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若様編。

若様の詳細です。

・生年月日はわかりません。

・出身もわかりません。

・遺棄うさぎです。

・現在は大阪市在住。

2009年8月の暑い時に、大阪府下のとある場所で保護されました。

その当時で生後半年くらいだったのでは?と、たくさんのうさぎを見てるベテラン専門店さんで教えてもらいました。

子ウサギから大人のウサギになる過程で、足の付け根に余白?が出来ると、まだ子ウサギの成長過程だそうで、若様はその通りでした。

1年以上経った健康な子達の足の付け根に余白はありません。

そこから逆算して、今は推定10.5歳です。2010年4月にお迎えしたのですが、その日を誕生日にしてます。なので4月で11歳なのです。

若様との出会いは不思議なご縁でした。

キッカケは近所で泣き叫ぶ子猫。

注意深く様子を見に行ってたけども、3日経っても母猫らしき姿も見られず、遂に行政からの注意書が貼られてしまいました。

その子が泣き叫んでた場所が、スーパーと飲食店の間。食べ物が絡むとやっぱり良くない。

世の中動物さんが苦手な人もきらいなひともいますよね。それは仕方ないし衛生上、また商売をする以上は、しこりになるわけで。

当時はツテもアテもなく、保護団体さんを探しまくるも、中々見つかりませんでした。

全く種類違いの うさぎの保護団体さんに、どこかお知り合いの団体さんがないか、ホームページから、こちらの住所と電話番号を添えてメッセージを送ると‥

あの場所のあの子ですよね。注意深く見てるが母猫がいる形跡がないので、保護しようと思ってました。

と、返信がきました。

?‥

なんで、その子の事がわかったのか聞いてみると、なんと我が家の裏のマンションに事務所があったのです。

子猫保護大作戦で、その事務所に行くと若様がいました。

それが初めての出会いです。

そこから足繁く通い詰め、若様のお世話をお手伝いしながら、ドンドン若様の可愛さに惹かれていき、我が家の子として迎える事になりました。

若様は世間で見る小さい子ではなく、普通に大きめなミニウサギ。

ミニウサギはミニじゃないよ。雑種という意味で捉える方が正解かなと思います。

うさぎにも犬猫同様にブランド種がありまして、それなりに高いです。また、犬猫同様にそれぞれの種に独特の病気があったり、寿命の違いがあったりする傾向にあるようです。

王子も若様も雑種のミニうさぎ。

小さくはないけど、可愛いのには変わりありません。

ちなみに、子猫は無事に保護し、優しい飼い主さんの元でスクスク育って、えらくおしとやかになってました。

そして時は過ぎ、3年前若様に、斜頸が出ました。

それまでは、ほんっと!健康で丈夫な子で、病院に行く率がほとんどなく。でした。

それが、あれよあれよと悪いところが出てきて、斜頸を発症したのと同時に、レントゲンでは中々発覚しにくい、横隔膜ヘルニアになってました。

悲しいかな猫には比較的多い病気みたいですが、うさぎでは発覚した時には、時既に遅し。という形で発覚する事が非常に難しい模様です。

ところが、我が家の若様のヘルニアは変な形で横隔膜が破れてなかったのです。また横隔膜の内容物は大網という腸をまとめてる?網みたいなものだそうです。

横隔膜ヘルニアは、横隔膜が破れてしまい、横隔膜より下の臓器が上半身に上がってきて、それを他の臓器を押し潰してしまう事から、呼吸が出来なくなったり、心臓を圧迫してしまったりと、難儀な病気なのです。

横隔膜がどの程度破れてるかによって手術ができる出来ないが決まるようで、うさぎはそれが発覚しづらい上に、その知識を持った獣医さんが少ないのかなと。

かかりつけの先生は、前の記事で書いた謂わば名医なので、早めの発覚ができた方かと思います。

破れてないので症状は重くなく、この状態だと手術なくても天寿を全うできる場合もある事と、年齢が若くなかったので、この場合も手術の選択はしなかったですね。

そして、触り方に注意して接しないといけない。横隔膜の内容物が移動しないように、お腹を強く触れないのです。

でも、あれから3年、年は取ったけど、状態は悪くなってない感じみたいです。

まぁ、ほんっと、その時も泣きながら強制給餌してました。

若様は超暴れん坊です。指名してる先生以外は抱っこできない子でした。笑 そんな子の強制給餌をするのか?!わたし?!と、色んな作戦を練ったけど、最終的に、サークルの中ですると意外とできる事に気がついた。

風呂場でしてくださいねー。とか、いつもいる場所と違う場所でするようにお話される方もいらっしゃると思います。わかります。

でも、独り身で仕事をする身で、そんな時間はない。

じゃあ、どうするか?

範囲を狭くすればいいのでは?!とサークルで囲った中で給餌すると、私はやりやすかったですね。

暴れ倒すけど、骨折しやすい生き物・うさぎなので、力加減を考えながら保定して給餌。

今では、自分から薬も、給餌が必要な場合も、食べに来てくれます。笑 

それまでが本当に泣きながらでしたね。笑

それ以降、老化による かくかこうしょう という眼底の筋力が落ちて視力が弱ってくる目の病気が出てきて、今では白内障もポツポツ出てきてます。

視力に頼って生きてないといえど、全く見えてないわけではないので、だんだん見えなくなっていく不安はあるのかなと。

猫様もいますので、ビックリする頻度が増えないように、ケージから出してる時は猫様がちょっかいかけないよう見張りです。笑

もう少ししたら、若様もお誕生日です。今年はなににしようかな?

ちなみに今日は、生りんごでお祝いです。

主食以外の野菜や果物を、やたらにあげる事は、食べない時以外は我が家では出してません。人間でいう、おやつになるので あげすぎは要注意です。


若様もおじいちゃんですが、愛しくて甘えん坊で可愛いです。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます、

長文、乱文、失礼いたしました。