運営を続けるためのモチベーション向上のきっかけ

はじめまして、Uruと申します。
普段はポケモン剣盾のシングルバトル対戦をメインに取り組んでいます。
また招待制の上位勢対戦企画「Frontier」の主催・運営を行っています。
今回は上記の対戦企画を1年と少し続けてきて得た知見の中から、主催および運営のモチベーション維持、向上に絞ってお話しようと思います。

・これからコミュニティ大会を企画したい人
・誰かが主催するコミュニティ大会に運営として参加している人

が参考になる内容を意識して書きます。
僕は配信等の技術が乏しいため、どうしても概念的な話が多くなってしまいますがご容赦ください。
ではよろしくお願いします。


この記事を書く経緯を説明しそびれました。
この度、Tonamelのさとけんさんが発案された、こみゅリポAdvent Calendar 2021という企画に参加しています!
こちらの企画では12月の間、コミュニティ大会の運営や企画をしている人たちが、運営のノウハウや心がけていること、面白い技術等を日替わりで発信しています。
僕のほかにも様々な方が記事を書いているので、下記のリンクに是非一度アクセスしてみてください!

https://adventar.org/calendars/6516

目次


0.大会運営にモチベーションは何故必要なのか?

 当たり前の話ですが、コミュニティ大会は基本的に主催となる人間が「やりたい!」と思わない限り開催されません。そこに義務はありません。つまり言い方を悪くすると別にやらなくてもいいことなのです。どれだけ数多のプレイヤーに開催を熱望されようが、脅されようが(そんなことない)、主催本人に開催モチベーションが無ければやる必要はありません。つまり正確には、大会運営にモチベーションが必要なのではなくモチベーションがないとそもそも大会が開かれないってことです。ですが一度始めた大会、最初はモチベーションMAXで始めたけど続けていくうちに嫌なことも増えてきてモチベーションが落ちてきた…。なんてことも多いと思います。今回はそんな方に向けて開催した後のモチベーション維持、向上についての心構え、助言をしていこうと思います。

1.モチベーション・主催編

 先に絶対にやってはいけない事を書いておきます。
「数字や実績をやりがいにする」
ことコミュニティ大会において、よっぽどな事がない限りこれは避けるべきだと考えます。自分もこれで一回失敗しています。

視聴者数や参加者数といった数字は上がった時はプラスに働きますが、下がった時はマイナスに働く諸刃の剣です。しかも、下がった時のマイナスの方がモチベーションに与える影響は大きくなります。「もしかしてこの大会は需要がないんじゃないか」「ブームが去ったんじゃないか、開くメリットはないんじゃないか」と迷走してしまうきっかけにもなります。

ですが、大会の成功を語るうえで数字や実績は一つの要素にすぎません。これは他のこみゅリポの記事でも書かれていますが、数字に表れなくても需要がある大会はたくさんありますし、そもそも誰かが面と向かってこの大会は需要がないなんて言ってるわけではありません。僕たち主催は数字や実績を向上させる努力をする必要はありますが、その結果の全責任を負う必要はないんです。

では、主催がモチベーションを高く保つためにはどうしたらいいでしょうか。色んな主催が色んな考え方を持っていると思いますが、僕は「やりたいことだけやる」を大事にすることだと思います。

別に会社みたいにお金を貰ってやっているわけではありません。自分の自由な時間を使ってやっているわけです。あーするべきとか、こーあるべきとか周りの声は聴く必要なんか本来ないんです。やりたいことやったらいいんです。これに尽きると思っています。

既に主催を経験している方は今運営していて抱いている感情を思い返してみてください。「やりたくないけど○○だからやらなくちゃ」とか「○○やるの嫌だな~」とか。あると思います。それって本当にやる必要があるんでしょうか?それによってモチベーションが下がり大会を良くしようとか、もっとこういう取り組みがしたい!とか言った感情が削がれてしまっているとしたら、やる必要がない可能性を考えたことはあるでしょうか?

「やりたいことだけやる」と聞くと、凄い良いとこ取りで理想論のように聞こえますが、実際他人の目を気にしてると良いものは出来ません。
八方美人は一見優しく見えますが、その実他人に与える影響は少なく他人に取って必要な存在ではなかったりします。本来は自分がやりたいように振舞ってその結果他人に良い影響を与える状態を目指すべきって誰かが言っていました。

人は前を向いている時ほど良いアイデアが浮かんできます。今モチベーションが落ちてきて大会主催に影響が出ている方、モチベーションの低下が原因で大会を畳もうとしている方は「やりたいことだけやる」を参考に、一度自分が大会を始めたきっかけと向き合ったうえで、行っていることの棚卸しを行ってみるといいと思います。自分が本当にやりたいことが見えてきて楽しいですよ。

2.モチベーション・運営編


 主催は基本的に発起人のためやりたいことがあって大会運営をスタートしますが、運営は主催から誘われたケースが多いので動機が薄いことが多いです。基本的には主催や他の運営と共に話し合いを行い、自分の役割が与えられて役割をこなすことになると思います。

となるとここでも出てくるのが「やりたいことをやる」という考え方。与えられた仕事をこなすだけでは誰でもできるんじゃね?と考えがちです。ここで大事なことは、「大会運営を通して自分が実現したいことを意識する」ことだと思っています。

例えば、元から行動心理学を学びたいと思っていた人がTwitter運用の役割に就いたり、解説に就いた人がこれを機に舌足らずなところを直してボキャブラリーを増やそう!と考えたり。ただ役割をこなすのではなく、大会運営を自己の成長捉えてみると、大会運営を行うことが目的ではなく、自己成長の一貫で大会運営を行うという考え方に変わると思います。自分の自由な時間を使っているんです。どうせならできるだけ有意義に使いたいじゃないですか。

自分が何をしたくて運営に入ったのか。この運営を通してどんなことを経験したいのか。将来的に何がやりたいのか。この三点を意識してみると、自分が本当にやりたいことが見えてくるはずです。先述の通り、自分がやりたいことを行ったうえで回りに良い影響を与えることが最高の状態です。自分がやりたいことをやった結果大会クオリティが向上し大会が盛り上がる状況を目指してみてはどうでしょうか。

3.モチベーション・主催番外編

こっからは半分雑談です。 
 主催は運営を育てることが出来ます。運営経験を通して主催たる人間が育ち、次の主催がまた次の運営を育てる。こうやって運営および主催が増えることが界隈全体の大会文化の発展につながります。

その際意識したいのは「一人一人に合わせた向き合い方」です。
ここら辺になってくるともう大会運営以前に集団においての基本の考え方ですが、運営に参加している人たちがそれぞれが違う性格で、目標も違って、モチベーションも差があります。これに全員に対して同じ接し方をしてしまうと結果としてうまくいきません。全員で足並みを揃えるよりは、それぞれの歩幅に合わせた接し方を学ぶ必要があります。

なので最近は主催するならビジネス本とか、自己啓発本とか、色々読んで勉強してもいいのかな~なんて考えたりしています。個人的にマネジメント力が上がることは人生的にプラスでしかないですしね。主催やってて思うのは会社と同じようで、でもちゃんと違うようで。でも人生経験値は間違いなく上がると思います。雑談でした。

最後に

 大分感覚的な話になってしまいました。今回書いた内容は、考えてみれば当たり前のことばかりですが、日々の運営業務の中で忘れ去られがちな部分でもあります。この記事を読んでもらう事で、ちょっとでも思い出してもらえたらいいなと思います。
また、これから大会運営を行ってみたいと思っている方。もちろんつらいこともありますが、基本的にやったらやっただけ人として成長できます。なにより楽しいことも多いです。わからないことがあればすでに大会運営を行っている人に直接聞きに行きましょう。大会運営を行っている人は基本的に話したがりが多いです。少なくとも僕の知り合いの主催はみんな話したがりです。win-winです。僕でもかまいません。@uru_menまでDM飛ばしてください。

明日18日はcawata-キャワタ-さんがコミュニティの経験談を話してくださるみたいです。僕も読もうと思います。それでは!


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