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新たなる勢力ミームコインとは?わかりやすく特徴と将来性を解説

暗号資産と一括りにしても様々な種類の通貨が発行されています。例えは、「ステーブルコイン」や「トーク」など。その中でも2021年を境に一気に注目を集めているのが「ミームコイン」です。イーロン・マスク氏のツイートにより価格が上昇し、一躍ブームへとなりました。

今回は、まだ触れたことない人や買ってみようと考えている人のためにミームとはどのようなものなのか特徴を解説していきます。

最後まで読めばミームコインの概要を理解し、新たな投資のチャンスを広げることができるでしょう。

ミームコインとは?


まずミームコインの「ミーム」とは、インターネット上で広がったネタや画像などジョークを指す言葉です。ミームコインはSNSなどで流行ったり、話題になったりしているものをモチーフに作られた「ネタ的な意味合いのあるコイン」とされています。ネタコインと揶揄されているミームコインですから、登場した当時は他の暗号資産と比べて取引量も少なく注目度は高くありませんでした。

ところがイーロン・マスクが、ミームコインについて度々ツイートすることで次第に注目を集めて価格が上昇。インターネット上では権威者の発言は影響力を持ち、かつ拡散されるため話題を巻き起こしたわけですね。

トレンドに敏感な人や好奇心旺盛な人が面白がって飛びついていったことでしょう。現段階では、ちょっとしたお祭り的なノリで参加する人も多く利用するには見極めていくことが重要です。次からミームコインの特徴を見ていきましょう。

ミームコインの特徴3つ



主なミームコインの特徴は以下の3つです。
1.現段階では実用性は低い
2.安定性はない
3.発行に上限がないものがある

1.現段階では実用性は低い

ミームコインは現段階では実用性が低いコインです。ネタコインと呼ばれていますから、ミームコインにはビットコインやイーサリアムと違って機能性が高くない特徴があります。つまり一般的な投資家が利用する価値は薄いと言えるでしょう。

では、ミームコインは何に使われるかと言えば、コミュニティ内で利用されます。インターネットが普及し、SNSで自分と同じ価値観や趣味を持つ人と繋がりやすくなりました。

そのため、様々な共感の目的を持つ人が集まるコミュニティが設立されるようになったのです。そして、コミュニティ内で利用できる通貨として開発され出したのがミームコイン。ですから、今は他の暗号資産と違って実用性や機能面は低いと言えるでしょう。

2.安定性はない

ミームコインは価値が薄いコインですから、必然的にボラティリティが高くなりがち。SNS内で影響力がある人の発言によって価格が左右されたり、コミュニティの成長によって価値が変動したりするからです。

実際にイーロン・マスクのツイートにより、ドージコインの価格は急上昇しています。このようにボラティリティが高く安定していないため、ハイリスクハイリターンになりやすい特徴があるのです。それゆえに将来を見据えて投資をするコインとしては向いていと言えるでしょう。

3.発行に上限がないものがある

ミームコインの特徴の1つとして発行量の上限が決まっていないことです。仮想通貨で有名ところのビットコインでは上限が決まっています。上限が決まっていることで、市場に出回る通貨量が限られるため、価値が生まれやすくなります。

そのため、上限がないミームコインは付加価値が付きにくい背景もあるのです。その一方で、コミュニティ内の利便性を高めることに一役買ってくれる可能性はあるでしょう。

ミームコインはもともとコミュニティ内で利用することが目的の通貨です。コミュニティ内で利用できる通貨量が増えれば、制限を受けることなくサービスを活用していくことに繋がることでしょう。

主なミームコインの種類


ミームコインの種類を見ていきましょう。
ここでは有名なミームコインの種類を3つ紹介します。
1.ドージコイン
2.柴犬コイン
3.モナコイン

1つずつ確認してきましょう。

1.ドージコイン

ドージコインはイーロン・マスク氏のツイートにより、一気に注目を集めた通貨です。開発する際はビットコインをモデルとしているため、基本的な部分は似ています。特質する点として発行の上限がない事と決済スピードが早いこと。

ドージコインは無限に発行できるために需要が増えても希少性が高まることがない特徴があります。また、ビットコインよりは決済のスピードが早く、処理の時間が1分で完了します。ビットコインが処理に10分かかることを考えるとメリットの1つと言えるでしょう。

2.柴犬コイン

柴犬コインはその名の通り「柴犬」をモデルとしたネタ的な要素が強いコインです。もともとはドージコインの影響を受けて開発されました。ただドージコインはビットコインをモチーフにして作られましたが、柴犬はイーサリアムブロックチェーンを活用して開発されているため、機能面は多岐にわたります。

例えば、スマートコントラクト機能やメタバースなど。柴犬コインならではのエコシステムが進められているのです。そのため、分散型取引所でとして利用できる「ShibaSwap」や独自のステーブルコインの開発をしています。こうした機能性を備えていることで、ミームコインの中でも将来性があると期待を集めているのが柴犬コインでもあるのです。

3.モナコイン

モナコインは日本で誕生したミームコインの1つです。日本の掲示板で有名なアスキーアートのキャラ「モナー」をモデルにしています。投げ銭の機能があり、ツイキャスやニコニコ動画に利用できる特徴があります。また、一部ではありますが秋葉原の店舗で決済に使うことも可能。このようにネットをよく利用する日本人にとっては馴染みやすいコインでもあるのです。

そして、モナコインの最大の特徴の1つとして「Segwit」をいち早く導入していること。

※Segwitとは、一度にたくさんのデータや情報を処理できるシステム。
暗号資産で基盤を築いてきたビットコインよりも早い導入に注目を集めました。

ミームコインの将来性はあるのか

ミームコインはネタコインと言われることもあり、他の通貨に比べて機能面での実用性が低いのが現状です。もちろん、中には開発努力を怠らずに機能面に優れたものもありますが、まだミームコイン自体に価値を生み出す力は薄いと言えるでしょう。

そのため、影響力のある存在の発言やコミュニティの活動などに価格が左右されて投機的な感覚はぬぐえません。

SNSなどで変わったモノが好きな人達の一次的なブームに牽引されてトレンドを作るような祭り的な盛り上がりも起こるので投資をするには見極めが大切。ブームは長く続くものではなく、次から次へとやってくるものですからね。

これまでに、様々な暗号資産が誕生しています。今後はミームコインならではの機能や可能性を示すことができれば利用者も増えていくことはあると言えるでしょう。


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