切にしており、その文化は前述の縁起物や、「受験生の前で“落ちる” “滑る”と言わない」「勝負事の時にカツ丼を食べて“勝つ”よう願掛けする」といったジンクスとして、現代でも脈々と引き継がれています。

 

そんな縁起物ですが、実はうさぎも縁起物の一つって知ってましたか?

 

昔から日本に存在し、日本人と共に歩んできたうさぎ。

鳥獣戯画などを見れば、日本人が古くからうさぎを愛していたことがわかります。

それでは、昔の人はこのうさぎにどんな縁起を見出したのでしょうか。

 

今回は縁起物としてのうさぎモチーフを紐解いていきます!

 

◆よく跳ねるから「金運アップ」!?


 

うさぎといえば、やっぱりぴょんぴょん跳ねる姿が可愛いですよね。

この「ぴょんぴょん跳ねる」=「跳躍する」というイメージから、

商売が「大きく跳躍する」ということで、うさぎのものを持てば繁盛するといわれているそうです。

もちろん「技術が跳躍する、飛躍的に上手くなる」という意味でも好まれているそうですよ。

 

また、その長い耳は「素早く情報をとらえられる」または「幸せを集める」といわれ、

そういった意味でも縁起物とされてきたんだとか。

たくさんの福をかき集められますように!という願いをこめた熊手が酉の市で売り出されますが、うさぎもまた福を集められる存在なんですね。

 

そして、うさぎといえばやっぱり子沢山!

安産かつ子沢山なうさぎは、安産祈願・子孫繁栄のモチーフとしてぴったりです。

 

さて、うさぎ=縁起物!というイメージは、そういった生態の由来だけにとどまりません。

「うさぎは月に住んでいるもの」のお約束は、「なぜ月に住んでいるのか」という昔話がたくさん存在するくらいお馴染みのお話ですが、

その印象から、うさぎは「月=ツキ」を呼ぶとして、勝負事の場でも縁起物として扱われてきました。

一か八かの勝負をする人がうさぎモチーフのものを持っていたら、

ツキを呼ぶうさぎに力を貸してもらおうとしているのかもしれませんね。

 

ここまででも相当さまざまな縁起を持つうさぎですが、

日本人の「うさぎ愛」は相当なもの。まだまだ縁起ものとしての理由があるようです!

 

たとえば、古事記内でうさぎが縁を結ぶ役割を持っていたため、

うさぎは縁結びの縁起ものとしても親しまれています。

縁結びの神社の中には、狛犬ならぬ狛うさぎ像を用いている所もあるそうですよ。

 

そして、うさぎはなんといっても春の使い!

イースターという春をお祝いするお祭りでもうさぎのモチーフが使われているくらい、

うさぎといえば春を連れてきてくれる存在。

そこから転じて人生の春=幸せも連れてきてくれるとして、

良縁を結んでくれるとか、純粋に運気をアップしてくれると言われているようです。

◆うさぎモチーフの縁起の良さはすごい!


 

金運、勝負運、恋愛運、芸事の上達や商売繁盛、安産祈願に子孫繁栄……。

こうして見ていくと、うさぎの縁起物としての価値は凄まじいですね!

このオールマイティーな効果からして、昔の人達のうさぎ愛が伝わってきます。

 

もしお守りや運気アップグッズに迷った時は、とりあえずうさぎモチーフのものを選んでおけば間違いないかもしれません。

 

かわいい上にあらゆる運気をアップしてくれるうさぎさん。

何か心配なことがある方は、ぜひお手元にうさぎグッズを!

どんな問題でも、きっとうさぎが解決へ導いてくれますよ。

 

 

講師:岸本

 

幼少期に訪れた動物園で白い毛のロップイヤーラビットを見て「天使みたいな生き物がいる!」と電撃が走って以来うさぎに夢中。

今では自他共に認めるうさぎ好きで、「うさぎの魅力を語っていたら聞いていた相手もうさぎ好きに」「プレゼントをもらう機会があると何も言わずとも皆うさぎグッズを買ってくる」「友人がうさぎ柄のグッズを見て「あっ、岸本さんだ」と言い出す」などのエピソードを持つ。趣味はうさぎのぬいぐるみ集め。

 

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