今年のうちにやり遂げたいこと

今年の1月下旬、いとこから電話がかかった。退院して間もなかった私は父に電話対応を任せていたが、亡母の姉であるおばさんの危篤を知らせる電話で慌てて替わった。

いとこは私が退院直後とは知らなかったので、「たんたんちゃんだけは来てくれるかと思った」と呟いた。入院していたこと、安静期間がギリギリ終わったところであることを伝えたら、いとこがとても心配をしてくれて、ムリしないでと言ってくれた。

時はコロナ暴走期。私は名古屋、おばさんは九州。おじさんも闘病されているので、万が一があってはいけない。そんなこんなで、お葬式、四十九日、さらには初盆のお参りまで見送らなければならなかった。

そんなおばさんの一周忌法要が12月30日に行われると聞いた。わたしは病気が再発しており、12月28日に検査があり、そこで経過観察か入院か決まるのだが、一か八かで12月29日からの切符とホテルを手配した。

今年のうちにやり遂げたいこと、それは、そう、おばさんのお参り。

私の母は23年間闘病して63歳で他界したが、おばさんも15年以上闘病していたはず。母の他界後は、よくメールもした。

どんなに体調が悪くても、いつも明るい声で、片腕がむくみで腫れ上がって何も持てなくなっても、片腕で最後の最後までピアノの先生を続けたおばさん。

好きなことをギリギリまでやり遂げたおばさんが大好きですごく尊敬していた。そんなおばさんのお参りに行きたいな。

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