競馬トレーディングカードって知ってます? サラブレッドカードの解説 (サラブレ①)

始めに 競馬トレーディングカードという文化を残すために

皆さん、初めまして。
「カードショップ うるま屋」運営しているurukeと言います。私はBASEにてネットショップをやっているんですが、そこでは主に競馬のトレーディングカードを取り扱っています。

この競馬トレーディングカード、いくつか種類があるんですがだいたいが1990年代に発売されたもので、ネットにも情報がほとんど無いのが現状なんですね。
私も自分のお店で販売を行っていますが、分からない事は未だに多いです。カードリストすらよく分かってない商品も多いですし。それはどうなんだって話ですけど。

それで、これでは新しく競馬のカードのコレクションを始めたいと思っても参入障壁がものすごく高くなってるんじゃないかと思ったんです。特に最近はウマ娘効果などもあって、新しく競馬を見始める方も多いですし。
まぁ、私もその口なんですけど。

なので、これからこのnoteで私の知ってる競馬カードについてのあれこれを書いていきたいと思います。私のように、興味を持ったけど情報が無さすぎて右も左も分からない迷える子羊の参考に少しでもなれたら幸いです。

そして、競馬トレーディングカードという文化を後世に残す一翼を担えたらと思います。私一人が出来る事は少ないですが、それでもまたブームの再燃が訪れる事を夢見て。
一応、今現在も「ホースレーシング」という競馬トレーディングカードは発売されているんですけど。やっぱりもっと盛り上がってほしいです。

ちなみに、これから紹介していく競馬のカードは当店で販売も行っています。なんだったら買取も行ってます。もし興味が湧いたら、当店にも遊びに来てください。気になった商品の画像を見に来てくれるだけでも全然良いです。ノーマルカード含め、手元にあるカードの画像は全てアップロードしてますので、データベースとしてもそこそこ使えると思います。

はい、宣伝です。ショップサイトの左側にカテゴリ欄がありますので、そこから商品事に絞り込みも出来ます。よろしかったら覗いてみてください。

※上記にも書いた通り、私自身もあやふやな部分や間違ってる情報などがあるかもしれないです。その際はご指摘して頂けるとありがたいです。なんせ、私が生まれるよりも前の商品になりますので。当時、実際に集めていた人達の知識量には敵わないです。これから頑張っていきますので、よろしくお願いします。

それではまず、競馬トレーディングカードの原点(間違ってたらすいません)にして頂点、サラブレッドカードについてお話していきます。

サラブレッドカードについて

サラブレッドカードとは、バンダイから1996年に発売された初めての競馬トレーディングカードです。カードサイズは63.5mm × 89mmで、スポーツカード共通のサイズ。
※実はこのサイズ、ポケモンカード等の一般的なカードゲームより少しだけ大きいサイズです。(ポケカのサイズは63mm × 88mm)一般的に売れらてるカード用のスリーブも、この大きさを基本に作られてるので購入する時は注意が必要です。カードがスリーブに入らない、なんて事が無いようにサイズは確認しましょう。私も最初は間違えました。

ナンバリングとして1995年から2001年まで、一年に上半期と下半期両バージョンが発売され、計13シリーズが存在します。(例:サラブレッドカード1996年上半期、サラブレッドカード1996年下半期)
尚、最初に発売された「サラブレッドカード1995年」だけ上半期と下半期の両バージョンは発売されておらず、一年で一つのバージョンのみの発売となってます。

封入されているカードは大きく分けてノーマルカードとインサートカード(いわゆるレアカード)の二種類。
カードデザインは基本的に全て同じで、表面には競走馬や騎手の写真、裏面にはその競走馬や騎手、レースの解説やコメントが書かれています。情報量はかなり多いので、何気なくカードを眺めてるだけでも競馬にかなり詳しくなるでしょう。

サラブレッドカード2001年下半期 No.117 ナリタブライアン:第44回阪神大賞典 表面
このカードを選んだ理由は私が一番好きなレースだからです
続いて裏面。レース展開だけでなく、そのレースに至るまでの過程も説明されています。

ノーマルカードはまず、その期間中に重賞を勝利した競走馬が収録されています。馬一頭につき一枚ではなく重賞レース事に収録されますので、何度も重賞を勝った馬は何枚も収録されてる事になります。ちなみに最初のシリーズでは中央の重賞だけの収録ですが、後のシリーズでは地方のG1勝利馬や重賞勝利馬も収録されています。

サラブレッドカード2001年下半期 No.72 ノボジャック:第35回東京盃

そしてその後、色々なテーマにタイトルに沿った競走馬や騎手が収録されていきます。例えばその年の日本ダービーや有馬記念に出走した馬や種牡馬入りした馬、JRA賞受賞馬や獲得賞金の上位馬など。また、活躍した騎手やその年にデビューした騎手なども収録されていたりします。このテーマやタイトルはバック事に異なってきます。そういった各パック事のテーマの違いを見比べてみるのも楽しいかもしれません。なのでノーマルカードの種類も100枚~250枚と、各パックによってかなりバラつきがあります。

サラブレッドカード1997年下半期 No.123 ミホノブルボンvsライスシャワー
ライバル対決に照準を当てた2頭のカードなんかもあります。

インサートカードにも各パックに様々なテーマがあります。そしてインサートカードの特徴として、テーマ事にカードのデザインや加工が変わってきます。なので同じパックから全然デザインの違うインサートカードが出てきたりもします特に後半の弾になるにつれ、インサートののテーマの種類も増えていくのでその傾向はより顕著になるでしょう。

サラブレッドカード2000年下半期 S4 スペシャルウィーク:第120回天皇賞(春)
サラブレッドカード2000年下半期 G10 メジロパーマー:第37回有馬記念
上記の二枚は同じパックに封入されているインサートカードです。

そして、サラブレッドカードには各パックに抽選応募の当選者限定のカードも存在しています。応募方法もパック事に違えば、貰えるカードも通常のカードに特別な加工が入ってるものから新しく作られた限定カードまで様々です。一つ言えることは、そのどれもが流通枚数が少なく貴重だということですね。私も全然持ってないです。欲しいです。

サラブレッドカード1995年 M-10 オグリキャップ(金箔サイン付)
通常バージョンはパックに封入されており、サイン付は抽選で当たった人のみ貰えます。

競馬トレーディングカードは色々なシリーズが発売されましたが、このサラブレッドカードが一番発行枚数も多いでしょう。なので競馬トレーディングカードのコレクションを始めようとしたら、一番最初に手にするシリーズになると思います。カードの作りも良く、値段も手頃な物が多いので私的にも入門のシリーズとしてお勧めです。

最後に

サラブレッドカードの解説はこんな感じでしょうか。次回からは、サラブレッドカードの各パックの解説をしていきたいと思います。まずは「サラブレッドカード1995年」から。今回は簡単な説明になりましたが、次回からは各パック事の特徴を細かく解説していきますので、楽しみにしてもらえると幸いです。

それではまた、次回もよろしくお願いします。


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