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写真詩集

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その時の気持ちを写真と言葉で。いつか一冊に出来たらいいな。
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2014年4月の記事一覧

あなたが落ち込んでどうするの
私が開き直ってどうするの
逆じゃないの
おかしな、私達

深い悲しみもない
不思議と悲しすぎるほどではない
この空に、目の前の海に
全ての気持ちを溶かしてしまえ
残るのは不甲斐ない気持ちと
言えなかった言葉でいい
あとは全部なかったことにしよう
素敵な夢を見ていたの

何もかも私の勘違いだったし
私は最後まで鈍感だったと思うと
本当に不甲斐ないや

何の音沙汰もない日々が続いて
本当に会えるのかさえ疑う
いま私達を繋いでいるものは
お互いを想った信頼だと思う

綺麗なことを思い出したり
こんなことしたいって考えたり
紛れもなくそれは
本気で想ってるからなの
その伝えなきゃって想いだけで
なんとか日々を繋ぎとめている

寝ても覚めても
何も変わっていなくて
布団から起き上がるのすら
億劫な雨の日
ふわふわ ふらふら
海月のように 息をする

何でもいいんです
ひとつだけ
優しく説明してくれませんか
でないと
私も溺れていきます

私の物語は
ひとりでは成り立たない
誰の物語もそうでしょうけれど
笑って 泣いて 萎れて 立ち上がって
それでも息をする
私の物語とは

病んでる とか
病んでない とかじゃないの
光のない深海にいるの
宇宙服のない宇宙にいるの

訳が分からなくて
温かい電車で昼間から眠った
色々と いっぱいいっぱい
感情が透けて見えればいいのに

ちょっと気持ちが落ち着かない時も
るんるんした晴れの日も
誰かと笑っていけたら
そんな1日を 幸せと呼ぼう