見出し画像

マガジン・王子編。

我が家の王子の詳細です。

・2007/2/15生まれです。

・某ホームセンターのペットショップ出身

・大阪市在住

・心臓肥大、後ろ足かかとの腫瘍の闘病中


おかげさまで、今日13歳を迎える事ができました。

昨今のうさぎの寿命は、10歳超えは普通にあるようですね。10歳まで生きられないからダメとか、そういう意味ではなく、平均寿命が上がったと言うことです。

でも8歳前後から何かしらの老化現象や、生死に関わる出来事があってもおかしくないのは変わらずなのかなという印象です。

寿命が伸びた背景には、うさぎ専用のペレット(フード)の種類が増えた事や、内容が変わったこと、それを適切にあげる量を教えてくれる人、獣医さんが増えたように思う事と、うさぎもきちんと診れる獣医さんが少し増えたのではないかな?と思ってます。

大前提として、その子の寿命があって、その後をサポートする環境や物や人があっての事ですが。

※決して私はうさぎの事をたくさん知ってるわけではありません。ただ長く一緒にいるだけで、我が家の子達、保護うさぎを見ての話ですので、鵜呑みにせず参考程度になればと思います。

我が家の子に関しては、周りの皆さんから頂いた知識や協力、13年変わらず診ていただいてる獣医さんの指示を頂けたりと、大変恵まれた環境なのかなと思います。

うちの立地から、うさぎの診察で有名どころの先生の病院が、たまたま移動がしやすい場所にあるので助かってます。

そして本日のお誕生日boyの王子、まさか13年も一緒にいられるとは思ってなかったです。正直なところ、去年は『もう最後の誕生日かもな‥』と思ってました。汗

 次は14歳を目指したい所ですが、もう贅沢は言いません。年取る毎に弱る体、老体になって行くのです。それで苦しいのは王子です。まだそういう場面はありませんが、そう遠くない未来に起こるのかなと、心の準備と、その時々に見られる老いに対して工夫をしながら環境作りを試みてます。痛み苦しみがやってくるまでは、毎日が穏やかで、のんびり過ごせるようにと祈るばかりです。

小さい頃は、私の飼育の仕方がなってなくて、よく病院に行ってました。温度湿度管理、ケージ環境、部屋の中での運動、めちゃくちゃ大切です。

今から迎えたい方がいましたら、電気代で泣くこと、保険に入ってなければ病院代で泣くこと、時間を取られる事を、よーーーーーぉく考えられた方がいいかと。苦笑

私のような一般庶民にとって、動物さんと暮らす出費は、かなり大きな出費です。汗

と、マイナス面ばかりを話すのもあれなので、良いところを話していきたいと思います。

命に簡単な世話なんてありませんし(まだ言う。笑)お世話は大変ですが、簡潔にまとめると‥

めちゃくちゃ懐く!遊んでくれます!私の隣に来て、いつの間にか寝てたりします!とにかく顔が可愛い!かな。

若い頃は発情期で誘発する色んな病気が出たりでしたが、6歳頃に去勢手術をしてからは、体調も安定し出した気がします。

そこから一昨年の心臓肥大発覚まで、大きな病気一つすることなく過ごしてくれてました。

ところが昨年5月に胃拡張という症状になりました。

5月は蒸し暑かったり涼しかったりと、寒暖の差が大きい季節ですね。私は5月と10月が1番苦手です。湿温度管理がかなり難しいように思います。

もう‥ほんと‥怖い怖い胃拡張。

入院までは行かなくとも、毎日毎日、連日通院でした。もうダメかと思うくらいに衰弱して、腎数値も異常なほど悪くなり、目に見えて痩せていくスピードの早いこと早いこと。

年齢からして越えられるかな‥と思いながらの通院でした。

危機を脱出しかけた頃から『強制給餌』という、動物さんと暮らす方なら耳にする言葉で、うさ飼いさんなら常に背中合わせの、無理やりシリンジでご飯を食べさせる事をしてました。

これがまた慣れるまでは、泣きたくなるくらい難しく、時間が物凄くかかる事なのであります。

それも頑張ってくれて、ようやく落ち着いたのが6月半ばでしょうか。1ヶ月半みっちり通院生活でした。

胃拡張で命を落とす子はかなり多いと思います。ガンでもなければ心臓病でもない、胃が動かなくなってパンパンに膨れ上がる症状です。

食べられない時間が長くなるほど、命を落とす危険がドンドン迫る生き物、うさぎ。お腹が動いてなんぼの生き物、うさぎ。

従って、素人である私は様子見はしません。判断できないので、おかしいと思ったら即病院に行きます。これは13年間徹底してます。

ちなみに自慢にもなりませんが、強制給餌はマスターする事ができました。汗 大体の子は出来るようになってしまいました。出来るという事は、そういう場面に出会す数が多いと言うことなので、望ましくないですね。

保護うさぎのお世話もしてたので、その時に鍛えられたり、暴れん坊若様で鍛えられたりです。笑

しないといけない状態は本当は望ましくないけども、出来る方が対応に困りません。

また強制給餌は、胃拡張 真っ最中には絶対にしてはいけません。

お腹が動きだしてからでないと、してはなりません。死亡率がグンと上がります。詳しくは、また別の機会に。

一昨年に心臓肥大が発覚し、胃拡張を乗り越えて、今は足のかかとに良性とも悪性とも言えない腫瘍が出来てしまいました。

診察の結果、手術で切除は諦めました。現在は薬での対処療法です。

この手術も、はじめはするつもりでしたか、手術当日の再検査で取りやめとなりました。

手術日を決める時に、先生に『どうか誕生日を終えてからにしてほしい』とお願いしました。その思いは、大掛かりな手術になるかもしれないと予想して、生きて帰って来ないかも。と最悪の状態を見越してお願いしてみたのですが‥

あまりにも腫瘍が大きくなるスピードが早い為、そんな事が言ってられない状況になり、手術当日を迎えました。

再検査の結果、手術をするなら断脚するのがベターと言うこと。また断脚はこの子が耐えられるかわからない年齢と体力。なので、このまま薬で対処していく方が良いのではないか。との話を聞きました。

私もその判断を聞いて、正直ホッとしました。

もし、まだ後1年一緒にいられると考えた時、一か八か賭けで手術をして、危険に晒す事は私には出来ませんでした。

ここまで来ると、自然に逆らう事なく痛みを取りながら、それなりに過ごして、最後はポックリが私の願望です。

こちらの勝手で、長生きしてほしいがばかりに、苦しい思いをさせてしまう事もあるでしょう。

若い頃なら断脚の選択は、体力があるので迷うことなくしてたと思います。今は安易に手術は選べません。

しない選択もある。

これからの余生は、痛い思いをなるべくしないよう、のんびりマッタリ過ごしてもらえてらな。

と切に願います。

王子、生まれてくれて ありがとう。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

長文、乱文失礼いたしました。