うさぎとハリネズミ通信（５）
どんなに乱暴で困った人間も、最初はすべて例外なく、人を思いやって生まれてくる
絵本専門士の堀地はるみさんに、こんなお話を教えていただきました。「ハリネズミのお母さんは、おなかの中の赤ちゃんの針が刺さって痛くないの？」
これはNHK子ども科学電話相談での、小学一年生の男の子からの質問です。さて答えはいかに。結論だけ言いますと、刺さらないそうです。もちろん、生まれた時からハリネズミの子どもにはハリが生えています。でも、生まれてすぐのハリは柔らかい毛で、たった一日で針のように硬くなるそう。どんなハリネズミの子どももお母さんを思いやって生まれてくるんですね。きっと、それは人間の子どもも同じでしょう。どんなに乱暴で困った人間も、最初はすべて例外なく、人を思いやって生まれてくるのです。
下のリンクから2021年8月22日まで、放送を読んだり、聞いたりできます。「ハリネズミのお母さんは、おなかの中の赤ちゃんの針が刺さって痛くないの？」
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