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知らないことばかり、と知っておく

毎日過ごしていると、世の中知らないことばかりだなと思います。いろいろなレベルで。#仕事のコツ、のお題が出ていたので、最近考えたことを書いてみます。

知らないことを知らないと言えること。これはとても大事だと思っていて、仕事のコツだと考えています。ふられた仕事を「手元に持ちすぎ」て、「悩むくらいなら早く聞いてよ」という場面は意外と多い。

すべて知ろうとも思っていないし、自分が全部知れるようになるとも思えない。私はわからないことは聞くようにしています。「仕事を進める」ことが目的だから、モノを知らないと思われることを気にしなくていいと思います。

(そして聞いても忘れてしまう…のでまた聞くタイプ。多少忘れたフリもして。「以前も聞きましたが、念のためもう一度確認したいんですけど」。相手は「またか」と思うかもしれませんが、その結果、早く問題が炙り出される場面も多かった)

もちろん検索とか、自分で短時間で調べた上ですが。特に仕事の上で、知ったかぶり、気づかないふりをすると、後で致命的になり、また自分に戻ってきます。

自分の理解が大丈夫かを確認することも、「知らないことを聞く」に含まれると思っていて。

認識や理解には前提があり、その前提は以前と少しずつ変わるのが通常です。「今でもこの認識で大丈夫ですよね」を聞くようにしています。「念のためですけど〜」と。

例えばプライベートの話ですが、もう何年も前に言った私の一言を覚えていた人から、それについてちょっとだけ詰められることが続きました。掃除とかそういうレベルの話です。「いやあ、その時と今とじゃ状況変わっているでしょ」と言いたいけれど、もう通じないのもわかっていて。諦めるのは残念なのですが、詰めても仕方ないことがあります。何せ何年も前の「言った言わない」ですから。仕事じゃないし。結果、「そうですね」と飲み込む場面はまあまああります。あ、話が逸れました。仕事の上のことに戻ります。

過去の経験や、多少の調べ物を経た上で「知らない」を言えるようになるのは、意外と大変なのかもしれません。知らないと言うと「できないやつ・使えないやつと思われるのでは」という圧がかかる現実もあるのかも。無知を知るまでにはいろいろ知っていくことが必要です。

たとえ経験が浅くても、この「知らないを言えて、人に聞ける」が素直にできる方は、伸びると思いますし、実際に伸びている人を多くみています。おじさん、おばさんになってからはさらに聞けなくなりがちですから、年齢が上がるほど心しておかなければなりません。ある程度の年齢になると、自分から聞かないと、誰も教えてくれなくなります。

もちろん今時は調べず聞くばかりだと、「検索しろよ」となるので注意が必要。検索の仕方を身につけること、これからは大事だと思います。

お題で#仕事のコツ、が出ていることを知り、ちょうど考えて話していたことがあったので、まとめてみました。2024年度も、最小限の労力で最大限の成果を上げるべく、コミュニケーション含めて、頑張っていきたいと思います。

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