Manfrotto MVH500Aのpush-to化(4)

垂直回転軸のブラケットを作る

この部分は少し難しい。まず、ブラケットを取り付けられそうなネジ穴がないので、これを作る必要がある。ここしかなさそうな場所にM3用の下穴(φ2.5mm)を開けた(※三脚ヘッド部を分解してから)。曲面に2つの穴を平行になるように開けたいのだが、手に持ったドリルでは滑ってしまいどうも上手くいかない。案の定、穴は大きくなり、平行にはなっていないようだ。

以前タップを折ってしまって手元になかったので、横着をしてネジでネジ山を切ってみた。この2つの穴はドリルがぶれてゆるかったため、簡単にネジが進んで行き成功。

ネジでネジ山を作ってはいけない

これで調子に乗ってしまい、以前に別の目的(水平軸目盛の針用)で別の場所に開けていたもうひとつの穴も同じようにやってみた。しかしこちらはこの2つの穴よりきつく(というよりこちらが正常)、無理に回したらネジがねじ切れて穴が塞がってしまった。ネジ山をネジで作ってはいけないことを知る。

だいたいの当たりをつける

こんな感じのブラケットを、という確認。手前のネジ穴はゆるくて危うい。まあ、最終的には接着剤で補強すればよいか。

こんな感じで、ストローは20mm。ウィルコのカタログによると、20mmのスペーサはネジ部が6mm。それではネジがはみ出て回転部に干渉するので、2-3mmかさ上げしなければならない。ならばスペーサは17.5mmか。BRU-317.5Sを選択。

スペーサ到着

スペーサが届いたので取り付けてみた。ネジ部はナットでかさ上げ。かなり盛大に平行になっていない。プレート部分はアクリルをやめ、アルミで作って曲げることにする。

1mm厚のアルミ板を切って穴を開け、プレートを作成。軸の穴が盛大にずれているが回転には影響せず、見えなくなる場所なのでよしとする。それにしても、せっかくの綺麗な化粧リングが台無しのデザインではある。

エンコーダのベースは両面テープでプレートに接着し、エンコーダを取り付けて垂直軸は完成。