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本の長屋イベントに参加して

本屋さんではいろいろイベントが開催されているけれど、今まで一度も参加したことがなかった気がします。好きな本の発売日、サイン会、出版記念講演、トークショー、読書会など、並べてみて、ああ、ないなと。そのイベントが楽しいものならば、人生半分近くになった今、その世界の入り口に立てたのはラッキーというか、今がその時なのだと思っているところです。

本の長屋で、オープニングイベント第2弾として、作家の角田光代さん、三砂慶明さんのトークイベントに参加しました。

開催の話は知っていたけれど、時間をお聞きしていなくて。毎週土曜午後は私がスピーカーになる仕事があり、参加可能性は半々でした。その後時間が18時からと決まり、参加できるようになりました。17時までの授業を終え、質問対応など終えて、一休みし、本の長屋に向かいました。今回の絶妙な時間帯設定に、ご縁を感じました。

遅く行ったのですが、運よく前方に座ることができてしまい、恐縮。もっと私よりも本好きの方が前に座るのがいいんじゃないかと勝手に思いつつ。お二人のトーク、息遣いが目の前にあって、これがトークショーの醍醐味かと思いました。

私はライブと言えばクラッシックコンサートや、寄席に行きます。最近オペラはもっぱらライブビューイング(映画館)。それと本屋イベントは基本同じようなワクワクで、ラジオでは味わえないトークを楽しむ機会なのだと、魅力の一端に触れられました。変わらず敷居は高いのだけれど(自分より本好きな方に席を譲る方がいいのではないかというような)、空気感を楽しみに伺えばいいのだと知りました。今回のテーマやゲストは、今の私に必要なワクワクだったのだと思います。

クラファン関係のメール経由で、盛り上げの提案をいただきました。帯をつけて盛り上げよう、と。角田さん関係の本を数冊、そして三砂さんのご本にも、自作の帯をつけて、うさぎ舎booksの棚に並べていました。余韻を感じつつ、イベント後の週明けに、本の長屋にいつものようにフラッと寄ったところ、写真のようなメッセージをいただいていたことを知りました。本当、嬉しい。手書きのメッセージの破壊力はない!と感じました。

ライブは二度とないもの。あの日、あの空気感、タイミング。この帯を見るたびに蘇るでしょう。そして本の長屋で過ごし、これからの自分がどうなっていくのか、楽しみです。

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