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コロナ禍での国内ツアーファイナルの景色は、決して夢の様なものではなく。むしろ振り返った時の足跡とその実際に歩んできた堅実な道でした。実にusaginingenらしい景色かな。

1月15日の沖縄やんばるアートフェスティバル(以降YAF)での公演にて、国内ツアー2021北海道〜沖縄の全30会場35公演を完走しました。途中何度か豊島に戻って栄養補給しつつ4ヶ月に及んだ初めての国内ツアー。色々あったコロナ禍でのこのチャレンジの末、ファイナルのステージ見えた景色は??

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最後の公演会場となった大宜味村の旧塩谷小学校は、ここ4年間毎年誘っていただいてるYAFのメイン会場。息子は「僕の小学校」と呼んでいるほど馴染みの場所。近所の子供や、近くにも友人が増えて会うたびに「お帰り〜」って声をかけてもらえる心地よい環境。

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公演の前々日に会場入りして機材の準備。今回は演出照明を現地沖縄のクリエイティブチーム、Banana conceptさんにお願いした。会場の外が海なので、夜でもさざなみの様子を何らかの方法で見えるようにしたいというアイデア。なかなか難しくて思ったような結果は得られませんでしたが、車の光を湾の向こうから照射してみたり、色んな方法を試しながら夜中まで爆笑して時間を過ごしました。

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YAF最終日前日夜、いよいよ公演本番。コロナ禍での覚悟を決めたツアー実施の先にあったファイナルステージがスタート。一つの大きなチャレンジを成し遂げるという事で、何か今までにないような感覚を感じれるんじゃないかなんて期待していましたが、実際はそんなこともなくいつも通りに演奏を終了。お客さんはいつも通り拍手で喜びを伝えてくれている。これまたいつものように舞台中央で集まってくれたお客さんに一礼したのちに、会場に電気をつけてもらってから気がつきました。

大勢来てくれたお客さんのほとんどは毎年少しずつ沖縄で出会ってきた友人たちでした。あの人もあの人もみーんな、ここ沖縄に訪ねるようになってから話を弾ませた友人たち。そういえば4年前に沖縄に来た時は知り合いは1組の友人家族だけだったなぁって。。
コロナ禍での覚悟を決めた国内ツアーファイナルの景色は、決して夢の様なものではなく。むしろ振り返った時の足跡とその実際に歩んできた堅実な道でした。実にusaginingenらしい景色かな。
嬉しいという感情より感謝がこみ上げました。

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もう見えないほど向こうから一緒に歩いてる奥さんでパートナーの絵美ちゃん。途中から一緒の息子・海凪の小さな足跡。特に今回のツアーでは沢山の新しい友人たちや参加してくれた人、関係者と一緒に歩みました。全ての関わってくれた人に感謝します。ありがとうございました。

元来の性分で突っ走ることばかりしてしまいがちなんだけど、時々振り返って自分の歩んでいる足跡をじっと眺めて見るのもいいかもしれない。これからもこの道を導くのは自分自身。時には仲間と、時には1人きりで。

追記:
YAFの最終日はトンガ噴火による津波警報発令で、会場は朝から臨時休業。知らずに最終日を楽しみに来る方々が沢山いて運営さんも悲しい忙しい。

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ようやく16時に津波警報が解除され、残り2時間だけの開場。現地にいたアーティストも総動員でお客様の受け入れ。絵美ちゃんは受付係を、俺はスリッパの消毒係。慣れないことと一気に来られたお客さんで大変でしたが、みんなが協力する空気がとても美しかった。こうやって色んな役割の人がいて成り立っている事を実感できて良い機会でした。いろんな場所のいろんなみなさんありがとう!また会える日を楽しみにしています。

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