アルカスイス互換パノラマ回転台にエンコーダを組み込む

SunwayfotoのDDP-64Mの中古が手に入ったので、これにエンコーダを組込んでみた。

側面の上側のクランプを緩め,下側のクランプを締めておくと,上部の回転台だけが回転する。この状態で底部のネジ(いたずら防止ねじ。ここに必要?)を外す。

上部の回転台(写真では上下逆さまなので底部)を回すと内部のリング部分(4つのねじ穴がある部分)は回転せず,底部の円板(中央に回転軸がある部分)が回転する。この回転軸は1枚目写真に見えている3/8”ねじの裏側なので,このねじを外してスペーサーねじをねじ込めば,エンコーダが受ける回転軸ができるだろう。

ところが,この3/8”ねじ,外そうとしても底部円板が回転してなかなか取り外せない。また、インチねじだろうから,あうスペーサーねじを入手するのも面倒そう。諦めて底部円盤の上にさらに円板(t=6, φ42)+スペーサーねじ(L=28, M3, 軸部分はφ6)を取り付けることにした。以下,円板はすべてはざいやさん。はざいやさんの自動見積もり,新しくなって円板ものの図面作成・注文が格段にやりやすくなっていた。

回転軸がずれないように厚紙のガイドを入れ、

両面テープで接着。

エンコーダを取り付けるための円板で蓋をする。固定用のねじは内部のリングのねじ穴を利用。他にエンコーダの厚みを逃げるためのスペーサーねじ(L=25, M3)を取り付け。真ん中の穴は注文するのを忘れていてあとで開けた。この径のドリルがなく,ガタガタ。

ところが,これだと回転しない。どこかを締め付けてブレーキをかけてしまっている。どうやら,内部のリングから最外縁のところまで三段になっているのがミソらしい。この円板だと,最外縁に押し当ててしまっているので,回転しない。回転させるには,内部のリングに押し当てて固定しなければならない。追加のリングを作ってもらうのも面倒なので,厚紙貼り合わせでちょうどいい厚さの円板を作って挟むと,よい感じで回転した。

エンコーダはCUI AMT-103V。分解能はディップスイッチで最高の2048に設定(デフォルトのまま)。この4倍,8192/360°が実際の分解能となるので,充分。

エンコーダのマニュアル通りにエンコーダを設置。両面テープで。

コネクタを繋いでから蓋をする。こちらにも段差があり、そのままでは固定が心許ないので,円板を挟む。こちらの円板も中央の穴を注文するのを忘れていた。

これで完成。

ケーブル類はMVH-500Aへのエンコーダ組み込み時と同じ。

動作確認

SkySafariの設定はMVH-500Aの場合と同じ